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2010年12月31日

モプティまでのまとめ

気がついたらもう2010年の大晦日。西アフリカに居るとあまり実感わきませんが。。。

「今日中にモプティへ行って年越ししよう。友達のイッサが我々を泊めてくれるから心配ない。ワゴンRの売却についても彼に相談すれば大丈夫だ」

そうか、モプティに着いたらいよいよワゴンRとお別れになるんだな。この子とのサヨナラを思うと辛いけど、海外での車両売却を体験する貴重なチャンスでもあります。道中、すごく複雑な気分でした。


■ 初の400km無給油走行を達成
セグー(Segou)からモプティ(Mopti)までは400kmの距離です。途中の中間地点にサン(San)という町があり、隣国ブルキナファソとの分岐点になっています。ちょうどセグーから200km近く走ってきたので、いつものように給油しようとしたら。。。
「ここで給油する必要はないだろう、ワゴンRの燃費の良さならモプティまで400kmは無給油でいけるはずだ」 。。。ええっ!?い、いま、何と? Σ(゚皿゚)

ピーターは貧しい人々に対しては仏さまのように寛大なのですが、ひとたび商売の話になると超クールなビジネスマンに変身します。

「鉄則その1。売却直前に満タンにするべからず、だ。余分なコストをかける必要はない。」

まぢですかピーター。東京出てから今まで、無給油で走ったのって極東ロシアの375kmが最高記録なんですけど。400km無給油なんて怖くて試したこと無いっす!!
「じゃあ丁度いいじゃないか。ワゴンRの限界に挑戦してみよう
な、何もアフリカのど田舎でそんな挑戦しなくても。。。いやああ怖いいぃ~!!!(((゚゚Д゚゚)))

しかし、達人ピーターの余裕の表情を信じて、特にエコランする事もなく80km/h巡航で走ったら、本当に無給油で399km走れてしまった。。。しかも、燃料計を見るとまだ完全にカラになった訳ではなさそう。。。私、まだまだワゴンRの本当の実力を分かってなかったんだなぁ。orz


■ モプティ到着!イッサとの出会い
モプティ手前の10kmほどは、広大な湿地帯の中を走る一本道です。やがてモプティの入り口の交差点が見えてきて、遠くにモスクが見えて、商店街があって。。。

すっかり忘れていたと思っていたけど、意外と想い出が蘇ってきてビックリ。

ピーターの案内で、イッサの経営する旅行会社のオフィスへ直行。イッサはモプティだけでなく、マリ全土でも非常に有名な実業家です。ここに来るまでの間、どこの宿のオーナーでも「イッサ・バロ」の名前を知らなかった人は一人もいなかった、という事事にちょっと緊張する私。。。

そんなすごい大物と、どうやって話したらいいんだろう?とモジモジしていたのですが。。。「やあ、いらっしゃい」と英語で話しかけてくれたイッサは、本当に気さくなナイスガイで拍子抜け。しかもすごく腰が低くて謙虚で、全然偉そうな素振りを見せないのです。

歳を聞いたら、なんと今日(!)35歳になったばかりで私と同い年!うっそー!
今ではすっかり地元の名士として名が知れ渡っているイッサですが、子供の頃は家がすごく貧乏で、はじめの頃はクルマの見張りの仕事で日銭を稼いでいたといいます。その後、観光客のガイドとして高い評価を得たイッサは、やがて独立して自分の旅行会社サティンベ・トラベルの経営をはじめ、誰もが羨むほどの大成功をおさめたのです。



この時イッサは、私の目の前で部下の4駆のドライバーを呼び、何かを預けて指示していました。
「実は今朝、船でトンブクトゥに向かったお客様から電話があって、ホテルの枕の下にユーロ現金の束を忘れたまま船に乗ってしまったって言うんです。」
- ええっ、枕の下に?それじゃお金は絶望的。。。!?
「いいえ。僕がただちにホテルに行って従業員からそのお金を取り戻し、金額を確認した上で、うちのドライバーを手配してトンブクトゥまで届けさせる事にしました。」
- まさか!?トンブクトゥって言ったらすごい距離でしょう?赤字なんじゃ。。。?
「はい。だけど、ビジネスで一番大切なのは信頼ですから。急いでお金を届けさせたのも、お客様に安心してマリ旅行を楽しんで貰いたいからです。」

うわあ、この人ホントに本物だ。そりゃ成功するわ。Σ(゚皿゚)
。。。私とイッサ、同じ年数だけ生きてて、この器の違いは何!? 以下、連絡先です。


サティンベ・トラベル (Satimbe Travel)  
代表:イッサ・バロ (Issa Ballo)
Web: http://www.satimbetravel.com/
mail : satimbetravel@hotmail.com
住所:BP 128 MOPTI REPUBLIQUE DU MALI
※ロンプラにも紹介されている優良エージェントです。マリの旅行をアレンジするなら、イッサ以上に信頼できる人はいないと思います。もちろん英語可。


