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2013年12月28日

ホキ美術館すごい

国内唯一、写実画専門のホキ美術館

仕事おさめの翌日、突然思い立って千葉県のホキ美術館に行ってきました!

実はこの美術館、現代の写実画だけを専門に展示している珍しいミュージアムです。
写真と間違えてしまうほどリアルに描かれた絵画ばかり並んでいるという不思議空間、ぜひこの目で見てみたい!
というのも、私も趣味でお絵描き(らくがき?)をしていたのですが、ここ5年くらいはもうサッパリ何も描いてなくて。。。
すごい作品を見たら刺激になるかなあ?

しかし入館料1800円か。。。松屋のカレーが5回も食べられるな。。。などと貧乏臭い事を考えてはいけません。勇気出してエントランスへGO!

※当日であれば何度でも出入り自由なので、隣接する公園をぐるっと散策したあと、もう一度戻って美術館のカフェで一息、なんてことも可能です。内外で1日中遊べるので、意外とオトクかも。

超リアルですが写真ではなく絵です。
当然ながら館内は撮影禁止ですが、所蔵作品の一部がチラシになっていたので、3枚並べてみました。お暇な方は、クリックして拡大してみてください。

女性、鳥の巣、ロブスターと並んでおります。非常にリアルですが写真ではありません。すべて筆と絵の具でカンバスに描かれた絵画です。

しかも縮小した印刷物では、本物(巨大です)の迫力はとても伝えきれない事が判明。例えば右のロブスターの絵とか、カンバス上では光沢を表す部分だけ厚く絵の具が盛ってあって、その陰影によってさらにリアリティが増すように作画されているのを目撃しました。チラシと見比べたけどそこまでは印刷されてない事に気付き衝撃を受ける私。
すごい、すごすぎる。

こんなディテール、さすがに画集なんかでも再現できないよね~(しょせんは4色の掛けあわせだし、救いようがない位に縮小されてるし)。本物の絵をみて初めて知った、写真を超えるほどにリアリティを追求した筆致。いままでクラシックな絵画とか見ても「ふ~ん」て感じでしたが、ここで初めて本物の絵画がもつ迫力の違いに衝撃を受けた青山です。

空中に突き出た展示室。建築も一見の価値あり
ちなみにホキ美術館は建築でも有名で、ご覧のとおり非常に斬新な外観です。なんと展示室の一部が空中に突き出しております(中にいると実感が湧かないけど、外から見てビックリ)。

館内は撮影禁止でも、建物の外観だったら撮り放題!なので、写真好きの方にもオススメできるおでかけスポットかも。

さらに、美術館のすぐ隣には広大な「昭和の森公園」が広がっており、散策まで楽しめるというナイスロケーションです。子供たちが遊ぶ原っぱやアスレチックだけでなく、山あり谷ありで自然がよく保全されています。

湿原や水鳥のいる池があるかと思ったら、九十九里浜を一望できる展望台まであり、全然退屈しません。広い公園ですが、1時間くらいかけて一周する価値アリです。うーん、2度美味しいぞホキ美術館。

というわけで感想。行ってよかった。(´ー`)
大いに刺激を受け、自分もまた絵を描いてみたくなりました。

以下、写実画鑑賞のおすすめポイント:
①写真のようにリアルな絵なので、アートに縁がない人でも理解できる。
②とても筆で描かれたとは思えない天才的な精緻さに感動できる。
③平面の絵なのに現実世界よりはるかに存在感を放っている不思議。

もし千葉が日帰り圏内だったら、ぜひ一度は訪れてほしい美術館です。絶対に目が覚めます。笑

隣接する昭和の森公園もオススメ

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2012年1月18日

身体メンテナンス読本

つい最近ですが、井本整体の弱った体がよみがえる人体力学という新刊をゲットしてびっくり。なんと骨格と筋肉の3Dイラストが、写真のモデルさんの体操の動きにあわせて載ってるのです。

リアル写真と人体解剖図がセットになっているお陰で、誰でも一目で意識すべき筋肉がピンポイントでわかるようになっています。スゴイ!
これぞデジタル技術の恩恵ですねー。

定価1200円のお求め安い本なんですが、内容的にはかなり手の込んだ一冊だと思います。なにしろ、膨大なモデルさんの写真を、骨格+筋肉のCGと一致させるという途方も無い作業をしているので。
言葉で説明したら何ページにもなってしまうような事が「一枚の画像でぱっと伝わる」というのがよく分かります。デザイン屋のはしくれとしても、かなり感銘を受けました。

あと、この本のコンセプトでもある「姿勢を10秒キープ!」して身体に効かせるというアプローチも、ハードルが低くて嬉しい~。(´ω`)
継続とか超苦手な三日ボーズちゃんでも、とりあえず10秒!って言われれば、なんかやってみようという気になるじゃないですか。

体操自体は初心者にも難しくないし、誰でもやってみればそれなりにスッキリする内容だと思います。
だけど、奥義を極めた人は、この体操を通じて弱った部位にピンポイントで刺激を与えることが出来るらしい!(要練習)

他にももうひとつ嬉しいのが、さまざまな症状について原因まで遡って図解入りで解説してあること。例えば肩こりの原因が、実は胃の疲労から来ているとか。。。。えええ~!? 肩こりなのになんで胃なの!?と思う私にも、これでもかという位解りやすく解剖イラスト入りで解説が載ってたりします。

この解説を見てると、肩こりになる手前の段階で、背骨の左側に濃いマークがあるんですが、実は私、ちょうどそこがわりと頻繁に痛くなる場所だったんですよ。。。。よくある背中の凝りだと思って放置プレイしてたんですが。

でもまさか、そこの凝りが肩こりと連動してるなんて全然思わなかった!てことは、いくら肩をもんでも、背中の凝りが取れなければ。。。さらにいうと、根本の原因である胃の疲労が回復しなければ。。。何をやっても対処療法にしかならないって事だったのね。

