サマーラからは、ペンザ→タンボフを経由してヴォロネジへ向かうことにしました(約1000km)。現在ヴォロネジに住んでいるターニャ(ミーハのお姉さん)夫妻に会うためで、ちょっと遠回りの寄り道です。たまたまミーハと出会って以来、ずっと見ず知らずの私を電話越しに支えてくれたターニャ。どんな素敵な女性なんだろう。ぜひとも会いたい!
■8/4 サマーラ~Novospasskoye付近 (約200km)
サマーラを出発して幹線道路(M5)を西に進むとTolyattiの街を通り、少し南にヴォルガ川を渡る大きな橋があります。そこからはひたすらM5をペンザ方面へと走るのですが。。。この日も昼過ぎに45℃近い暑さになり、路肩でちょっと休憩。軽い気持ちでUSBモデムを使ったら、バッチリ繋がるので調子に乗ってメールの読み書きなどをしてました。そしたら恐ろしいことに、あっという間に5時間くらい経ってしまい「しまった~!! 夕方になってしまった~!」と焦る私。
基本的に夜はあまり走りたくないのですが、こういう時に限ってCafe等がほとんどないド田舎だったりします。よし、何が何でも次に見つけたCafeの駐車場で泊まろうと決心したところ、運良くトラックがたくさん停まっている大きなCafe付きスタヤンカを発見し、助かりました。(なんと、たまたまこのCafeの裏に素敵な湧き水があって、美味しい飲料水を確保できました。ラッキー)でも、地図を見ると殆どサマーラから離れてない。トホホ。。。
■8/5 Novospasskoye~ペンザ通過~Kamenka (約320km)
この日はいよいよ空気が霞んでいて、視程は非常にイマイチです。うーん、これも森林火災の影響だろうか?。。。と考えながら町も何もないM5をひたすら西へ。昼過ぎにやっとペンザ付近に到着したのですが、そのままM5を真っ直ぐ行ってしまうと自動的にモスクワ行き。やばいやばい。ヴォロネジを目指す私はタンボフ方面へ行きたいので、M5からR209に乗り換える必要があります。しかしGARMINにも地図にもそんな細かい話は一切ナシ。よし、迷う前に人に訊こう。
タンボフ方面の看板が少なくてビビり気味でしたが、ペンザのバイパスを西へ20kmほど行ったところにタンボフ方面の立派なICがあり、無事にR209に乗り換えできました。しかし予想はしていたけど、何も無いド田舎の一本道だ。。。さすがにガス欠の心配はないけれど、Cafeが全然見当たらない、泊まる所は大丈夫なのか?などとビビりつつ西へ進んでいたら、夕方ごろKamenka付近に突然にぎやかなCafe宿密集地帯発見!ここだ、ここに泊まるしかない!というわけで、この日も無事にスタヤンカで車中泊。よかったよかった。
■8/6 Kamenka~タンボフ通過~Mordovo付近 (約330km)
いよいよタンボフ通過ですが。。。このエリアはGARMINも簡易表示しかありません。タンボフからヴォロネジへ行くルートは2通り。ひとつはLipetsk経由の遠回りルート、そしてもうひとつはタンボフ~ヴォロネジを直線で結ぶ謎の近道。でも、「地図に魅力的な近道が載ってるからって信用しちゃいけない。僕が昔地図を信じて行った道は立派な野原だった!」とサマーラのミーシャに脅かされていたりして。。。
しかし実際にタンボフの近くまで来ると、「ヴォロネジ 250km」と書かれた看板を発見。あー、これは絶対に近道のほうだなぁ。その近道(R193)の入り口はちょっと入り組んでいて分かりづらかったですが、たいへん素晴らしい舗装路でした。もちろん地方道なので超田舎です。GSもCafeもほとんどナシ。Mordovo付近にやっとスタヤンカ付きの小奇麗なCafeを見つけて車中泊。
■8/7 Mordovo付近~ヴォロネジ (約150km)
そしてついにヴォロネジ到着~。。。ですが、残念ながらGARMIN City Navigatorにヴォロネジの市街地図は入ってませんでした。頼りのロンプラにも地図はナシ。なので、とりあえず郊外のバス停に寄って、キオスクで街の詳細地図をゲット(65R)です。それでやっとターニャの住んでいる通りが分かったのですが、番地までは分かりません。(ついでに言うと、自分の現在地も分からず)。。。途方にくれて、近くに居たRAV4のドライバーに道を聞いたら「案内するよ、ついてきて」とクルマで先導してくれました!うわー、超助かった!
というわけで、ヴォロネジでは特に迷うこともなく、あっという間にターニャの家までワープできた次第です。そこは森のそばの閑静な住宅街(フラット)で、ベランダから良く見える所にワゴンRを安全に駐車できました。しかも家は広くて新しくて、居心地最高~!
そんなヴォロネジでの沈没の日々はまた後ほど。。。