
日本で走っていた頃は誤差といってもせいぜい5km/hで無視できる程度だったので、ロシアでいきなりこんなにも表示が違うということは、きっとGARMIN World Mapがショボくてきちんと速度計算できないせいだろうと勝手に思い込んでいました。まさかスピードメータが壊れるなんて夢にも思ってなかった。
だけど、ハンスと一緒にアムステルダムに向かっている途中、「ナオコ、いくらなんでも君のスピードメータの表示はおかしいだろう」とご指摘が。実はハンスもGARMINのハンディGPSを持っていて、私のGARMIN nuviとほぼ同じ速度表示を示していました。例えばスピードメータ上では80km/hで巡航してるつもりでも、2つのGPS上では55km/hとなっていたり。
うーん、認めるのが怖かったけど、2つのGPSが同じ速度を示しているという事は、どう考えてもワゴンRのスピードメータが壊れているという事だな。ということはアレか、ロシアにいる間ずっと80km/hで快走してるつもりだったけど、実は15000キロの距離をずっと原チャリもビックリの55km/hで走っていたということか。もしかして私、ロシアでも北欧でも超迷惑車両だったのでは!Σ(゚皿゚)
それにしても、まさかスピードメータのような重要な計器が壊れるなんて予想外でした。クルマだったから良かったけど、もしこれが飛行機の対気速度計だったら今頃とっくに墜落して死んでるはずです。それにしてもなんでだ?こんな事って有り得るのか。
。。。で、さかのぼって原因を考えてみました。日本を走っていた頃はメータとGPSの速度表示にほぼ誤差がなく、初めてヒドイ誤差がある事に気付いたのはロシア極東ハバロフスクを出てすぐのあたり。ということは、怪しいのはVanino~Lidogaの340kmの悪路かも。朝から晩までガタガタ道で、何が起こってもおかしくない状態でしたから、ここでメータがやられてしまった可能性高し。
どういう仕組みになってるのか詳しくは知りませんが、タコメータや距離計の表示は問題なしです。タコメータに関しては日本で60km/hでテスト走行していた時3500~4000rpm前後で、今でもGPSの速度と付き合わせれば同じ結果が出ます。また、距離計に関しては、ハイウェイのあちこちにある「○○まであと何キロ」の看板と照らし合わせても正確なので、道中とくに問題はありませんでした。
いやー、壊れたのがスピードメータだけで本当に良かった。。。だけどもしGPSが無かったらスピードメータが壊れてる事すら一生気づかなかっただろうなぁ。よく考えたらオランダに来る前にこの状態でドイツの高速アウトバーン走ってたのか私。迷惑だっただろうなあ。
とりあえずGARMINのほうが正確な速度表示を出すことが分かったので、以後はこちらの表示を頼りにドライブしています。ヨーロッパのハイウェイは110km/h~120km/hという所が多いのですが、ワゴンRでそんなに速くエンジンぶん回すのは心配なので、道が空いてる場合はGPS表示で80km/h前後、後続車が数珠つなぎになりそうな場合は頑張ってGPS表示90km/h超を心がけています。(ちなみにこの時、ワゴンRの壊れたスピードメータは110~120km/hを指しているわけですが。。。)
いろんな意味で、GARMIN nuviを持ってきて助かりました。滅多にないトラブルだとは思いますが、皆様もお気をつけください。(T_T)
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