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2009年12月28日

グラナダの想い出

スペインのグラナダでお世話になったB夫妻と7年ぶりの再会を果たしました。長年会えなかったと言っても、私にとっては心の恩人なわけで。。。まるで時空を越えて昨日会ったばかりのような喜ばしい錯覚を味わいました。だけどいま2人には3歳になる可愛い坊やがいて、奥さんは2人目がおなかの中にいます。この祝福は歳月の証拠かな?

グラナダでBさんと出会ったのは2002年11月の話。あの時はアフリカ旅行のスタート地点であったにも関わらず、些細な事で前夫と非常に険悪なムードになってしまい、ガキだった自分はホントどうしていいか分からなかった。

そんな時、私のそばについて励ましてくれたのがBさんの奥さんでした。2人と会う機会があったのはわずか1週間ほどの短い期間だったけど、一生忘れられないほど助けられました。あれがなかったら、自分どうなっていただろうと考えるとちょっと怖い。

さっき何年ぶりかで本棚から引っ張り出してきた7年前の自分の旅日記には、「自分なりに悩みぬいて夫に対してベストを尽くしたのだ、でも。。。」というような内容が延々と苦し紛れのように綴ってありました。ああ~、なんて自分はバカだったんだろう。

いま目の前に7年前の自分がいたら往復ビンタ間違いなし。若いって恐ろしいですね。前提を取り違えてるのに気付かないんですね。相手の事を誰よりも心配していると言いながら、実は守りたかったのは自分の立場とプライドに過ぎなかったわけで。。。ていうか人として恥ずかしいからそんな事日記に書くんじゃねえ。

旅行の後、実はB夫妻に会うチャンスは何度かあったんですが、ずっと機が熟していない感覚が拭いきれず会えなかった、というか会わなくて良かったかも。もし中途半端な時期に再会していたら、きっとろくでもない事しか言えなかったと思うのです。

そんな経緯がありながら今回まったくスムーズに事が運び、まるでグラナダの続きのように色んな事を話すことができました。尽きることのない居心地のよさもあの時のまま。
7年経ってやっと神様が再会を許してくれたのかも知れないなぁ。。。

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