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2010年12月30日

セグーの休日(2)

■ 君は旅行の準備にお金をかけすぎだ
ここまでの私の旅行はとにかく節約ばかりでした。物価の安いアフリカに入っても、路上の100円以下の安い食事で済ませるとか、固くなったパンをかじるとか。宿に泊まる時も、1円でも安くあげるため車中泊またはテント泊。そうしないと、いつか資金が尽きてしまうと思って怖かったのです。

ところがピーターと行動するようになってから、なんだか生活が贅沢になってきて。。。
「何か美味しいものを食べようじゃないか。今日はあのホテルに食べに行こう」
「はぁ。。。(って、そんなお金どこにあるの!?)」
それまで500CFAのぶっかけごはんでも高いと思っていた私が、セグーの有名な川辺のレストランで4000CFAもするピザを食べるなんて信じられないんですけど。

しかもピーターは毎日いつもの調子で給仕さん達にチップをはずみ、貧しい人たちにどんどんお金を与えてしまうので、私達の共同財布の予算は減りが早かったのです。そこであるとき「私たち、お金使いすぎです。もっと節約しなければ」と訴えたところ。。。

「本当にそうかね?」
- え?
「確かに4000CFAのピザを食べるのはマリでは最高の贅沢だ。しかし4000CFAはたった700円なのだよ。これは日本人の君にとって高いだろうか?」
- うっ。。。(日本でも確かにピザ1枚を700円で買うなんて無理だ。。。)
「君は旅の装備を整えるため、出発前に何十万円もかけただろう?私に言わせれば、君は旅行の準備にお金をかけすぎだ。日本でそんな贅沢をしておきながら、どうしてアフリカで100円や200円を惜しむのかね?」
- 確かに。。。
「どうせならもっと、旅そのものを楽しむためにお金をつかいなさい。」



このピーターの一言に、はっと目が覚めた気分でした。。。

※追記:ちなみにピーターはオランダでは市営住宅で年金暮らしですから決してお金が余っている訳ではありません。だけど今回の旅行を振り返ってみると、なぜかリッチとは言えない人ほど、困っている人々に分け与えていたのが印象的でした。

例えばロシアで出会ったミーハやターニャ達はとにかく居候に寛大でした。。。コペンハーゲンのトビアスも、すきま風の吹くボートに住んでいながら「僕は金持ちなんだ」が口癖で、貧しい人を見ると必ず食事が出来るくらいの金額を与えていました。フランスのパトリックも、マリを訪れるたびに地元の人々に多額の寄付をしています。超貧乏だった自転車乗りのロムに至っては、自分が空腹な時ですら最後のクッキーを地元の子供達に与えていたし。

いずれも、自分には無かったメンタリティで衝撃を受けました。彼らすべてに共通しているのは、慈善団体に寄付するとかではなく、とにかく目の前にいる人に対して親切にすること。。。これは1対1の関係ですから、誰でも可能です。

日本に居た頃、自分の事で精一杯だと思っていましたが、あれはどういう錯覚だったんだろう。



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セグーの休日(1)

セグー(Segou)の街は本当に静かでのんびりとした雰囲気です。街は豊かな緑で覆われており、どこへ行っても木陰が楽しめます。

広い大通りには涼しげな並木が続き、交通渋滞も全くありません。木々の合間に、植民地時代に建てられたコロニアル風の建物がのぞいているのもセグーの特徴です。

宿でのんびりしてたら、バマコの宿で出会った立派なランドローバーの夫婦(イギリス人)がやってきました。川の眺めが素晴らしいレストランがあるから是非行ってみよう!という事になり、4人でおでかけ。しかし、並木道をおしゃべりしながらてくてく歩いていたら、うっかりだいぶ通り越してしまいました。

そこで「近くの丸木舟(ピローグ)を雇って川辺のレストランまで船で行こう」という粋な話が持ち上がり、ピーターが川辺の船頭さんに声をかけて交渉成立~。夕日のニジェール川を地元のピローグで渡るなんて素敵!