うーん、これぞまさに読むクスリだよなー。しばらく常備薬としてデスクまわりに常駐させとこう。

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2012年1月12日

スタバLOVEプロジェクト



ロシア(オムスク)の友達ナイルが紹介してくれた、ちょっと素敵な動画です。(4分)
なんと世界各国で同時に「All You Need is Love」を歌うプロジェクトがあったらしい。

主催はスタバで、アフリカのエイズへの関心を高めるのが目的だそうです。
実施されたのは2009年12月7日の1:30GMT時。
156ヶ国の人々が同時に歌った映像を繋ぎ合わせてあるんだけど、それぞれのお国柄がにじみ出ていて、とっても微笑ましい。それぞれの映像が時差によって昼だったり夜だったりするのも面白いですね。

画面右下にご注目!それぞれの国名が表示されてます。
日本も出てきますよ~。探してみてくださいね。

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2012年1月6日

ナショナルトラスト運動

ビッグイシューっていう雑誌が好きで、創刊号の頃から知ってます。
ずっとフォローしてるわけじゃないけど、たまーに駅前で販売員さんを見かけるとつい買っちゃうんですよね。

第182号の特集は「ナショナル・トラスト法を提案する」で、何のこっちゃ?と思って読んだら面白かった。

ナショナルトラスト運動というのは、ひらたくいうと、乱開発から自然を保護するために、市民や団体が土地を買い上げて自然状態を回復・維持することです。

イギリスが発祥の地で、現在は日本でも少なからずトラスト地があるらしい。そのほんの一部が今回の特集で紹介されていたのだけど、ほんの3例にもかかわらず、思いのほか多種多様な生態系が(行政ではなく)市民の手によって守られて来たんだなぁと、ちょっとびっくりしました。

言うまでもなく、利益に対する人間の欲がある限り、森林の伐採や河川の埋め立ては際限なく続くでしょう。企業にしてみれば、経済的な利益を追い求めるのは当然の姿勢ですし、私達の価値観もそれでOKだという事になってます。

だけどトラスト運動の面白いのは、目先の金銭的な利益を良しとするのではなく、多様性のある生態系を残すことによる利益のほうに価値があると考えるところです。利益は利益だけど、お金じゃない。これからの時代、スタンダードになりつつある新しい価値観じゃないかな~。

お隣の韓国ではさらに進んでいて、2000年に国がナショナル・トラスト法を制定したとのこと。この分野では日本はまだまだ遅れていて、今の日本の法律だと、トラスト地にまで取得税や固定資産税がかかってくるらしい。

トラスト地なんて収入源にはほど遠い存在なのに、そこに税金がかかるなんて。

そして日本では国が強制的に土地収用できるため、高尾山のトラスト地はトンネル工事の対象になってしまった。。。。って、近所の話なのに全然知らなかった。

この記事で個人的に興味をひいたのが、静岡県の柿田川湧水群のトラスト運動。国道一号線のすぐ隣にあって、ツーリングの帰り道なんかに、よく柿田川湧水の公園で一休みしたのを思い出しました。これがまた、すごーくキレイな湧き水なんですよ。

そうかぁ、あの素晴らしい湧水も開発で消え去っていたかも知れないのに、市民活動で守られてきたから今の形で残ってるんですね。感謝しないと。

そんなわけで、私もナショナル・トラスト法に一票!

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2011年11月19日

奇跡の脳

記念すべき11:11:11デーに見舞われた謎のハライタ。
「いや~、お腹を寝違えるなんて珍しい事もあるもんだなー。ははは」

。。。という希望的観測で片付くわけもなく、3日ほど会社をお休みして療養に専念いたしました。井本整体の先生に診てもらい、お陰さまで快方に向かっております。

で、安静にしている間に読書しようと、たまたま評判を知って注文した奇跡の脳 (My Stroke of Insight)という本を読んで衝撃受けました。面白い。2回くらい一気に読んだかなー。

脳科学の書籍としてはかなり異色な一冊ですが、それもそのはず、現役の脳科学者が脳卒中で倒れてから完全に復帰するまでの8年間の道のりを描いた実話なのです。

アメリカの脳科学者であるジル・ボルト・テイラー博士は、脳内の先天性の奇形のせいで、ある朝、37歳という若さで脳卒中に襲われました。脳内の出血で左脳が持つ論理的な認知機能がどんどん失われていく中、残された右脳で知覚する世界は「宇宙とひとつになるような幸福感に溢れていた」という驚くべき証言をしています。さらに、

p133より:
「脳卒中の後、六ヶ月以内にもとに戻らなかったら、永遠に回復しないでしょう!」
耳にたこができるほど、お医者さんがこう口にするのを聞いてきました。でも、どうか、わたしを信じてください。これは本当じゃありません。


たとえどんな傷病を負ったとしても、細胞のひとつひとつが恒常性を保とうと休むことなく知性を働かせ、身体全体を治癒に向かわせていく神秘的な様子が、まるで間近で見てきたことのように綴られています。たとえ脳卒中でなくても、本気で病気を治したいと思う全ての人におすすめ。

そんなジル・ボルト・テイラー博士がTEDで講演した時の動画が公開されています。
本物の脳が左右にパカッと分かれる様子や、脳卒中が起きた朝の様子などをユーモアを交えながら解説していて非常に興味深いです。




思えばほんの3ヶ月ちょっと前に、父が脳卒中で倒れたばかり。初日はろれつが回らず会話が成り立たない状態でしたが、幸いなことに、その後の経過は非常に良好で、今は無事に社会復帰してます。脳の回復力って凄いなーと、傍から実感していた矢先、本書の内容は父の回復の過程とも重なっており、非常にリアルに感じられました。

そんな本書で博士が示唆しているのは、左脳と右脳をバランスよく使うことによって、人類がより高度な意識を持ちうる、という明るいメッセージです。

こんなひとときを過ごすなら、たまのハライタも悪くないかも知れません。(^_^;)

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2011年10月29日

FK12コメットお披露目会

最後に富士川滑空場に行ったのは、大陸横断に出発する直前の去年の6月。それ以来、なんと1年半以上もご無沙汰しておりました。

本当はずっと皆のことが気になってたので、タイラップさんから「富士川で自作飛行機のエンジンテストやるよ!」とお誘いが来たときは超嬉しかった!ありがと~う!

