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2009年6月7日

日本初フライト

雨続きの毎日に、神様のプレゼントのような快晴!
まったく予期してなかった事が次々と前向きな方向に重なり、今日はじめて日本でテイクオフすることができました。何年も絶対無理だと思ってた事が現実になるなんて。もう感動なんてもんじゃありません。ていうか信じられない。

これも関係者の皆様とのご縁がなければあり得なかった事だと思います。ほんとうに大勢の人に助けて貰いました。なんと感謝して良いか分かりません。

もちろん機内ではアメリカの時と同じ通り頭真っ白で緊張のあまり汗ダラダラで。。。どー考えても楽しむというよりは修行?しかしそれでも体験したいと願うこのマゾな気持ちって何なんでしょう。

パッセンジャーの方にしんどい思いをさせてしまったなど悔やまれることも多々ありましたが、フライトの出来はともかくとして、久々に気持ちよい幸福感に包まれています。

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2009年6月5日

隠された醍醐味?

毎度ボロが出まくりです。
METARがなんとか読めるようになったと喜んでいたら、渡されたのがプロッタと計算盤とナビログ用紙。えーと、これは。。。。?

いやー全くもって使い方が思い出せません。宿題忘れた小学生よろしく遠い目をしていたら、またもや使えない奴だという事がバレてしまいました。帰ってから埃をかぶった計算盤をひっぱり出してみるも、もはや説明書に書いてある意味すら分からない。ショックでつ。orz

うすうす気づいてはいたんですけど、小型機とはいえ地上で準備したり調べたりする時間のほうが圧倒的に多いですよね。いままでヒコーキは飛んでこそ華だと思っていましたが、実はたぶん地上での地味な準備こそが隠された醍醐味なのではないかという気がしてきました。真偽のほどは今度センセイに聞いてみようっと。

気の毒なエールフランス機の続報が入ってきてますが、報道がはしょりすぎで私には意味が分かりません。たぶん記事書いてる人も困ってるんだろうなあ。最初は落雷がって言ってたのに、今は乱気流での速度がとか言ってますね。私にはなんとも。。。

旅客機乗る人は多いですから、自分は墜落関係ないと言い切れる人はなかなかいないと思います。一度乗ってしまったら乗客は命預けるしかないので。
バイクとかだと精神的に調子が悪い時に事故の危険性が増すのは経験的に知ってるのでわざと乗るのを控えたりできるんですが、同じように直感的な理由で海外渡航も控えたり出来るといいんですけどね。

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2009年6月4日

静岡空港に思うこと

よく考えたら今日が問題の静岡空港の開港だったようで。個人的には空港は嫌いじゃないので、静岡に新しい空港が出来て良かったねと言いたい所なんですが、地元の方々の反対の仕方を見ていると、さすがに進め方がまずかったのでは。。。と感じます。

立ち木問題で知事の辞職と引き換えに開港にこぎつけたという話は有名ですが、その裏で抗議のために焼身自殺までしてる人がいるというのは異様な事態です。どちらの言い分が是か非かは私には分かりませんが、とにかくここまで相手を怒らせる事が出来たという事実がすごい。

たぶん地元の人々の事をほとんど考えてなかったのじゃないかな。そうなると空港なんて一部のビジネスマンや海外旅行に行くような人々にしかメリットはないわけで、大多数の人にとっては税金の無駄遣いに見えたとしても不思議ではありません。

ただ、空港で子供たちがデッキに張り付いて喜んでいるのを見ると、空港って本来は夢がある場所でそれ自体が絶対悪だとは思いません。だけどそのためにはまず、富裕層ではなく一般の人々の合意がなければ意味がないのでは。アメリカは国をあげてその辺をうまくやってるのですが、日本はそういう解決策が視野に入っていない気がします。

そもそも、構想から20年も時間があったのなら、空港の用途や環境問題も含めた双方の話し合いの舵取り次第で、新空港を活用しようという前向きな機運を形成をすることだって出来たはずなのに。つっても本当のところは建設工事をすること自体が県の目的だったように思われますが。
ヒトゴトではないような雰囲気で、ちょっと複雑な心境です。

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ヤル気でました

念願の日本のメディカルがやっと届きました!初回だったのでドキドキでしたが、とりあえず適格という事が分かったし、怖いことも書いて無かったので安心しました。ほっ。

これがあるからって別に人生変わるわけじゃないんですが、とりあえず今日から一年間は、気分的に空の近くにいられる気がします。ていうかそれだけで満足です。だってこの2年間ずっと訓練のこととかから完全に離れていたわけだから。

