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2009年3月27日

色のネーミング作業

ここのところ毎日のようにアプリケーションで使用する色について考えてます。特定の150色に対して、名前を見ただけで色のイメージが思い浮かぶようなドンピシャな命名をずっと考えるのでけっこう真剣にハマりました。

かと思いきや、開発サイドで150色では多すぎる事が判明し、慌てて100色くらいに削ることに。それだけ削ると、今度は隣り合う色同士の変化率も変わってくるので、再び色を調合しなおしです。そうやって色を微調整すると、今度は以前の命名が不適切になる場合があるのでまたまた色の名前を考え。。。というのを延々と繰り返していました。

最終的には、これ以上手を加えることは出来ないというレベルまで持っていけたのでとりあえず満足。(まだ微調整するかも知れないけど) これって本当に感覚をもとに手作業なので、機械的なロジックが一切通用しません。そこが面白いんですが。

たとえば赤色は英語で"red"で紫は"purple"です。では赤紫はどうでしょう。
そういう微妙な色合いにこれと決まった呼び方はありません。機械的に呼ぶなら"reddish purple"とかでいいんですが、10人がそれを聞いて同じ色を思い浮かべるとは限りません。

だけど"wine(濃い赤紫)"とか"plum(赤みの赤紫)"とか、なにか共通のものにもとづいた名前を言われたら、色をもっと具体的にイメージしやすくなります。こういうのは人間の頭で思いつくものです。また、ある特定の呼び名に合わせて色を調合するというのも人間でないと無理な作業だと思います。

子供の頃から絵の具や色鉛筆には愛着があったので、色の名前って超大事。
最近はずっと開発が先行していて自分の出番が少なかったんですが、こういう地道なアナログ作業には喜んで飛びつく私でした。

でも独断と偏見でやってるので、どれだけ普遍性があるかちょっと心配。

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