この自作飛行機「FK12コメット」はマリンアートさんが自分の工房でコツコツと組み立ててきたものです。最後に制作風景を拝見したのは去年の4月で、このときは機体の塗装に入る準備を進めている段階でした。あの時の真っ白な機体のイメージしか無かったので、いざ富士川に到着してみてビックリ!ななななんて美しい機体なんだ!!これ本当に自作ですか!?

私はメカの事は詳しくないけど、それが芸術的な作品かどうかは感覚的にわかります。美的センスだけでは作品は作れないし、技術だけあっても美しくは仕上がらない。両方が備わったときにはじめて顕現するのがアートだとすると、このFK12コメットは、まさにアートの領域に達しています

マリンアートさんは飛行機の本質である「飛ぶ」という機能を第一に考えて制作していたと思いますが、それと同じくらいエクステリアの仕上がりにも妥協しませんでした。例えば、深みある輝きを表現するために、お手軽なメタリック塗料を使うのではなく、先にシルバーを吹いてその上にクリアーな深紅を重ねたとのこと。この話だけでも大変な手間と情熱を注いだ事が伺えます。

どんな人が見ても、魂の込められた仕事には惹かれるものです。それは打算的な思惑とは相容れない高次な営みです。マリンアートさんの想いが結晶したFK12コメットはその最たるものだと思いました。BRAVO!!!

今回の目的はエンジンテストとタキシング。自作飛行機は、組み立てが終わったからといって直ぐにテイクオフできるわけではありません。

「地上でテストを重ねて、壊れるところはどんどん壊す。ひとつひとつ改良していったうえで、実際に飛ぶのは半年~1年後くらいかな?」とのこと。安全性にも妥協はなさそうです。

キットだけならお金で買えるかも知れませんが、実際に完成まで持って行ける人は僅かです。プラモのように全パーツが揃っている訳ではありませんから、自分で自作しなければならない部品も膨大らしい。まさに制作者の情熱が問われる「創造」の世界だといえます。

思えばこれまでも、息を呑むような美しさの自作機を間近で見る機会に恵まれてきました。東京フライングクラブの藤田さんが自宅の6畳間で制作したウルトラクルーザーはメタルの光沢をそのまま活かした秀逸な機体ですし、八谷さんのOpenSkyプロジェクトで制作されたM-02はメーヴェを意識したフォルムで、存在そのものが芸術的でした。そしてこのFK12コメットもまた。。。


この機体はご覧の通り尾輪式の複葉機ですから、操縦にはそれなりの練習が必要に違いありませんが、毎週欠かさずモーターグライダーで研鑽を積んできたマリンアートさんなら、きっと不屈の意思で空に舞うことでしょう。

ここのところ仕事と断捨離で内向きモードが続いてましたが、この情熱のカタマリを見てから自分も何か創りたい!って思いました。。。。こんなすごいのじゃなくていいから。。。笑

この機体についてもっと詳しく知りたい方は、タイラップさんの記事をどうぞ!

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2011年9月21日

ポーリュシカ・ポーレ

毎日ギュウギュウ詰めの満員電車で通勤していると、ときどきミーハ達と一緒にシベリアを渡ったときの事を思い出します。そんなある日、ふとポーリュシカ・ポーレが聴きたくなって、こんなエピソードを思い出しました。

去年の夏、ワゴンRの中で退屈をもてあましたミーハいわく、
「ナオコのiPodに入ってる音楽はぜんぜん駄目だ。僕の趣味じゃない!」
「悪かったわね。でも音楽聴きたいって言ったのそっちだからね」
「ロシア語の曲とか全然ないの?」
「あるわけないでしょ。私ロシア語分かんないし。あ、でも。。。ポーリュシカ・ポーレって曲がひとつだけ入ってる。もしかしてロシア語じゃない?」
「ポーリュシュカ・ポーリェ!それロシア語だよ!有名な曲だよ」
「私の好きな曲なんだよね。だけど、どういう意味なの?」
「ポーリュシュカ(Пoлюшкo)とかポーリェ(пoлe)っていうのはロシア語で草原っていう意味だ。」
「草原の歌なの!じゃあシベリアにぴったりだね!」

。。。その日の晩、いつもどおり地平線まで続く草原の中でのキャンプでした。草むらの中で器用に焚き火を起こし、慣れた手つきで飯ごうをくべているミーハ。その様子をぼーっと眺めているほかない役立たずな私は、突然イイコトを思いついてワゴンRにダッシュで戻り、iPod Touchと携帯スピーカを草原にセット。

「ミーハ、ここでポーリュシカ・ポーリェを聴こうよ!せっかく草原にいるわけだし」
「おお、やるなナオコ。そりゃいい考えだ。かけてくれる?」



夕暮れの静寂に包まれたシベリアの平原。。。しばし流れるオリガの歌声。。。

何故だかわからないけど、本気で感動しました。何言ってるか分からないロシア語の歌詞なのに、そのひととき、完全に風景と溶け合っていて。その一瞬一瞬が、信じられないほど美しく感じられたのを覚えています。
やんちゃなミーハが、このときばかりは黙って聴いていたのも印象的でした。
たぶん、私と同じ気持ちだったのかも知れない。

「これはね、戦争の歌なんだよ。たくさんのロシア兵が死んでいったんだ。。。」
「そうだったんだ。。。」

。。。あれから一年ちょっと経って、ふとこの曲の歌詞が知りたくなりました。
ちょっと検索かけたら、いっぱい出てきた。ちょっと長いけど、載せます。

ロシア語読み方カナ表記
Пoлюшкo-пoлe
Пoлюшкo шиpoкo пoлe
Eдyт, дa пo пoлю, гepoи
Пpoшлoгo вpeмeни гepoи