ニジェール川は浅く、船頭さんは船尾に立って長い棒で川底を突きながらゆっくりとピローグを進めます。観光用の巨大ピローグではなく、本物の地元ピローグを4人で貸切というのも良かったです。日が沈んで、川岸のセグーの明かりがキラキラしだしたころ、目的のレストラン近くの岸辺に到着。そっか、ここでは桟橋なんて要らないんだ。


■ 子供達にボールを贈る
ドケチな私は貧しい人を目の前にすると逃げてしまうタイプでしたが、ピーターは貧しい人々に惜しみなく分け与える人でした。彼自身、決して裕福なわけじゃないのに。
元々気前の良いピーターは、とりわけアフリカの子供達には優しかったです。ある時、セグーのカフェテラスで休憩していたら、子供達が近寄ってきてお願いを始めました。

「僕達サッカーの練習をしたいけど、ボールが無いんです。2000CFA恵んでください」
ピーターはちらっと(ケチな)私を見て、
「ナオコ、どう思う?我々の共同財布からこの子達に2000CFAあげようと思うんだが。」
「子供に2000CFAも?信用できないなぁ。何に使われるか分かりませんよ?」



。。。というわけで近くの店に行ってボールの値段を聞いたら1個1000CFAでした。
ふん、言わんこっちゃない。ボールは口実で本当はただのこづかい欲しさで寄ってきたんでしょ?と冷めた目で見ていた私ですが、ピーターを見るとお構いなしのニコニコ顔。
「ははは、こいつめ。2倍の値段を言って差額をちょろまかす気だったんだな。」と言いつつ、1000CFAで新しいボールを買って子供達へ手渡していました。

おじさん、ありがとう!ありがとう!と大喜びの子供達。
やがてピーターと子供達のサッカー大会が始まりました。遠まきに見ていた私もそのうちやっと、ああこの子達はお金じゃなくて本当にボールが欲しかったんだなぁ、と分かってきた。
幼い頃からしたたかな交渉に長けているアフリカの子供達ですが、私は言葉に捉われすぎていて子供達の心の中まで見ていなかったのです。

オランダからやってきた不思議なオジサンは、私をグイナ滝に導いてくれただけでなく、もっと大切な事を教えてくれつつありました。。。


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2010年12月29日

セグーまでのまとめ

バマコではいくつか残念なニュースもありました。当初は、いちおうガーナ行きを完全に諦めたわけではなかったので、それとなくブルキナファソ情報を仕入れていたのですが。。。

今年の1月はマリ/ブルキナ国境で10,000CFA (約16Euro)で取得できたビザが、7月以降は突然10倍の100,000CFA (約160Euro)に跳ね上がってしまったらしい。バマコのブルキナ大使館でビザ取得すれば安いという評判でしたが、それでも47,000CFA(約70Euro)もするとのこと。
「馬鹿馬鹿しい値上げだ。これでブルキナ行きの理由は無くなったな。。。」

さらに気がかりだったのは、オランダにいるピーターの89歳のお父さんの容態が思わしくないと連絡があったこと。「父には長生きして欲しいが、私もおそらく君と一緒にマリから帰国することになりそうだ。だがその前にドゴンの村で大事な用事を済まさなければ。。。先を急ごう!」


■ 12/29 バマコ(Bamako)~セグー(Segou) [約230km]
首都バマコを出発し、一路セグー(Segou)を目指します。

だんだんと道沿いに緑が増えてきて、森のような豊かな風景になってきました。青い空を背景に、真っ赤な花をつけた大木があちこちに見られます。今までの乾燥した風景とはちょっと違う感じ。

「マリでゆっくりするなら、断然セグーの方がいいね。すごく静かで落ち着いた雰囲気なんだ。」
と、ピーター絶賛のセグー。ええと、どんな街だったっけ?忘れちゃったなぁ。前にも寄ったはずだけど、駆け足だったので一晩しか居なかった気がする。あの時はたしか、優子さん夫婦と日本人ライダー4人組で行ったっけ。。。

途中たくさんのトラックを追い越しましたが、よく見ると泥除けにいろいろと文章や絵がかいてあります。最初はあまり良く見てなかったのですが。。。「ナオコ、前のトラックをごらん。アフリカの知恵は深いと思わないか?」
え~、こんな長いフランス語分かりません。ピーター訳してください。。。

Ne juge jamais un homme à travers la parole des autres, laisse le temps nous dira qui il est. (他者の言葉で人を判断するなかれ、時をもって人を語らしめよ)



おお~、今まで気にした事なかったけど、そんな事が書いてあったのか。。。ピーターはそんなトラックが大好きで、片っ端から私に意味を教えてくれました。これらの多くはアフリカ生まれの格言です。文化や人種の違いを超えて伝わる力を持っているのがスゴイ。


■ セグーの木陰を堪能できる宿
セグーにはお気に入りの宿があるんだ。大きな木に囲まれて、安くて静かで落ち着ける所だよ。」
さすがピーター、そんなイイ宿を知ってるなら是非連れてってくださいな♪

。。。という事で到着したのが、街の中心から少し離れたところにあるHotel Delta。受付に入って部屋を見せて貰おうとしたその時。。。

あれっ!? (゚Д゚)
「ピーター。。。私ここ知ってる。。。。!」
「なんだ、来た事があるのか」
「うん、来たことある。7年前、宿の主人と交渉して、そこの中庭で日本人4人でテントを張らせて貰ったの」「ハハハ、それは奇遇だな。セグーも宿が増えてきたが、私はここが好きなんだ」

