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2009年9月8日

ある友人の才能に思うこと

とある博学で多彩な友人が現在ニューヨークに出張中です。彼はIT業界の現場の最先端で日々頑張っているわけですが、私が思うに、彼の本領はもっと別の所で人知れず静かに輝いている気がします。

久々に話をしたところ、内緒で作っているというWebページを見せてくれました。それは本人曰く「単なるスナップ」だというNYの何気ない風景の写真集でしたが、その視点の鋭いのにいつもながら脱帽。さらに素晴らしいのはその写真の並べ方とキャプションで、上から順に見ていくと心にしみいるようなメッセージが伝わってくるのです。

写真は絵を描くのと違って、瞬時に何枚も撮れてしまうものです。もちろん、作品の視点とか構図とかピントとかいう技術的なものも難しいだろうと思いますが、むしろ膨大な数の写真の中からいかにして自分らしい作品を見出すかという「選ぶ技術」や、それらを印象的に「並べる技術」のほうが難易度が高いのではないかと思います。

たぶん職場では彼は左脳派の切れ者として認知されている事でしょうが、上記のような離れ業を何気なくやってのけるには、ハンパなく感性が豊かでないと無理だという事は察しがつきました。そして、彼のそんな芸術的な素顔を知っている人が、職場に何人居るのだろうと思って少し寂しくも思ったり。

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