Beтep paзвeeт
Эx, дa пo зeлeнy пoлю
Иx yдaлыe пecни
Пpoшлoгo вpeмeни пecни

Toлькo ocтaвит
Им бoeвyю cлaвy
И зaпылeннyю дopoгy
Bдaль yxoдящyю дopoгy

Пoлюшкo-пoлe
Пoлюшкo шиpoкo пoлe
Eдyт, дa пo пoлю, гepoи
Пpoшлoгo вpeмeни гepoи

Пoлюшкo-пoлe
Bидeлo нeмaлo гopя
Былo пpoпитaнo кpoвью
Пpoшлoгo вpeмeни кpoвью

Пoлюшкo-пoлe
Пoлюшкo шиpoкo пoлe
Eдyт, дa пo пoлю, гepoи
Пpoшлoгo вpeмeни гepoи

Beтep paзвeeт
Эx, дa пo зeлeнy пoлю
Иx yдaлыe пecни
Пpoшлoгo вpeмeни пecни

Toлькo ocтaвит
Им бoeвyю cлaвy
И зaпылeннyю дopoгy
Bдaль yxoдящyю дopoгy

Пoлюшкo-пoлe
Bидeлo нeмaлo гopя
Былo пpoпитaнo кpoвью
Пpoшлoгo вpeмeни кpoвью

Пoлюшкo-пoлe
Пoлюшкo шиpoкo пoлe
Polyushka-polye
Polyushka shiroka polye
Yedut da po palyu gyeroi
Proshlava vryemyeni gyeroi

Vyetyer razvyeyet
Eh, da pa zelyonu polyu
Ih udalyye pyesni
Proshlava vryemyeni pyesni

Tolka astavit
Im bayevuyu slavu
I zapilyennuyu darogu
Vdal uhadyashuyu darogu

Polyushka-polye
Polyushka shiroka polye
Yedut da po palyu gyeroi
Proshlava vryemyeni gyeroi

Polyushka-polye
Vidyela nyemala gorya
Byla propitana krovyu
Proshlava vryemyeni krovyu

Polyushka-polye
Polyushka shiroka polye
Yedut da po palyu gyeroi
Proshlava vryemyeni gyeroi

Vyetyer razvyeyet
Eh, da po zelyonu polyu
Ih udalyye pyesni
Proshlava vryemeni pyesni

Tolka astavit
Im bayevuyu slavu
I zapylyennuyu darogu
Vdal uhadyashuyu darogu

Polyushka-polye
Vidyela nyemala gorya
Byla propitana krovyu
Proshlava vryemyeni krovyu

Polyushka-polye
Polyushka shiroka polye
ポーリュシュカ ポーリェ
ポーリュシュカ シロカ ポーリェ
イェドゥッ ダ ポパリュ ゲロイ
プロシュラヴァ ヴリェミェニ ゲロイ

ヴィェティェ ラズヴィェイェット
エフ ダパ ゼリョヌ ポーリュ
イフ ウダリーイェ ピィェスニ
プロシュラヴァ ヴリェミェニ ピィェスニ

トルカ アスタヴィット
イム バイェヴユ スラヴ
イ ザピリェヌユ ダロ-グ
ヴダル ウハデャシュユ ダローグ

ポーリュシュカ ポーリェ
ポーリュシュカ シロカ ポーリェ
イェドゥッ ダ ポパリュ ゲロイ
プロシュラヴァ ヴリェミェニ ゲロイ

ポーリュシュカ ポーリェ
ヴィディェラ ニェマラ ゴーリャ
ブィラ プロピタナ クローヴュ
プロシュラヴァ ヴリェミェニ クローヴュ

ポーリュシュカ ポーリェ
ポーリュシュカ シロカ ポーリェ
イェドゥッ ダ ポパリュ ゲロイ
プロシュラヴァ ヴリェミェニ ゲロイ

ヴィェティェ ラズヴィェイェット
エフ ダパ ゼリョヌ ポーリュ
イフ ウダリーイェ ピィェスニ
プロシュラヴァ ヴリェミェニ ピィェスニ

トルカ アスタヴィット
イム バイェヴユ スラヴ
イ ザピリェヌユ ダロ-グ
ヴダル ウハデャシュユ ダローグ

ポーリュシュカ ポーリェ
ヴィディェラ ニェマラ ゴーリャ
ブィラ プロピタナ クローヴュ
プロシュラヴァ ヴリェミェニ クローヴュ

ポーリュシュカ ポーリェ
ポーリュシュカ シロカ ポーリェ

日本語訳だと、こんな感じ?(オリガ版の英語訳をさらに意訳→ 原型とどめてないと思われ)

草原よ草原、果てしない草原よ
勇者が駆け抜けていった草原
それは過去の英雄たち

勇ましい歌声も、緑の草原の向こうに風がかき消していった
それは過去の歌
彼らの栄光も、埃道の果て

草原よ草原、どれだけの不幸を見たのだろう
血に染められた草原
それは過去の傷跡

※歌詞は基本的に上記3パターンの繰り返しと思われます。
※日本で言うならさとうきび畑に近い印象。

不思議なもので、こうして歌詞を繰り返しみてみると、今まで何言ってるかサッパリわからなかったのが、だんだん分かるような気がしてきた。しかも満員電車の中で。

オジサン達の背広に挟まれながらも、心をしばしシベリアの草原に飛ばす技を発見しました。
ミーハ、ありがとう。

※台風15号の影響で帰宅難民となり漫画喫茶にお泊り決定した記念に

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2011年6月13日

イエス・キリスト 失われた物語

ナオミちゃんに貸して貰ったイエス・キリスト 失われた物語を読了。(原題:The Master from Afar - A flight into the past as it might have been)

昔から存在は知っていたのですが、たぶんダ・ヴィンチ・コード的な作り話だろうと思って今までスルーしてきたのでした。ですが、

「この本、どうも自動書記で書かれたみたいだよ。訳者もシルバーバーチの人と同じだし」

。。。と聞いて俄然興味が湧き、あまりの面白さに徹夜で一気に読んでしまった次第です。

現在の聖書は、西暦325年のニケーア公会議で政治的理由により大幅に書き換えられた後のもので、原型がどうであったかは謎が多いです。それ以来主にイエスの神的側面が強調されるようになり、彼を神の子として崇める以外のアプローチはタブーとされてきました。