キャンプは1名4000CFAなので2人だと8000CFA (12.5Euro)になります。一方、トイレ・水シャワー・扇風機・蚊帳ベッド完備という申し分のない設備の2人部屋がたった10,000CFA (約15.6Euro)というのは見逃せません。しかも、部屋に泊まると1名分の朝食代が含まれているとのこと。うーん、前回なんでそこをケチってテント泊にしたのか思い出せない。。。



バマコの喧騒を離れ、緑に囲まれながらホッと一息つくには最高のロケーション。WiFi等の設備はありませんが、セグー中心地まで15分ほど歩けば外国人向けのカフェなどでWiFi接続できます。

Hotel Delta Centre D'accueil (Segou)
GPS: N13°26.284 W006°16.718
※木陰が嬉しい涼宿。設備は古いが環境は良い。ネット環境なし。

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2010年12月28日

バマコで荷物を送り返す

マリで車両を売却する事に決定したので、バマコでの次の課題は「車内の不要な荷物をなるべく日本に送り返す」ことです。

対象は、もう使わなくなった冬用シュラフとか、大事にしてた書籍とか、余分だけど捨てられない衣類とか、かさばるオミヤゲ類とか。といっても送料は決して安くないので、小包が重くなりすぎないよう厳選する必要があります。



バマコから日本までの小包送料 [航空便] (2010年12月現在)
1kgまで -- 18,860CFA (約30Euro)
10kgまで -- 89,935CFA (約140Euro)
15kgまで -- 130,000CFA (約203Euro)
20kgまで -- 170,000CFA (約266Euro)

※注意が必要なのは、バマコ郵便局"Bureau de Poste"では国際小包を扱ってくれない!という事です。日本への小包は、少し離れた"Centre des Colis Postaux"まで行く必要があります。(バマコ駅から歩いて行ける距離。タクシーで行く場合は、Azalaï Grand Hotelの向かい側、と言ったほうが早いかも)

もうひとつ、アフリカで意外と苦労するのがダンボール箱の入手。。。。ポイントを押さえてないと結構一日仕事になるかも。。。
ピーターのとった作戦は、バマコ中心街でTVなどの電化製品がひしめくエリアに行き、片っ端から「余ったダンボール箱(carton)はないかね?」と聞いてまわること。しかしアフリカでは空き箱でさえ貴重なので、なかなか分けて貰えません。5軒目くらいでやっと、丁度良い箱が見つかった時は嬉しかったなぁ~(T_T)

さっそく宿に戻って、取捨選択しながらダンボール箱に詰めていきます。。。目標は15kg以内。。。何しろ15kgで送料が200Euroですから、くだらない品を入れるわけには行きません。車両を売却した後、バックパックに入れるには大きすぎる荷物を中心に厳選しました。結構重いッス。



「私がタクシーまで持ってってやろう」とピーター。え~!いいのに!ていうかピーター強い!



そしてタクシーで"Centre des Colis Postaux"に到着。
「女性持たせる訳にはいかない」と、ここでも重い荷物を運んでくれたピーター。。。紳士だ。。。



恐る恐る秤に載せてみると。。。「ぐわっ!15.3kgだ!!」 Σ(゚д゚lll)ガーン
「何とか15kgって事にできんかね?」「駄目です。16kg分の料金払ってください」
そこで泣く泣く箱を開封し、500g位あると思われる書籍を抜き取って再トライ。。。やっと15kg以内におさまりました!

それで終わりかと思ったら、今度は税関で「中身見せろ」ですって。。。何度箱を開けさせれば気が済むの!? いやーホントに、箱に封をするのは最後の最後まで待ったほうがイイです。

ちなみに、フランス語圏での宛名の書き方は。。。



※この日、ちょうど上手い具合に日本行きの便に間に合うとのこと。実際には1週間ほどで東京の実家に到着し、想像以上の速さにビックリしました。良かった良かった。

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2010年12月27日

車両売却に必要な手続

バマコでは短い滞在期間の間に、いろいろな調査・意思決定が必要でした。まず懸案だったのは。。。「一時輸出許可で出国したワゴンRを海外で売却する際に必要となる手続きは何か?」ということです。ずっと疑問だったので、是非とも正式な答えが知りたかった。



■ 日本のJAFにワゴンR売却の件を問いあわせ
というわけで早速、カルネ発行の際にお世話になったJAFの担当者のFさんにメールとSkype電話で問い合わせしました。こういう時にWiFi無料の宿というのは本当に助かります!

