なんか最近、世界中でヒット爆発中のスーザン・ボイルとかいう新人歌手って何者?
だって全米で一週間で70万枚以上も売れて、他の有名アーティストの60万8000枚の記録を抜いたって言うんですもの。2009年発売のアルバムとしては最高記録らしい。
ところが。。。ネットでチラ見した本人写真が、どう見ても普通のおばちゃんなんですよ。うーん、何ていうんだろ。なんか、日本にもいそうな感じの。。。
記事を読んでみたところ、どうやら今年の4月にイギリスのオーディション番組がきっかけだったとか。マジでプロを目指す若手の新人たちが続々登場するなか、とつぜん47歳の田舎風のおばちゃんが現れた事に、会場はクスクス。審査員はヤレヤレといった顔。
しかし、一度彼女が歌い出すやいなや!
YouTube: その時のステージの様子(日本語版、約7分)
見た目で人を判断するのがどれほど愚かしいかという事を思い知るわけです。
さすがにYouTubeの音質だけでは我慢できなくて、iTunesでスーザン・ボイルを検索したら「翼をください(Wings to Fly)」を歌っているのを発見したので即ダウンロード。
歌の良し悪しは良く分からない青山ですが、この人はなんか別格。
たとえば絵でも、「ただキレイなだけの絵」と「画家の魂が入ってる絵」では輝きが違うもんです。このスーザン・ボイルっていうおばちゃんは、たぶん自分の歌に美声だけではない「ナニカ」をこめることが出来る人なのかも知れません。
芸術っていうのは本来はその「ナニカ」を伝達する手段なのであって、絵画でも音楽でも、表向きキレイなだけじゃ不十分なんですよね。人は芸術に出会ったとき、その「ナニカ」のスケールがでかいほど共鳴できる仕組みなんだと思います。人によってはそれを感動って言うのかもしれないけど。
とにかくこのおばちゃんは本当にすごいなぁと思いました。
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