この本は、聖書とは全く違ったアプローチで、若い革命家としてのイエス像を描いています。普通に創作小説として読んでも面白いけど、自動書記(霊的なインスピレーションを得て執筆されたもの)による書物として見ると、さらに深遠なものが感じられます。

著者のまえがきによると、自分が知り得ないような内容が見えざる力によって次々と綴られ、その内容が事実である事を後から図書館で資料を探して検証したとのこと。。。これが本当なら通常の執筆プロセスとは順序が逆になっていたわけで、非常に興味深い現象だと思いました。

実際に読んでみると、歴史を覆したかも知れないほどの革命の物語でありながらも、イエスという人物の人徳の高さが言動の端々から強くにじみ出ていて、聖人としてのありようは全く損なわれていません。また聖書に記述されている主な「奇跡」のエピソードを、より現実的な観点から明らかにしている点も秀逸です。

マグダラのマリアについては、聖書ではほとんど記述がない(削られた?)のに対し、本書ではイエスの片腕とも呼ぶべき目覚しい活躍が見られます。何世紀にも渡り教会を通じて手の届かない存在とされてきたイエスについて、生きた人間としての躍動感、リアルな人間模様がじかに伝わってくるため、まるで自分がその場に居合わせたかのような気分でした。

個人的にですが、この作品ではっとした部分がもうひとつあります。それはイエスの空白の青年期において、はるか東方のインドに赴いてヨギの修行をしたという記述があることです。本文中ではサラリとしか触れられていませんが、これは見逃せない点だったかも。

実は亡き祖父の愛読書のひとつに、パラマハンサ・ヨガナンダ(インドの聖者)の本があったのですが、その中でヨガナンダは瞑想を通じて繰り返し「イエスはその青年期にインドに来て霊的な修行をしていた」と述べています。(注:聖書にそのような記述は一切なく、イエスの青年期は今でも謎とされている)

いまとなっては検証する手段のない内容であるからこそ、東洋の聖者と西洋の作家の間にこのような一致を見るのは驚くべきことだと思います。

聖書は世界中の多くの人々を苦しみから救い出した偉大な書物かも知れませんが、幼い頃から疑問に思う事はいろいろとありました。それが本書を通じ、まるで長年の疑問のひとつひとつが解き明かされたような。。。もしかすると、聖書よりもこちらのほうが辻褄が合っているように思われるほどです。もっとも、こちらはあくまでも小説という位置づけではありますが。

久々に良い本に巡り逢いました。ナオミちゃんありがとう!

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2011年4月26日

アレクセイと泉

再び鍼灸師の友達と映画を観に行って来ました。今回はアレクセイと泉(Алексей и Крыница)という2001年の作品で、世界各国の映画祭で数々の賞に輝いています。

舞台はベラルーシでナレーションは全てロシア語ですが、監督はなんと日本の写真家(本橋成一)で、音楽は坂本龍一。なんかスゴイ。

そこに描かれていたのは、とある小さな村にこんこんと湧き続ける泉と、その泉を大切に守りながら自給自足の生活を続けている村人達の姿でした。ほとんとが高齢者というブジシチェの村で、アレクセイという若者だけが働き手として村に残っています。

雪が降る冬の日も、毎日バケツを持って泉の水を汲むアレクセイ。その隣には泉の水を使った洗濯場があり、ばあさま達が板の上で洗い物に石鹸をこすり付け、泉の水ですすぎます。この湧き水の存在が、村人の生活を支えているのです。

村には水道もガスもなく、電気もほとんど使いません。ペチカと呼ばれる暖炉兼オーブンが未だに現役で、煮炊きは全て薪をくべて行っています。ばあさま達は昔ながらの道具で糸を紡ぎ、織物を織ります。じいさま達は木を切り倒し、斧ひとつで器用に木組みを作り、釘ひとつ使わずに仕上げます。ほとんどお金を使わない生活なので、年金を貰っても誰も貯蓄などせずに、塩や石鹸やウォッカなどを買って飄々と暮らしているのが素敵。

この映画を観ていると、ブジシチェの平和で愉快な村の暮らしにほのぼのとした気分になってきてしまうのです。豊かな自然に囲まれたナチュラルな暮らしに憧れを感じるのは、自分が都会育ちだからかも知れないけど。。。ですが、この舞台はちょっと特殊な環境にあります。

実は現在、地図上にブジシチェという地名は存在していません。1986年のチェルノブイリ事故で高濃度の汚染を受けたブジシチェ村は廃村となり、子供達を含めたほとんどの村人が政府の勧告に従って町へと移住しました。特に付近の森はかなり濃度が高く、事故から14年後の撮影中にも測定器が鳴り続ける状態だったといいます。

そんなブジシチェの村にただひとつ奇跡が。。。
なんと彼らの湧き水は全く汚染されていなかったのです。

「保健局の人は、ここで暮らすと病気になるという。彼らは僕たちを説得しようと、泉の水を持ち帰って調べた。だけど放射能は全く検出されなかった。僕たちの泉はキレイだった」

この映画の美しさはここに集約されている気がしてなりません。

参考までに、2001年当時のブジシチェ村のセシウム(137Cs)の値が載ってました:
単位:キュリー/平方キロ (Ci/Km2)、2001年5月19日測定
  • パーティの広場 -- 6
  • ジャガイモ畑 ----- 10~12
  • 学校跡地 -------- 20
  • 薪をとった森 ----- 60~150
  • 泉の水 ----------- 検出されず
日本で報道されている単位と違うのでピンと来ませんが、事故直後40キュリー以上が強制移住地域とされた事を鑑みると、ブジシチェが行政上の廃村となった理由も分かるような気がします(上記の測定値は事故から14年後のものです。事故直後はもっと高濃度だったと考えられます)。