大前提として、海外での車両売却にあたり「カルネを使用して当該国へ入国したかどうか」で、その後のアクションがだいぶ変わってきます。当然ながら、カルネを使用した場合はJAFが責任もって介入することになりますし、関税違約金などの支払いも視野に入れる必要が出てきます。

一方、今回のようにカルネを全く使わずに来た場合は、ドライバー自身の責任において合法的に手続きしなければなりません。というわけで、本来は私自身が日本の税関に問い合わせるべきだったのですが、JAFのFさんは無関係であるにも関わらず、親身な対応でわざわざ稚内の税関に電話までして確認してくださいました。感謝です(T_T)
以下に、教わった事を箇条書きにします:

  • 日本の税関に対しては何も提出する必要なし。譲渡・売却後に、その事実を電話などによって口頭で税関に伝えるだけでよい。(今回の場合は、出国を管轄した稚内税関)
  • 日本に持ち帰る必要がある物は、「1.日本のナンバー2枚」「2.車検証」「3.登録証書」のみ。特に1と2は廃車の際に必要なので必ず持ち帰ること。(3は場合によっては不要かも)
  • 車両の名義変更を確実に行い、その証明書を帰国まで大切に保管すること。(万一その車両で事故や違法行為があった場合、自分が無関係である事を証明するために必要となる)
  • 国際ナンバーを持ち帰る必要はないが、名義変更後は必ず現地での登録がなされなければならない(現地ナンバーを新たに取得する必要がある)。さもないと、当該国での自動車税の請求が日本に来る恐れがある。
  • マリ税関に車両の関税を支払い、納付証明書を取得すること。(マリ側にとっては「輸入」にあたるため、必ず誰かが関税を支払わなければならない。詳しくは後日。。。)
  • 契約書類等のサインは、内容をよく読んでから署名し、書類の保管には気をつけること。(当然といえば当然だけど、マリのフランス語の書類を読むのは大変!?)
  • 使用しなかったカルネについては、帰国後「預り証」と共にJAFに返却すれば、クレーム処理預かり金3万円が戻ってくる。

。。。というわけで、必要な情報は全て揃いました!


■ 日本の一時輸出許可証とは一体何だったのか?
余談ですが。。。
個人的に、一番驚いたのは冒頭の「日本の税関に対しては何も提出する必要がなく、口頭で連絡すれば良い」という点。だって稚内を出国するとき、繰り返し、念入りに、真面目な顔で「これ一時輸出入許可ですから、必ず車両を日本に持って帰ってください」と約束させられた記憶があります。

あんなにくどく言われた約束を破ったりしたら、始末書かなんか膨大なゴメンナサイ的書類を提出せねばならないかと覚悟していましたが、電話一本でOKって何じゃそりゃ?

ピーターにその話をしたら逆にあきれて 「どうして君の国は税関がそこまで口出しするんだ?君は奴隷ではなく自由市民だろう?君の持ち物をどうするかは君の自由じゃないのか。」
これに対して、私も最初は 「日本はヨーロッパと違っていろいろ輸出に関する法律が厳しいんです」とか知ったかぶりで応戦してたのですが、Fさんから上記の回答を貰ってからは
「。。。本当にあの念押しは一体何だったんだ?」と疑問に思うように。。。

そういえば、これまでいろんな国を通ってきましたが、出国時に「一時輸出入許可」なる仰々しい書類が必要だったのは日本だけ。例えばヨーロッパで登録された車両がヨーロッパを出る時に、自国の税関によって「一時的に出国を認めてやるから、必ずヨーロッパに戻って来い」などと言われる事は絶対にありません。一旦自国を出た車両を自国に持ち帰るかどうかの決定は、車両の所有者による「自由意思」と「責任(リスク)」のもとになされるべきであり、本来税関が口出しする権限はないのです。なんだ、そうだったのか。

というわけで、色々と後始末にビビっていた「一時輸出入許可証」なるものに、思ったほどの強制力がない事が分かりました。良かった良かった、私個人の判断で大丈夫という事ね。

その代わり、車両を売却するにあたり、その責任の全ては私にあるという事です。現在マリには一時輸入許可証(Laissez Passer)によって無税で入国していますが、マリで売却という事になると日本からマリへの輸出 という構図に切り替わります。すると当然ながら、マリ税関に対して関税の支払い義務が発生します。
例えば、もしワゴンRを購入したのが悪い奴でマリ税関にワゴンRの関税を支払わなかった場合、その責は私が負うことになります(関税違約金など)。ですから、売却するなら本当に信頼できる人を見つけなければなりません。

「その件は心配しなくていい。モプティの街にイッサという信頼できるマリ人の友達がいるんだ。もう5年来の付き合いになるが、彼に相談すれば絶対になんとかなる。君が必要だという書類も全て彼と交渉して揃えてあげよう。」

ありがとうピーター。言葉の通じないこの国で、本当に心強いです。

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2010年12月26日

バマコまでのまとめ

というわけで、いよいよカイ(Kayes)を出発。ピーターと一緒にマリの首都バマコ(Bamako)まで移動することになりました。道中はずっと舗装された一本道なので運転の心配はありませんが、距離が630kmあります。果たしてワゴンRで一日で着けるかどうか??

