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2010年1月12日

大陸横断用の道路地図

きのう丸の内オアゾの丸善で入手した、ちょっとレアな輸入地図を紹介します。前にもちょっと書いたけど、こういう洋モノの地図に関しては、Amazonとかネット書店とかの在庫表示は全くアテになりません。検索しても売り切れだったり、版が古すぎたり。。。けど、大きな書店に行けば必ず店頭に置いてあるのね。助かった~。

いちおうリンク付けときますけど、ネット上のは古いので注意してくださいね。
ちなみに、店頭価格はどれも1800円前後でした。確かにネットの方が値段は安いんだけど、地図は鮮度が命ですから、やっぱり店頭で版を確かめて買った方が良いかも。

①「ロシア全図」 freytag & berndt: Russia・C.I.S (オーストリア製)
日本で手に入る唯一の全ロシア道路図と思われます。といってもメインはやっぱりモスクワ周辺。シベリアはどこに載ってるんだ!?と思ったら、地図の裏側に申し訳なさそうに1/800万のロシア全図が載ってました。。。まあ、ほとんど道なさそうだし、まいっか。全部ドイツ語だけど、キリル文字よりは助かる。精度のほうは謎に包まれていますが、一応2010/12月まで有効の最新版です。
※9/17追記:実際には使いにくく、ほとんどロシア旅行の役に立ちませんでした。買わなくて良かったかも。(`ヘ´#)

(1/23追記--紀伊国屋でもっと詳細な1/600万のロシア全図(カナダ製)を見つけました。International Travel Maps RUSSIA 完全カラーで山脈などの道路以外の地形情報もバッチリです。こちら2007年が最新版ですが、上記の地図よりも使えそう)
※9/17追記:シベリア横断中はこちらの地図が本当に役に立ちました。道路情報はちょっと古いですが、十分通用します。ただし、エカテリンブルグ以西の複雑な道路網には対応しきれていません。

【ロシア地図は現地調達で!】 
ロシアのどんな都市でも、ちょっと大きめの本屋で冊子形式の全ロシア道路地図(Атлас автодорог, アトラス・アフトダローグ)が簡単に手に入るので「ロシア地図は現地調達!」と割り切ったほうが早いです。
全部キリル文字ですが、アルファベット対応なので誰でも地名くらいは読めるようになります。私は遅ればせながらエカテリンブルグで本屋に連れて行って貰って初めて冊子アトラスをゲット。中身の写真はこんな感じ(モスクワ3大リングの項参照)。
B5位のてのひらサイズの冊子に、極東・シベリアを含むロシア全土の道路が全て網羅してあります。しまった、こんな便利な道路地図、ロシア入国の翌日くらいにさっさと買っておけば良かった。。。

※2016/02追記: 神保町にロシア専門書店「ナウカ・ジャパン」があると知りました。地域別の道路地図も扱っているようです。オンライン注文も可能なので情報収集にお役立てください。



②「ヨーロッパ全図」 Hallwag: Europe (スイス製)
全ヨーロッパ道路図。縮尺は1/360万。スイス製だけあって非常に丁寧な造り。もちろんコレ一枚でヨーロッパの密な道路網を旅するのは無理があるけど、こういう大ざっぱな地図は距離を調べたりスケジュールを立てたりする時なんかに役立ちます。これも、2008-2010まで有効の最新版。
※9/17追記:こちらはヨーロッパ内での移動計画を立てるのに非常に役立ちました。GARMIN City Navigator Europeと併用すれば最強です。

③「西アフリカ全図」 Michelin: Africa North & West #741 (フランス製)
アフリカ旅行では定番のミシュランマップ。むかし、西アフリカは#953のフランス語しかなかったけれど、現在では英語版が出て#741で売られてます。縮尺は1/400万。ほとんど道が無い場所なので、この縮尺でも全く問題ナシというスグレモノ。2007版が現在の最新版。

以上、3種類の道路地図があれば、いちおう東京からアフリカまで自走できる事になるのかな、と。これってなかなかスゴイよなー。

けど実際に走る時はたぶん、朝と晩くらいしか地図見ないと思う。何しろ縮尺がでかいので、町と町の距離感を測るのだけがこいつらの役割なのです。で、実際に町に着いたらこんなデカイ地図は何の役にも立たないので、ロンプラ(Lonely Planet)みたいなガイドブックの詳細地図に切り替えて、安宿とかネット屋とかを探す事になるかな。

もっとも、ロンプラに掲載されてない普通の町や村とかでは、ボディランゲージを炸裂させながら地元の人に聞きまくるしかないんだけど。(^^;)

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