本日4/26はチェルノブイリ事故から25年目にあたるそうです。上記のセシウム137の半減期は30年だそうですから、あと5年待ってやっと半分という事でしょうか。

まあ半減期の話はさておき。。。
もしかしたら日本にもあるかも知れません、奇跡の泉。

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2011年4月5日

ミツバチの羽音と地球の回転

鍼灸師の友達のお誘いでミツバチの羽音と地球の回転という映画を観に行ってきました。

瀬戸内海での原発計画に立ち向かう祝島の人々の姿と、2020年までに自然エネルギーへの転換を宣言したスウェーデンの先進的な取り組みを取材したものです。

もちろん、日本史上最悪の原発事故が現在進行中のこんな時期だから観てみようという気になった訳ですが。。。これは本当に観て良かった!自分の知らない事ばかりで非常に勉強になりました。

興味深いのは、この映画が今回の地震の直前に完成したという点です。とても偶然とは思えないようなタイミングに軽い戦慄を覚えながらも、スクリーンから目が離せませんでした。特にスウェーデンが実現してきた数々の自然エネルギー成功事例は、今の日本人にとって大きな希望に繋がる内容だと思います。

その事例のひとつですが、スウェーデン北部のオーバートオーネオ(Övertorneå)という町が紹介されています。26年前、スウェーデンで初めて持続可能な自治体になると宣言した町だそうですが、当時この町は国内で最も失業率が高く、平均収入も国内最低だったため、誰もこの町がエネルギーで自立を果たすとは考えていなかったそうです。

そんななか、彼らは市や県からの支援をあてにせず、自分達の町にある風や森や製材所などの資源を使って、お金をかけずに自立したエネルギーを生み出す工夫をしてきました。映画では、現在オーバートオーネオで稼動している風力発電が、住民の誰ひとりお金を出す事なく、全国の投資家の出資によって建設された様子が描かれています。

また、スウェーデン北部(北極圏)での暮らしに暖房は必須ですが、現在ではほとんど全ての家屋が地域暖房に切り替わり、電気や石油の使用量が劇的に減ったそうです。この地域暖房というのは街全体に70℃前後の温水を供給するシステムで、スカンジナビアの国々では一般的なものですが、その燃料は100%地元の廃材チップで安定的に賄われています。(この廃材は、以前は捨てていたものだそうです)

私がワゴンRでスウェーデンを訪れた時も、似たような光景を目にしました。それはデーゲルフォシュのローシュ夫妻を訪れた時の事でしたが、極寒の地であるにも関わらず、暖房に一切電気を使っていない事に驚きました。家には高性能の燃焼炉があり、僅かな薪をくべるだけで家中に温水が行き渡り、一日中ポカポカに過ごせる仕組みです。スウェーデン恐るべし。

映画では、他にも紹介しきれないほど様々な自然エネルギーが紹介されています。どれも机上の空論ではなく、実際にスウェーデン国内で実現しているものばかりです。しかも、彼らの電気代は却って安くなったというから驚きでした。

。。。と、外国の話ばかり書いてしまいましたが、実はこの映画の最もドラマチックな部分は、28年にも及ぶ祝島の人々の原発計画に対する明確な意思表示です。ですがネタバレはご法度ですので(^_^;)、それは是非スクリーンで、もしくは将来DVDなどを通じて観ていただければと思います。

以下に、予告編のYouTube動画を紹介します。2分程度なので、是非ご覧ください。



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2010年5月25日

美しきサンドアーティスト

ずっと旅行の話ばかり続いてたので、久々に衝撃を受けた動画を載せてみます。

砂で絵を描くアーティストが存在するという事自体はじめて知ったのですが、凄いのは絵が美しいだけでなく、ライブなパフォーマンスで物語を表現している事。お時間ある方は是非ご覧ください。



アーティストはKseniya Simonovaというウクライナ人女性で、モデルかと思うほどのすごい美女。Wikipediaによると、1985年生まれだから25歳くらい?しかも経営者だった??のが、2008年の金融危機で事業から撤退し、それからサンドアートを初めて1年もしないうちに、これほどの才能が開花したと書いてあります。

ふぅ。。。なんかもう、経歴からして一般人には理解不能だ。

音楽に合わせて砂から紡ぎだされる物語は、1940年代にドイツ軍によって弾圧されたウクライナを描いているそうです。当時のウクライナは、ソ連とナチスの両方によって蹂躙された歴史があります。以下、Wikipediaからの抜粋です。

▼ウクライナ人は「劣等人種」とみなされ数百万の人々が、「東方労働者」としてドイツへ送られて強制労働に従事させられた。(中略)人だけでなく、穀物や木材などの物的資源も略奪され、ウクライナは荒廃した。

▼多くのウクライナ人が「元ソ連軍捕虜」としてドイツ軍に参加している。しかしそれらを圧倒的に上回る数のウクライナ人が「ソ連兵」としてナチス・ドイツと戦い、死んでいった。当時のソ連軍兵士1100万人のうち、4分の1にあたる270万人がウクライナ人であった。

▼ウクライナは第二次大戦において最も激しい戦場になったとされ、その傷跡は今日にまで各地に残されている。ドイツ空軍機による破壊は文化財にもおよび、多くの歴史的建造物が失われた。

日本に住む私には馴染みの薄いエピソードでしたが、大勢のウクライナ人観客が涙を流している様子を見ると、まるで我々にとってのヒロシマ・ナガサキ原爆投下のような悲しみの歴史なのだろうと想像しました。私はどちらかというと、彼女の芸術才能に絶句していたクチですが。

「天は二物を与えない」ってのは明らかに嘘だな。

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2010年3月20日

史上初の横田フライイン

AOPAでお誘いを頂き、史上初となる横田基地へのフライインに参加する幸運に恵まれました。横田といえばアメリカ空軍の基地ですから、一般人が立ち入る事は非常に難しいところです。しかしこの日、日本中から40機もの自家用飛行機が飛来し、次々と横田基地に着陸する様子は圧巻でした。

フライインのスケジュールは前もって厳密に決められており、飛来するルートや高度、管制塔にコンタクトする場所や時間なども分単位で決められていました。無線を聞いてて思ったのは、わずか1時間ほどの間に、これだけの数の自家用機を混乱もなく着陸させる手際の良さがとても芸術的だなぁ、と。

