太平洋戦争中、海軍で飛んでいたベテランの方のお話を聞く機会に恵まれました。前から不思議だったのですが、航空管制もGPSもない時代にどうやって南太平洋まで飛んで帰って来れたのでしょう。
なんと、当時のパイロットはものすごい精度で飛んでいたそうです。洋上を何時間も飛ぶわけですから、1度でも狂ったり速度にムラがあると二度と帰って来れません。「等速度で一直線」は鉄則で、必ず優秀なナビゲータが同乗して一分一秒の狂いもなく位置をはじき出していたそうです。すげー。
また、正しい高度を知るには地域ごとの気圧をセットしなければなりませんが、洋上にはそんな素敵なものを教えてくれる設備はありません。そこでどうしていたかというと、海面スレスレに飛んで、プロペラの風圧で水しぶきが上がったところで「高度ゼロ」にセットしていたそうです。怖~!!
敵艦に攻撃を仕掛ける時も、打ち落とされないよう水面から5m以内の超低空飛行をしていたといいます。5mといえばわずか15ft。しかも巡航速度。それって、ちょっとでも手元が狂えば墜落なんじゃ。。。。
私ですか?アメリカで練習してた時は平気で2-300ft上下させてよく怒られてました。
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