バマコまでピーターと私で交代で運転したのですが、自分以外の人にハンドルを渡したのはこれが初めてです。(例の崖落ち以来)
勇気を出して言った言葉。。。
「ピーター、運転を。。。。。。替わってください。。。」
するとピーターはニヤリと笑って、
「君がそう言うのを待ってたよ。このワゴンR、他の誰にも運転させた事がないんだろう?よく決断したね。執着を手放すのは自由への第一歩だ。任せなさい」

言うが早いかワゴンRを弾丸のようなスピードで運転するピーター。す、すごい!速い!
時速でいうと85km/h位なのですが、日本の高速道路を85km/hで走るのと、アフリカの整備不良ロードを85km/hで走るのはワケが違います。このスピードで突然出現する穴ボコを確実によけるには、左右タイヤの正確な車幅感覚が必要です。巨大なメルセデスのバスから極小のワゴンRに乗り換えても瞬時に車両の特徴を掴むなんて、やっぱりプロは違うなぁ。

しかも、よく見てるとたまに思いっきり穴ボコの上を走ってるし。なんで穴の上なのに落ちないの?
「この位スピードを出しておけば、ちょっとした穴ボコはすっ飛ばす事が出来るのさ。ただし、君みたいに遅くっちゃダメだ。穴を素通りするか、減速して避けるか。。。思い切りの良さと判断力が大事なんだよ。試してみるかい?」

※補足:マリの舗装路は基本的には非常に良く仕上がっています。ただ、カイ付近では突然たまに連続して穴ボコが出現することがあり、上記のようなケースが発生することも。首都バマコに近づくにつれて、どんどん道の状態は良くなっていくので100km巡航も可能です。

そんなこんなでほとんど休まずに交代で運転し続けたのですが、残念ながら560km地点で日没。どこか泊まる所はないかと探したところ、運良くNoussombougou(ヌッソムブーグー)という村に出来たての新しくて感じの良いコテージを発見!バマコまであと70kmという距離感もナイスです。宿の名前はまだ無いのですが、場所はGPS: N13 08.250 W007.57.182でした。


■ バマコの交通事情はカオス
「バマコ市内はあまり運転したくないんだ。着いたら速攻で宿にクルマを置いて、外出はタクシーを使おう」とピーター。え?どういうこと?昔訪れた時はそんな印象はなかったんだけど。。。

バマコが近づくにつれ、だんだん渋滞がひどくなってきます。。。やっとバマコ市内に入ると渋滞は目も当てられない状態。バイクとクルマが入り乱れて車線もへったくれもありません。なんじゃこの無法地帯は!? 7年前はもっと静かで平和な街だったのに、一体バマコに何が!?

「これが最近名物になってきた大渋滞さ。さあ隙間があったら割り込め!でないと永遠に進めないぞ。警察にも気をつけて。以前は些細なことで外国人ドライバーにいちゃもんつけて賄賂をせしめる輩もいたんだ。まあ、私がバマコを運転したくない理由というのはこれだよ。」

た、確かに。。。人々が以前より豊かになってバイクやクルマが増えたのは結構ですが、空気は排ガスで汚れているし、何より運転が怖い!経済の発展に交通網の整備が追いついてない感じです。でもマリで最も豊かで魅力的な都市であることに違いはなく、今後の改善に期待です!?

※ここでもGARMINに入っていたOSMのアフリカ地図が非常に役立ちました!でなきゃこの渋滞のなか、絶対に迷ってたと思います。。。


■ バマコのおすすめ宿情報
今回は、来る前からあらかじめ目星をつけていたThe Sleeping Camelに直行しました。決め手は、値段の安さと無料WiFiです♪キャンプ(車中泊)なら一泊3000CFA(約4.7Euro)、ドミトリーなら一泊4000CFA(約6.3Euro)というのは魅力。自由に電源とWiFiが使えるお陰で、情報収集や日本へのSkype通話にも困りませんでした。ヌアクショット以来、久々にWiFi繋げて感激~!!