数年前には誰もこんな事が実現するとは思ってなかったと思います。しかし今年1月に、東京の狭い空域を互いに安全に飛行するため「空中衝突防止会議」というカンファレンスが開催され、その成功を受けて今回のフライインの実現となりました。この日のために、日米両国のスタッフが長い時間をかけて信頼関係を築き、何度も打ち合わせを重ねて準備を進めてきたという点は忘れてはならないと思います。

私は調布飛行場のオーナーさん所有のソカタTB10に便乗させて頂きました。完全にタナボタです。超ラッキーです。ロシア横断する前にこんな所で運を使い果たしてしまうわけにはいかないのですが、素直に感激。わーい、よかった~♪(機長のSさん、有難うございました)

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2010年3月4日

空飛ぶクルマ



AOPAの先輩がメーリングリストで紹介してくれた「空飛ぶクルマ」に目が釘付けになった青山です。すっげー!ホントにクルマが空飛んでるーー!!もうそんな時代になったのー!?!?

この機体を制作・販売しているのはアメリカのTerrafugiaというベンチャー企業。見出しをよく見てみると「合法的に道路走行できる飛行機」と書いてあるから、本当は空飛ぶクルマというよりは、最初から飛行機として設計されているんですね。お値段は約1900万円というから、買える人には買えるはず。(私除く)

自宅のガレージから飛行場まで運転してテイクオフですか~。いいなあ。駐機料がベラボーに高い日本にぴったりじゃないですか。自動車のナンバーと、航空機の機体番号の両方が付いてる所が素敵。でも車検と耐空検査と両方通さなきゃダメか。。。

そういえば日本でも各務原でミラクルビークルという空陸両用車を開発しているそうですが、こいつは無事に飛んだのだろうか。2003年であれだけ出来ているなら、今頃飛行実験に成功してるだろうとは思いますが、販売するという話はまだ聞いてません。もしやアメリカに先越された!?

すごいなぁと思ったのは、アメリカのベンチャー企業がこういうのをドンドン作っちゃうと言うことです。ちょっと前(2009)にも水空両用のICONという飛行機が発売になっているし。将来性のあるアイデアについては投資家がリスクを負ってくれて、起業者はアイデア実現への挑戦に専念できるという環境が日本と全然違う気がする。

ていうか、こんなチャレンジングな産業にも投資が行き渡っているということは、リーマンショックで大不況だと言いつつもしっかり元気じゃないですか。
いつかこんな機体と路上ですれ違ってみたいものです。

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2010年2月6日

終身刑の囚人

2010年2月6日 終身刑の囚人

会社の仕事が一段落したので、久々にDVDを借りてショーシャンクの空にを観ました。どんな映画かもよく知らずにバクチのつもりで手に取ったんだけど、観たら「こいつはスゲー」と感動してしまったので、ちょっと書きます。

人妻とその浮気相手が殺害されたら夫が疑われるのは当然の流れ。。。主人公のデュフレーンは教養ある若き銀行マンだったけど、その流れに押されて終身刑を言い渡されてしまいます。そこからショーシャンク刑務所での何十年にも及ぶ長い服役がはじまるのです。

刑務所では想像を絶するような理不尽な仕打ちの嵐。その中で、デュフレーンは誇りを失わず、知性と教養を生かして周囲を助けてゆくうちに、囚人からも看守達からも一目置かれる存在になってゆきます。内向的で物静かな彼が人々の信頼を得ていく過程は実に興味深くて、そのままストーリー中盤で終わったとしても立派な映画だと思います。

だけど面白いのは、この映画の本当のメッセージは「希望」だけではないということ。そのために数々の伏線が張られてるのだけど、それらは巧妙に隠されている。観ている側は終盤になってからやっともうひとつのメッセージ「自由」に気付かされ、目が覚めるのです。

「ショーシャンクの空に」は、終身刑を言い渡された囚人と刑務所、という特殊な環境が舞台になっています。時に非常に暴力的な出来事も発生し、刑務所はなんて恐ろしい所なのだろう(⇔自分は自由な立場で良かった)と思わされるのですが、それはどうかな?と思う。

終身刑の囚人たちは高い塀に囲まれながら、人生の大半を労働に捧げて過ごします。改悛が認められれば、仮釈放という形で社会復帰できる可能性もあるけど、大体それは高齢になってから。しかし仮釈放される頃には、自由な世界に耐えられず自殺してしまう者もいる。

実は、この映画で描かれている事を"心の眼"になったつもりで覗いてみると、我々の人生とすこしも変わらない事に気が付きます。
我々は彼らとそんなに違うでしょうか?『人生の大半の時間を投じて働き続ける事が人として当たり前の義務であり、そのためには理不尽な事も我慢し、やりたいことは高齢になって仕事をリタイヤしてからやるべきだ』と思っているのなら。

そんな人生も悪くないかも知れません。ただし、塀の中でも外でも、自由を享受する準備を日頃からしてきた者にしか、自由の正しい使い方は分からないのではないかと思うのです。

この映画は赤字だったけど、レンタルが開始されてから口コミで徐々に評判が高まっていったらしい。多くの著名人がこの映画を推薦しているというのも分かります。

だけど、主人公デュフレーンが塀の中で心の底から願っていた事はなにか、またそれを実現するためにどのように努力を積み重ねていったかという事に思いを馳せると、もはやこの映画は娯楽としてではなく、大切な道しるべとして自分の心に刻んでおきたいのです。

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2010年1月30日

夢みていた仕事

最近どういうわけか、仕事で毎日Illustratorを使っておさかなの絵を描いています。絵を描くのは子供の頃から好きだったし、大人になったら絵描きになると信じていたので、これはある意味夢が叶ったのか??

