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2010年1月25日

最強の旅ガイドブック

2010年1月25日 最強の旅ガイドブック

本日AmazonからLonely Planet(※通称ロンプラ)が届きました。これで手持ち4冊、予定ルートを全部カバーできるだけの最新情報が揃ったことになります。ちょっと安心。

ロンプラには以前たいへんお世話になった事がありました。
7年前にアフリカ一周(というか正確には半周?)ツーリングした時に、「地球の歩き方」とか「旅行人ノート」とかのお約束のガイド本を持っていったんですけど、実際に手垢がつくほど使いまくったのはLonely Planetシリーズでした。特に「Africa」編はアフリカの全ての国をカバーしていて本当に重宝したかも。

だけどロンプラって分厚いし、全部英語だし、カラー写真はほぼ皆無で字ばっかりなので、見た目が退屈そう。。。それで最初は敬遠してたんですけど、実際に何ヶ月も現地を旅してみると「10ドル以下の安宿はあるか!?」「ネットカフェはどこ?」「隣国のビザはどこで取得?」「どこの国境を越えるのが良い?」。。。といった問題が切実になってくるわけで、こうした疑問に全て答える事が出来た本はロンプラだけだったのです。

この違いは日本と欧米の休暇に対する考えの違いなのだろうな、と思います。日本ときたら1週間の休暇を取るのも気を使うほどワーカホリックなお国柄。海外旅行といえば長くても10日以内というのが相場で、行くからには贅沢しなきゃ、という考えです。日本のガイド本に買い物とかグルメとかのファンシーな情報がやたら多いのはそういう理由でしょう。

一方、欧米(特にヨーロッパ)では会社勤めをしていても1~2ヶ月の休暇というのは珍しくありません。「それじゃこの夏は四駆でサハラを縦断してみるか。。。」というような発想ができるし、実際そういう旅が好きなオーバーランダーも多い。だけど、長い旅だと節約しなくちゃいけないし、自力で国境も越えたりするわけです。すると必要なのは電話帳みたいな現実的な情報という事になります。ロンプラはまさにこれ。

自分で全てを決める自由旅行ってすごく創造的な体験だと思うんですが、日本ではまだまだ旅行はお金で買って消費するものだと思われている気がします。短い休暇しかないので仕方ないとはいえ、いつか日本でも独創的な旅を楽しむ人が増えるといいな。

しかしコレ分厚いなぁ。。。4冊もあると。。。
今回ワゴンRだから持ってけるけど、バイクだったら無理だったかも。

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