さらに驚いたのは、この宿はイギリス人経営で、泊まりに来てたのはほぼ全員が英語圏の旅行者。バリバリのフランス語圏のなかで、英語が普通に通じる宿というのは珍しく、非常に有難いです。情報交換にも最適だし、バマコのイベント案内やツアーの手配だけでなく、近隣諸国へのビザ取得まで手伝ってくれるという頼もしい存在。是非おすすめ。

The Sleeping Camel
Web: http://www.thesleepingcamel.com/
住所:Rue 25. Porte 80, Badalabougou Est, Bamako
GPS: N12°37.539 W007°59.271
※安くてWiFi無料で設備がしっかり。食事も注文できます。エジプト大使館の向かい側。



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2010年12月24日

ワゴンRの行く末を想う

その日の晩はグイナ滝の真横でピーターとビバークしました。たまたま、四駆で来ていたフランス人の2人組と合流できたし、グイナ滝を管理している地元の人々も一緒だったので、焚き火をしたりして意外と賑やかな夜でした。グイナの夜空は星で埋め尽くされていて素晴らしかったです。



でもって、滝を眺めながらいろいろ考えました。。。予定どおりガーナまで行くかどうか。。。

けど、グイナ滝に到着した時点でなんとなく答えは分かってたと思います。ずっと求めていた滝を訪問することが出来た今、他に訪れたいと思う場所はどこにも無い、と。

ガーナまで計画を立てた理由は、そこにグイナ滝から最も近い「英語が通じる港」があるからです。だけど、そこまで行くにはブルキナファソを経由しなければならず、各国のビザ申請やなんだで何日も待たされ、仮にガーナに着いたとしても、やることは多額の海運費用を払ってワゴンRを日本に送り返すだけ。本当にそれでいいのか。。。?

まだまだ働きざかりのワゴンR。アフリカでは大人気で、宿などで駐車する度に「なんて小さくて可愛い車!ぜひ売ってくれませんか?」と何度も引き合いがあったものです。日本ではありふれた大衆車かもしれませんが、アフリカではすごく目立つし、外装に多少の傷があっても新品のように輝いて見えるのです。

もちろん、エンジンも足回りも絶好調ですから日本でもきっと活躍してくれる事と思う。だけど、日本ではもう価値は付かないし、いずれ手放す時には結局オークションにかけられ、海外に輸出されてしまうでしょう。。。だったら、すでにアフリカに居る今、わざわざ費用をかけて日本に送り返す意味って何なんだろう?って思いました。



- ピーター、バマコで小さい車を買って旅を続けるって言ってたでしょう?
「ああ、知り合いが売ってくれる予定だったが、先日売れてしまったと連絡があったばかりだ」
- もし良かったら、このワゴンRに乗って旅を続けて欲しいのだけど。
「なんだって?本気で言ってるのか?」
- 本気です。その方が私の財布もワゴンRもみんな助かるから。
「おいおい、私が何屋だか知ってるだろう。後でクルマを売ってしまうぞ」
- むしろ、あなたの力で合法的に売却して貰いたいんです。そういうのに詳しいでしょう?
「で。。。君はどうするんだい」
- 私はマリのどこかから日本に帰るつもり。他に行きたい所はもうないし。。。
「そうか、だがもう一度よく考えなさい。それでも君の考えが変わらなければ、協力させて貰おう」

我ながら世にも奇妙な取引を持ちかけたものだと思います。
でも、目的の滝へと辿りついたいま、ピーターほどの経験の持ち主なら、大切なワゴンRを安心して託すことができると感じました。今まで、他の誰にもこんな提案をしようとは思わなかったけど。

勇気の要る決断でしたが、ワゴンRを手放す事を決めて、大きな安堵に包まれました。
ああ、これで良かったんだ。。。


※よく考えたらクリスマスイブでした。この日、グイナ滝から来たのと同じ悪路を引き返してカイの宿に無事帰着。運転はやっぱり大変でピーターの助けが必要だったけど、行きよりは精神的に全然ラクでした。。。カイの宿(CAJ)ではクリスチャンとフェデリカの2人が出迎えてくれて「どこへ行ってたの?昨晩戻らなかったから心配したよ!」って。。。有り難う。ごめんね心配かけて。

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2010年12月23日

グイナ滝への道のり(5)

■ ついにグイナ滝到着!
そこから先は、どんなに道が荒れていようが泣き言を言わずに走りました。うん、偉いぞ私。

一度は行き止まりだと思って完全に滝を諦めたからこそ、こうして道が続いているというだけでも有難いと感じられるようになったのかも。

グイナ滝がどこにあるのか皆目見当がつかなかったけれど、絶対に見つけ出す所存であります。

「さっきより目つきが真剣になってきたじゃないか」
- こんなに何度もピンチを救って貰ったのだから、もう行くしかないでしょう。
「ハハハ、私にしてみればピンチなど一度も無かったさ。君がそう思い込んでただけだ。見方の問題だよ。」

結局、岩道あり急坂ありで4キロの道のりに1時間かかる有様でしたが(徒歩と変わらない!?)、とにかく運転し続けました。途中で出会った村人の話によると、グイナの滝はすぐ近くにあるはずです。ふとヤブの向こうに目をやると、一瞬ですが、はるか彼方に小さく水しぶきが!きっとグイナ滝だ!



