15年くらい前、バイクに乗りたかった青山の一番の悩みは身長でした。142cmでバイクの免許を取ったという人の話は聞いた事がないし、ベテランに相談しようと思って上野のバイク屋さんに行ったら「あんたの身長じゃ絶対無理!」と断言される始末。
だから最終的にバイク免許に挑んだ時も及び腰で「どうせ無理に決まってるけど、本当にダメだと思い知ってから諦めよう」と、お金をドブに捨てる気持ちで教習所に入ったのを覚えています。(そしたらCB400で免許とれちゃった。上野のオヤジのウソつき~)
そんなわけで、ふと空飛んでみようと思った時も真っ先に心配したのは自分の身長。窓の外見えるのか?ラダーに足届くのか?「あんたは絶対無理」という言葉が再び心の中によみがえってきて、もしかしたら今度こそダメかも知れないな~とか。
けど空の世界で私の身長の事を問題にする人は一人もいなかったので拍子抜けでした。実際C152の訓練中に「背が届かなくて滑走路が見えませ~ん!」と泣き言をいったら「だから何だ?どうせフレアかけてる時は滑走路なんか見えやしないんだから関係ねえだろ」と言われて目が覚めたり。
実はグライダーも「こんなデカイ機体、さすがにチビは無理でしょ」と半信半疑だったのですが、座席もラダー位置も全てアジャストできる仕様になっていて全く問題なし。まさに、案ずるより生むが易し、とはこのことで。。。
ていうか結局、あれだけ身長で悩んだ割には、身長が原因で不可能だった事は殆ど無かったように思います。それより問題だったのは、「自分には無理」と尻込みする姿勢のほうだったのかも知れません。いつかまた臆病風に吹かれたら、思い出さなくちゃ。
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