ハンスからもうひとつサプライズが。「ナオコ、確かロシアの携帯持ってたでしょう。今どうしてる?」「まだ持ってますけど、ロシアを出る時ミーハにSIMカード返却したので使えない状態です」「ふーん、ちょっと貸してみて」
。。。と、ロシアで買った中古携帯をハンスに渡したら、ハンスが自分のSIMカードを差し替えて実験してくれました。「おお、やっぱりオランダのSIMカードでもちゃんと使えるじゃないか」「えっ!本当ですか。すごい。でもオランダでしか使えないんじゃ。。。?」「いやいや、これはVodafoneのSIMカードだから、ヨーロッパ諸国でローミング可能なはずだよ」「そ、そんな便利だったとは。どうしよう、私もオランダでSIMカード買おうかなあ」「いいよ、このSIMカードをあげるから、そのまま使いなさい」
えええええ!!! マジですか!! 貰っちゃっていいんですか!? (((゚゚Д゚゚)))
有り得ない展開にビビる私。実は北欧にいたとき、携帯が使えなかったせいで人と連絡とるのがちょっと不便でした(WiFiが使える場所でSkypeを使って電話したりしてました)。だからヨーロッパで使えるプリペイド式のSIMカードが欲しかったのですが、そもそもロシア携帯に欧州のSIMカードが適合するかどうかイマイチ半信半疑だったので、買うのをためらっていたのです。だけどハンスのお陰で一挙に全ての問題が解決!ロシア携帯もヨーロッパ携帯も互換性があるのね。素晴らしい。
しかもこのSIMカードにいくら入金されていたかというと。。。。なんと28ユーロも入ってるではありませんか!! ちょ、コレ、タダで貰っちゃうには高額すぎるんですけど!? 「そんなこと気にしなさんな。それより、オランダを出た後も、たまにSMS送って無事を知らせてちょうだい」うわあああん、ハンス本当に有難う~!(T_T)
というわけで結論です。ロシアで買った携帯電話でもヨーロッパのSIMカードが問題なく使える事が分かりました。参考までに、オランダのVodafoneの場合、料金の目安は以下の通りです:
・EU内で通話発信する場合 -- 46¢/1分
・EU内で通話受信する場合 -- 18¢/1分
・EU内でSMS送信する場合 -- 13¢/1回
・EU内でSMS受信する場合 -- 無料
ただ一つ問題があって。。。一旦オランダを出てしまうとSIMカードに追加の入金が出来ません。(というのは正確にはウソで、実際にはネット経由でクレジットカード入金できるらしいのですが、オランダ語で書かれたVodafoneのサービスを使いこなすのは難易度高く挫折) ヨーロッパには、ロシアのようにあちこちの街角に自動入金マシンがある訳ではないので、そこが微妙に不便です。
そんなわけで、SIMカードの残金を節約するために、通話は控えてSMS送受信に徹することに決定。SMSが使えるだけでも、WiFi求めて街中を探し回らなくて済むので本当に助かります。
ハンスのお陰で、西アフリカの地図データに引き続き、携帯電話まで使えるようになってしまいました。なんだかヨーロッパ旅がパワーアップしつつある感じです。感謝!
※追記:素晴らしいことに、この「ロシア携帯+オランダSIM」の組み合わせのままで西アフリカでもバリバリ携帯が使えました。しかもロシア携帯が普通にSIMフリーだったのが幸いして、西アフリカで激安の現地SIMカードに差し替えたり自由自在!お陰さまでこれ以降、旅先での電話(SMS)連絡には一切困りませんでした。ロシア、ヨーロッパ、アフリカ共に同じ通信方式を採用しているなんて超素敵!