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2009年3月24日

色のネーミングについて

また縁があって、一時的ではありますが色について調査する仕事をやっています。色は昔から興味ある分野なので、つい元気になって夢中でやってしまいます。

個人的には青系統カラーを偏愛していますが、実は青ばかり見ているわけではありません。様々な色同士の関わり合いの中で「この組み合わせはキレイだなあ」とか「でもこれはちょっと苦手かなあ」とか心の中で感想を述べるのが結構好きだったりします。

ただ、ロジカルに色を見ることにあまり興味はなく、計算式とかパーセンテージのことは気にしていません。それよりもフィーリングで色を捉える事のほうが面白いと感じます。あまり理屈で考えると、かえって肝心なモノが見えなくなってしまう事もあるから。

今回の対象はWebで使えることになっている約150種の色です(ちなみにWebセーフとは異なります)。OS上で定義された特定の色の名前を知っていれば、わざわざ16進数を使わなくても、かなりの色を出すことが出来ます。ただ、とても覚えきれる量ではないので、今までスルーしてたんです。

というわけで、あらためてじっくりと150色分のカラーネームを見ていたんですが、これがいろいろショックでした。たしかに色数多いから全部に識別名をつけるのは大変だったと思います。だけど色名に「薄い○○色」とか「濃い○○色」とか「中間の○○色」みたいなヤル気のないネーミングが多く、なおかつ割り振られた色もトンチンカンなのが多くてびっくり。中にはlightgoldenrodyellowとかいう無駄に長い名前までありました。誰!?こんなの世界標準にしたのは?

うーん、今回の仕事は色の名前が重要なのです。これではせっかく色数があっても活かせません。たとえば「白っぽい黄色」と言われるよりも「カスタード色」とか「プリンの色」とかって言って貰ったほうが美味しそうだし心に残るよなあ。仕方ない、出来る限りこちらで印象的な色名を考えて差し替えよう。。。

と、やってるうちに日が暮れてしまったわけです。

で、帰ってきたら楽しみにしてた真っ赤なイチゴが傷んでてちょっと気分がロイヤルブルー。

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