結局トビアスがエストニアに去った後も2日ほどトリピタカ号に居座って溜まったブログ更新したりしていました。こんな風光明媚な観光地(しかも贅沢なマリーナ暮らし)で朝から晩までPCに向かうアホがいたら蹴りを入れたい位ですが、なにをかくそうそれは自分です。(>_<)
コペンハーゲン(デンマーク)を出発してから、ハンブルグ(ドイツ)を経て、フローニゲン(オランダ)へ向かった道のりをまとめてみます。
■9/21 コペンハーゲン~デンマーク国境付近(Haderslev) [約270km]
島々からなるデンマークは昔から船が主要な交通手段だったと思われますが、今回の旅行では可能な限り橋を使って陸路をドライブしてみたかったので、フェリーでドイツまでワープするという方法は選択肢から外しました。ですが、デンマークには海を渡る巨大な橋が3箇所あって、その通行料が意外とバカにならないのです。。。
(1) オーレスン橋 (Öresund Bridge) -- 285Dkr(約38Euro)
(2) グレートベルト橋 (Storebæltsbroen) -- 220Dkr(約30Euro)
(3) リトルベルト橋 (Lillebæltsbroen) -- 無料
※上記の料金は乗用車のものです。バイクだともう少し安いと思います。
苦労してでも自分のクルマで海の上をドライブするぜ!というポリシーがあれば通行料は問題になりませんが、現実問題としてデンマークを乗用車で通過するだけで合計70Euro近く支払う計算になります。ヘルシンキからストックホルムまでの豪華フェリーがたった100Euroだった事を考えると。。。「ももももしかしてフェリーでドイツまで渡った方が安くてラクチンだったのでは?」
そんなこんなで、ドイツ国境に程近いパーキングにて車中泊。夜は気温6℃とかで秋用シュラフではちと寒かったなあ。
■9/22 ドイツ入国~ハンブルク通過(Hamburg)~ブレーメン(Bremen) [約290km]
気がついたら国境越えてドイツに入国していました。昔の国境施設の名残が現在はパーキングに生まれ変わっていたりして。今は検問も何もナシで自由に行き来できるんですねえ。EUって素晴らしい。
ドイツのハイウェイといえば有名なアウトバーンというやつに違いありません。ワゴンRだとちょっとパワー不足な気もしますが、頑張ってエンヤコラと走ってみました。もちろん高速道路を降りて一般道を使えばゆっくり走れますが、ハイウェイの方が断然パーキング施設が整っていて安心なのです。ほとんどの休憩所が無料の水洗トイレ完備で感動的。(親愛なるロシアよ、いつかトイレだけでも真似してください)
当初の予定ではハンブルク(Hamburg)市内のキャンプ場でWiFi接続を目論んでいましたが、行ってみたらWiFiどころかネット環境もなかったので却下。あとで考えたら、その辺のマクドナルドに寄ったほうが確実にWiFiが使えたような気もしますが、まあいいや。少しでも距離を稼ぎたかったので、そのままブレーメン(Bremen)方面へ走り、力尽きたところのパーキングで車中泊。デンマークに比べてだいぶ暖かく、最低気温は快適な18℃でした。
■9/23 ブレーメン(Bremen)~オランダ入国~フローニゲン(Groningen) [約230km]
食料を確保したかったので、Garminでブレーメン近辺のスーパーを検索。PennyMarktというチェーン店が近かったのでナビって行ったら、恐るべきディスカウント店でビックリ!水1.5Lが19¢とか袋入りスープが35¢とかポテト2kgが89¢とか。。。えええ!何でこんなに食料が安いの!? 北欧から来たばかりで、この激安プライスはカルチャーショックです。思わずあれこれ買いだめ。
ただドイツって北欧に比べて何となく英語が通じにくい気がする。いや、ちゃんと英語通じるんですけど、それほど流暢じゃないというか。あと、PennyMarktではクレジットカード使えませんでした。手持ちのユーロ現金でお支払い。北欧でほとんど完璧にカード使えたのとはちょっと対照的です。ああ、いつのまにか西欧に来たんだなぁ。
そんなこんなであっという間に国境を越えてドイツからオランダへ。これまた検問も何もナシ。道路標識がいきなりドイツ語からオランダ語に変わりますが、どのみち私には読めないので無問題です。ついでに言うとオランダの方が英語通じやすい!
目指すはオランダ北部のフローニゲン(Groningen)という街です。実はロシアのアルタイ地方で出会ったオランダ人ライダーのハンスがフローニゲンに住んでいて、私を招待してくれたのでした。ロシア繋がりの再会にちょっとワクワク。