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2009年6月1日

正論と結果オーライ

先日、「METAR読めるようになりましたぁ~っ」と意気込んで先生の所に行ったら、いきなり最初の質問に答えられなくて爆死した青山です。くそう、負けるもんか。

さて話は変わりますが、最近すこし正論至上主義に疑問を感じたので、正論と結果オーライの違いについて考えてみました。

たとえば外国でチンピラに囲まれ「金を出せ」と言われたら「お断りします。警察および大使館に通報します」というのが正論です。あるいは何か新しい事を始めようとする人に対して「安全を保証できる前例がないから許可できません」というのも正論だと思います。

ただ正論というのは確かに理屈は完璧に正しいのですが、欠点は、その通りにやったとしてプラスになるとは限らないことです。前者の場合はたぶん殺されて財布奪われるのがオチですし、後者の場合は失敗もない代わりに進歩発展することもないでしょう。

一方、結果オーライというのは少なくとも関係者がプラスでいられる状態に持っていける解ですから、上記とは全くアプローチが異なるように思います。前者の場合は、財布ごと相手に渡せば普通は命まではとられませんし、後者の場合は安全性を条件に許可を与えることで、過去に類を見ない進歩への可能性が拓けます。

正論が結論への最短距離であるのに対し、結果オーライに至る道は無限にあります。たとえ損をしても、リスクを冒しても、失敗しても、結果オーライにはなり得るので。
もちろんケースバイケースで正論が必要な場合もありますが、関係者が人間である以上、理屈だけ正しくても、誰の得にもならないのでは意味がないと思う今日このごろなのです。

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