はやる気持ちを抑えつつ、滝へと接近して行きます。やがて途中の高台にフランス植民地時代に建設されたと思われる廃墟があり、そこにワゴンRを停めました。「ここから先は歩こう」という事で、トレッキング用の靴に履き替え、ヤブの中の歩道(?)を滝の方角に向かって進みます。ほどなく川岸に辿りつき、目にしたのは。。。。



「こりゃ凄いな。。。想像以上だ。」と、しばし立ち尽くす我々。
私は何故か分からないけど涙がとまらず。
実はカイ~バマコの間には3つの滝がありますが、7年間ずっと心の声が追い求めていたのはこのグイナ滝だったと改めて確信しました。本当にワゴンRと共にここまで来れて良かった。



「私が何十年も西アフリカをくまなく旅して来たのは知ってるだろう。砂漠やジャングルなど数々の美しい秘境を随分と見てきたつもりだ。だけど、このグイナ滝の美しさは格別としか言いようがない。来て良かったよ、ありがとう」

こちらこそ、ここまで導いてくれて本当にありがとうピーター。
あなたのお陰で、不屈の精神がどんなに大切か、身をもって学んだ気がします。

。。。いっちょ、泳ぎますか!



※記念に、グイナ滝のロケーションを記しておきます。GPS: N14 00.745 W11 06.190


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グイナ滝への道のり(4)

■ 諦めるのはまだ早い
ところが、無我夢中で突き進んでいた矢先にピンチ。急な下り坂を最後に道が突然終わっていて、その先には大きな枯れ川と思われる一枚岩が横たわっていたのです。どういうこと。。。?



- ピーター、どうしよう?行き止まりになってる。。。(゚Д゚)
「そうだな、道がないのではどうしようも無いな。。。なら、滝まで歩くとするか」
- 歩く!? (((゚゚Д゚゚))) あと何キロあるかも分からないのに?
「グイナ滝はセネガル川のどこかにあるんだろう?仮に4km先なら徒歩1時間、8km先だとしても2時間歩けば見つかるかも知れない」
- だけどもし滝が見つからなかったら。。。
「まだ午後2時じゃないか。時間はある。試してダメなら引き返せばいいのさ」

まさか滝まで歩くなんて選択肢は思い浮かばなかったけど、ピーターの言う事ももっともかも知れない。ただ、これから一番暑くなると分かっている時間帯に徒歩ってのは気が遠くなりそうだけど。。。いや、この人64歳だったっけ。年下の私が弱音を吐いてどうする。

ワゴンRを日陰に駐車し、日よけの帽子、飲み水、そしてGARMINを片手に軽装でトレッキングに出発。最初は枯れ川づたいにセネガル川を目指して歩きました。大きな石がゴロゴロして歩きにくい。気温も半端なく暑いんですけど。大丈夫なのか私。



やがてなんとか川岸へと辿りつき、もしかしたら上流にグイナ滝が見えるかも。。。?と思ったけど、目の前には悠久のセネガル川の流れがあるのみ。水際には背の高い草がいっぱいで、川づたいに移動できる獣道すらありません。
どっと疲れが出て、木陰にへたれこむ私。
クルマもダメ。徒歩もダメ。こんなんじゃ絶対にグイナ滝なんか見つかりっこない。。。



- 。。。ねえピーター、私もうカイに帰る。やっぱ無理だよ。
「何だい、本気で言ってるのか?」
- うん、カイに戻ってガイド付きの4WD車を手配して貰ってから出直すことにする。
「おいおい、そいつは高くつくぞ。グイナ滝への訪問は君にとって大事なんだろう?そんな簡単に諦めるなよ」
- だけど行き止まりだもの。。。道間違えたんだよきっと。。。
「よし分かった。なら道の続きを探そうじゃないか。一旦クルマに戻ろう」

そんなの探したって無駄なのに。。。と思いつつ、再び徒歩で来た道を引き返し、ワゴンRを停めた行き止まり地点へと戻りました。かつて川底だったと思われる真っ黒な岩場が行く手を阻んでいて、前進は絶望的。ピーターはしばらく枯れ川を歩き回っていましたが、私はすっかり諦めモードでワゴンRの帰路について考えていました。するとその時、

ナオコ見ろ!橋の跡がある!その先に道が続いてるぞ!

えっ!まさか!!慌てて現地に駆けつけると。。。
うわ、本当だ。枯れ川の対岸にあたる場所に、コンクリ造りの粗末な橋が架かっています。しかもその先に細い道が続いていて、地元バイクのタイヤ跡まで残ってる。
これだ!すごい、ピーター超すごい!!

「だから諦めるなって言っただろう?行けるね?」

ハイ行きます!!!ありがとうピーター!!!
さあ行くぜっ、ワゴンR!エンジン始動だよっ!!!ブルル。。。

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