やがて、葬儀を終えたピーターが例のオンボロメルセデスで迎えに来てくれました。
「やあお待たせ。お陰さまで素晴らしい葬儀で父を見送る事ができた。悔いはないよ。さあ、ブルーメンダールに行こう」
そう言ってピーターはフローニゲンを出発。なんと、これまたなつかしの巨大堤防アフスライトダイクを通っての道のりです。ここは前回ワゴンRでハンスと一緒に通ったことがあります。2度も通れるなんてビックリ!
さてブルーメンダール(Bloemendaal)にはピーターの家があるそうですが、ここはアムステルダムにほど近い美しい村で、なんと結構な高級住宅地らしい。
もちろんピーターが住んでいるのは公営住宅のような質素なアパートですが、着いてビックリ!これまたカッコイイ造りなんです!壁にはアフリカのタペストリーがどーんと飾ってあり、何やら存在感の木彫り土産が飾ってあります。床はコンクリート打ちっぱなしに白木の板を敷き詰めただけ。入った瞬間にギャラリーか何かかと思いました。
「ええぇ。。。ピーター、このインテリア全部自分でやったの?」
「ああ、そうだよ。お金が無かったもんで、床がちょっと歩きにくいかも知れん。すまんね」
って、何言ってるの!超イカしてるって、この床!
ピーターの話を聞いてると絶対に私よりビンボーなんですけど、この家のセンスのよさを見る限り、絶対そんな貧乏には見えない所がすごい。しかも、64歳ですよ?日本でこんな風にインテリアをアレンジできるシルバーが何人いるでしょう?
思い返せば、トビアスの船も、ハンスの家も、パトリックの家もみんなインテリア素敵でした。
みんな男性ひとり暮らしですけど、なんか小奇麗でお洒落なんですよね。
やっぱりジャパニーズはヨーロッパ人の美的センスには敵わないのだろうか。。。orz
この素敵なアパートで、日本への帰国までお世話になることになりました。有り難うピーター!!
無線LANも使えるし、頑張って溜まったブログ原稿を更新するぞー!!