しかし、現実には楽しいというか、どちらかというと苦行かも。。。
今の本業はあくまでWebシステム系のインターフェース屋だったりするので、ガリゴリXHTMLをベタ打ちしたり画像を編集したりするのは楽なのですが、締め切りのあるようなイラスト制作は慣れないというか、なかなか思い通りに進みません。で、毎日ムキーとなる。orz

おさかなの絵はベジェ曲線を使ってマウスでちくちく作画しているのですが、やっぱり作業が板についてないんですね。気が付くと信じられないような肩こりに襲われてたり。普段とは違う無理な筋肉の使い方をしてしまっているのだと思います。あと、同じ時間作業しても、Webの仕事の3倍くらい疲れる。緊張しまくりです。

でも、Web屋なのにチラシ作ったり撮影したり翻訳をしたり絵を描けたりするナンデモアリの職場なんて普通は無いのかも知れない。過去の職場といえば、アンタは時給いくらでWebだけやってればいいの的な雰囲気が濃厚だったし。いつか将来は自分にピッタリの仕事がしたいと夢みていましたが、よく考えたら今がそうだ。(・ω・)

絵描きの特権は、仕上がった絵を見て産みの喜びを味わえることだと思います。本職のイラスト屋さんには負けるけど、頼りない手つきで一生懸命描いた絵をエンドユーザさんに評価して貰えたりする時は、ちょっと報われた気がする。悪いことばっかりじゃないのかも。

昨晩同窓会があって互いの仕事の話なんかをしていたら、某大企業がリストラの嵐で能力に関係なく人切りをやっている様子を「惨殺」と形容してました。順風満帆だと思っていた皆の方がよっぽど明日をも知れない大変な思いをしてると知ってショック。

辛抱ない性格なんで、絵を描いててもしょっちゅうグチりたい気分になるんだけど、そういう時は、これは自分が長年夢見てきた仕事なんだと思い出すことにします。元々ダメ社員のくせに、こんなに恵まれた環境でグチってたら他で何やってもダメな気がする。
旅のスタートまであと6ヶ月。悔いの無いよう仕事をせねば。

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2010年1月28日

iPadとKindleの本棚

以前からAppleがタブレット型のPCを出すらしいと噂になっていましたが、ついに"iPad"が発表になりました。ぱっと見に印象はiPod Touchが巨大化した!という感じ? AppleサイトでiPad紹介がなかなか素敵だったので、よかったらどうぞ。重さ680g~、携帯には便利そうですね。価格も$499~と性能考えたらリーズナブル(発売は春らしいです)。

私としては、今のところiPod Touch+無線LANがあれば満足なのですが、iPad発表の気になる基本アプリのひとつにiBooksというのがあって、これはちょっと面白いかも。。。。するとAmazonが気合いいれて作った電子ブックリーダKindleはどうなる!? と思ったり。

ただ、冷静にハードウェアで比較してみるとKindleのほうが電子ブックリーダとして優れている点が多い気がします。Kindleは重さたった289g(iPadは680g)だし、省電力でバッテリーが1~2週間は持つし(iPadは10時間)、3G通信の費用が余分にかからないし。ソフト的に見ても、そもそもKindle書籍って我々が普段使ってるAmazonサイトで普通に買えちゃうもんだし、買った書籍はPCだろうがiPod Touchだろうが対応アプリさえあればハードウェア不問で読めちゃうので。こういう点は今のところAmazonが先んじていますね。

とはいえiPadにもハードウェア的な利点はあると思います。iPod Touchしか持っていない私が僭越ながら想像させていただくと、マルチタッチ機能を使って指でページをめくりたいとか、夜寝るときに読みたいから液晶バックライトが欲しいとか、ついでにカラー画面でWebブラウジングしたりPCのような使い方がしたい、というような欲張りな人は断然iPadの方が良いに違いない、と。

。。。とかなんとかいろいろ妄想しつつも、実はワタクシKindleも持ってないし、iPadもたぶん買わないでしょう。今年は旅行に向けてオニ貯金中なので、IT系のガジェットへの投資は自粛中。ちくしょーKindleもiPadも欲しくないもーーーん(うそです)。いやほんと、今年は電子書籍もなにもかもiPod Touchひとつで押し通す予定です。頑張れiPod Touch!!

1/28追記:関連エントリ紹介します。iPadで拡大する日米の情報格差

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2010年1月27日

ロンプラ選びパズル

興味本位で4冊のロンプラを並べて幅を測ったら14cmもありました。。。(馬鹿)
。。。そんなことはさておき、前回のロンプラの話で少し追記。
今回予定しているルートはロシア→ヨーロッパ→西アフリカ、という感じですが、買い揃えたのは「Russia」「Western Europe」「Morocco」「West Africa」の4冊です。

なぜ「Morocco」だけが単独で必要だったかというと。。。実はロンプラの多国複合版のガイドは本によって重複エリアや空白エリアが発生したりします。例えば今回の「West Africa」編にはモロッコが含まれていません。(「Africa」編ではモロッコも含まれていますが、それ以外の49ヶ国分の情報は多すぎるため却下しました)

一方、「Mediterranean Europe (地中海)」編にはモロッコとフランス以南のヨーロッパが載ってますが、なんとトルコまで含まれてます。これまた情報過多で勿体無いので却下。
できればヨーロッパはドイツからスペインまでを網羅した情報が欲しかったので、必然的に「Western Europe (西ヨーロッパ)」編を買うことになりました。そうなるとやはり、モロッコだけ宙に浮いてしまうので、単独買いした次第です。まあ、モロッコは好きな国のひとつなので持っていて損はないかも。

(ロシアからドイツまでの区間はルート未定なので深く考えてません。隣国フィンランドからドイツまで出ているフェリーが一番の近道ですが、東欧を通過する方法もあるし、北欧を経由するのも面白そうです。この辺は予算とスケジュール次第で臨機応変に判断したいと思ってます。)



なお、ロンプラは洋書コーナーのある大きな書店では必ず売ってますが、日本ではすごく高くて一冊が4000円近くします。しかも、在庫切れもよくあるし、時々版の古いやつを堂々と売ってたりする。。。
到着まで2週間くらいかかるのを厭わなければ、Amazonで注文した方が安いです。
(Lonely Planet本舗で直接買うことも出来ます)
昔はネットなんかじゃ買えなかった事を思うと、本当に便利になりました。

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