2年もぼーっとしてると、ほんといろんな事がダメになります。元々かなりギリギリだったのがさらにダメになるわけですから、目もあてられないのは間違いない。。。(おい)

ただ、アメリカいた時のほうがあれこれ慣れてはいたかもしれませんが、モチベーションは今のほうが高い気がします。リスクや制約が明らかになってもスイッチが消えない方向にはきっと何かがあると思う。もしかしたら、自信よりもヤル気のほうが大事だったのかも。

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2009年6月2日

ヒヤリ・ハット

昨晩、大西洋上で行方を絶ったエールフランス機のことが気がかり。落雷とか炎上とか囁かれているけどもし本当なら積乱雲の近くを飛んだという事でしょうか。旅客機はそういうアブナイ雲をよけて飛ぶって聞いたんだけど、避け切れなかったのかなあ。

こういうデカイ事件って唐突に起こるから怖いって思うかも知れませんが、実は関係者にはピンと来る事があったりするはずです。どんな事であっても大きな事件の前にはいくつか小さな予兆が見られます。事故った経験のあるライダーなら、後になってから事故の前に何度かヒヤリとした経験があった事を思い出したりするものです。

オイラの人生最大の事故は、ボツワナを走ってたとき道端のレンガにヒットして大転倒したことです。10メートルくらい滑ったかな。それまでのバイク人生、完全に事故ゼロでやってきたので、大変ショックでした。もちろん即入院で、退院後も2ヶ月動けなかった記憶があります。

しかし実は、その2日前にやはり巡航中に道端のこぶし大の石ころに乗り上げてバランスを崩し、転倒しそうになって冷や汗かいていたりしたんです。原因は、障害物が前方車両の陰になって見えなかったこと。だから、「巡航中は車間を取らないと危ないなあ」って思ったはずなのに、忘れていたんですね。

さらに思い出すと、ちょうどその頃は諸事情により旅が心から楽しめなくなってきて、はやく旅を切り上げて帰国したいと考えていた時期でもありました。たとえば失恋直後にクルマで事故を起こす人がいるように、気持ちが消極的になっていると、なぜか続いて起こる出来事もネガティブなものになりやすい。そもそもバイクに乗ること自体が要注意な時期だったとも言えます。

まあ、ひとの気分が事故に繋がることに関する因果関係は証明できないにせよ、大事故の前にこういった予兆的なサインが見られる事は統計的に知られており、ハインリッヒの法則と呼ばれています。(日本ではヒヤリ・ハットの法則とも)

そんなわけで、一見偶然のように思える小さな違和感や直感をなるべく無視しないようにしたいものです。エールフランス機の無事を祈りつつ。

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2009年6月1日

正論と結果オーライ

先日、「METAR読めるようになりましたぁ~っ」と意気込んで先生の所に行ったら、いきなり最初の質問に答えられなくて爆死した青山です。くそう、負けるもんか。

さて話は変わりますが、最近すこし正論至上主義に疑問を感じたので、正論と結果オーライの違いについて考えてみました。

たとえば外国でチンピラに囲まれ「金を出せ」と言われたら「お断りします。警察および大使館に通報します」というのが正論です。あるいは何か新しい事を始めようとする人に対して「安全を保証できる前例がないから許可できません」というのも正論だと思います。

ただ正論というのは確かに理屈は完璧に正しいのですが、欠点は、その通りにやったとしてプラスになるとは限らないことです。前者の場合はたぶん殺されて財布奪われるのがオチですし、後者の場合は失敗もない代わりに進歩発展することもないでしょう。

一方、結果オーライというのは少なくとも関係者がプラスでいられる状態に持っていける解ですから、上記とは全くアプローチが異なるように思います。前者の場合は、財布ごと相手に渡せば普通は命まではとられませんし、後者の場合は安全性を条件に許可を与えることで、過去に類を見ない進歩への可能性が拓けます。

正論が結論への最短距離であるのに対し、結果オーライに至る道は無限にあります。たとえ損をしても、リスクを冒しても、失敗しても、結果オーライにはなり得るので。
もちろんケースバイケースで正論が必要な場合もありますが、関係者が人間である以上、理屈だけ正しくても、誰の得にもならないのでは意味がないと思う今日このごろなのです。

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