国境で車中泊して、朝目覚めたらそこはフィンランドでした。。。うーん、ついにヨーロッパに来てしまった。大丈夫だろうか。道に迷ったりしないだろうか。ロシアみたいに安く泊まれる所はあるのだろうか。ていうかカード社会だって聞いてたから現金500ユーロしか持ってないんですけど、本当にこんなんで生きていけるのか。
ハラハラドキドキのフィンランド初日でしたが、結論から言うと全部問題ナシでした。まず、素晴らしいのはGARMINの地図をヨーロッパ版のSDカードに切り替えたところ、ナビゲータとして完璧に機能してくれたこと。国境から首都ヘルシンキまでナビ一発!ロシアではこうはいかなかった~。嬉しい~!しかも、周囲のドライバーの運転が非常にゆとりがあるというか紳士的で、全然怖くありません。
道路も隙のない造りで、たまに見かける無料のパーキングエリアには、テーブル、案内板、はてはトイレまで完備されていたりします。いざとなったらどこでも車中泊できる環境です。さすが北欧!
そんな様子を見ているうちに、だんだん初めてのヨーロッパに対する不安も薄れ、何とかなるような気がしてきました。。。
ガソリンスタンド事情
だけどやっぱり慣れ親しんだロシアとは少々勝手が違います。まず、国境からE18を使って一路ヘルシンキを目指すのですが、ガソリンスタンドが意外と少ない! やばい、シベリアでもガス欠しなかったのに、ヨーロッパでガス欠したら違う意味で伝説に残るぞ。
。。。というのは私の勘違いで、実際にはGSもあちこちに豊富にあるのですが、わざわざ幹線道路の出口を降りる必要があるという事に気付くのにしばらくかかりました。
お陰様でやっとGSに入る事ができましたが、今度は給油方法が分からない。。。でも大丈夫、誰とでも英語が通じます!すぐそばにいた売店のおばちゃんに「Excuse me, how do I fuel this?」と聞いたところ、親切に教えてくれました。なんと、いきなりセルフ給油して料金は後払いだとか。ロシアとは正反対だ~!!そしてお支払いは敢えてクレジットカードで。(もちろん現金もOKですが、ヨーロッパのクレジット生活に慣れておきたかったので)
しかし、予想はしていましたが、ガソリンの値段はロシアの2倍以上で鼻血ブー!17L給油して23.8Euroって何。現実を直視するのに時間がかかったんですけど。しかもロシアで普通に入れていた"92"が無くて、"95"と"98"しかない。うーん、ヨーロッパでは頑張って燃費走行するしかないなぁ。
ヘルシンキのRastila Camping最高!
さて、国境から200kmほどで首都ヘルシンキに到着です。物価高の北欧で私みたいな貧乏ドライバーが泊まれる所はキャンプ場しかありません。そこで、ロンプラがイチオシしていた"Rastila Camping"までGARMIN様でナビ一発!
Rastila Camping
住所:Karavaanikatu 4, Helsinki
GPS座標:
N60 12.397 E25 07.238
このキャンプ場はスゴイ。まずロケーションがヘルシンキ中心街から東わずか10kmという好立地。さらに、メトロ駅とスーパーまで徒歩1分という便利の良さ!しかも居心地の良いTVルームでは無料WiFiが使い放題!トイレ、シャワー、ランドリー、キッチン等ALL完備で、料金はテントサイト15Euro(車中泊OK)です。
ちなみにキャンプ場の支払いもクレジットカードでOK! スーパーの買い物はもちろん、電車の切符までクレジットカードで購入できる所をみると、なんだか北欧では全然現金が必要ナイ気がしてきたぞ。。。(旅のお金の持ち方はいろいろですが、私の場合ユーロ現金はなるべくアフリカまでセーブしておきたいので、カードが使えるヨーロッパにいるうちは、カード払いに徹するつもりです。特に北欧では国ごとに通貨が変わって面倒なので。)
しかも、サイトは美しい木立と芝生で覆われていて、なんだか素晴らしく居心地がいいです。。。このクォリティの高さで一泊15Euroだったら、何日か連泊してここを拠点にメトロでヘルシンキ観光するのが絶対に一番安上がりだと思います。
それにしても、隅々にわたるこの品質の高さは一体なに?日本でも見た事が無いくらい設備の整ったキャンプ場に、北欧が世界トップクラスの先進国と呼ばれる理由を垣間見た気がしました。。。