無事にヴォロネジに到着して、ターニャ(ミーハのお姉さん)に初対面することができました。ターニャは私とほぼ同い年で、学校で先生をやっていた事もあるくらい英語堪能。久々に普通に言葉が通じるのが嬉しかった~。年も同じなのですぐに仲良しに。
会うなり「ナオコ、暑かったでしょう。さあシャワーを浴びて、くつろいでちょうだい。そして好きなだけヴォロネジに滞在していってね」そう言って、私に一番涼しい部屋をあてがってくれました。明るくて、優しくて、面倒見が良くて。。。ううう、本当にありがとうターニャ。
そしてターニャの夫のセルゲイも紹介して貰いました。彼は5つ年上でとても才能あるギタリストですが、仕事はフリーランスの配管屋さん。新築工事があちこちで行われる夏の間が稼ぎ時だそうで、この日も道具が詰まった大きな荷物を背負って、現場から帰ってきました。は、はじめまして。「やあナオコ、セルゲイだよ。よろしくね。」
ちなみにヴォロネジのターニャの家には、ミーハとアレクサンドルがとっくの昔に到着していました。ここで毎日セルゲイの仕事を手伝ったりして過ごしていたみたいです。そんな逞しいミーハ達2人とは、嬉しい3度目の再会。(というか、私がミーハの行く先を追ってる感じ?)
それにしても大きくて立派なフラットです。ロシアの都市部の家は殆どが集合住宅で、日本で言うなら10階建てのアパートのような感じ。今まで見てきたフラットの大きさはまちまちで、ワンルームのようなものもあれば、2LDKに家族全員が暮らしていたり、このターニャ達の家のように新築の広~い3LDKだったり。しかも綺麗好きなターニャが毎日掃除を欠かさないので、素晴らしく清潔なのが嬉しい。
そんな素敵なお宅で、ミーハ達はいつも通りワイルドに暮らしてました。今まで謎だったロシア語でのやりとりもターニャが全部通訳してくれるので、彼らの行動を傍から見てると面白い。
たとえば2人とも毎日のように柵も何もない3階の窓枠に腰掛けてタバコをふかしていたのですが、ある日それを見た通りすがりのお婆さんから「子供が真似したら危ないからやめてちょうだい」とクレームが来たらしい。それに対して「子供のやりたい事をあれこれ禁止するほうがおかしい」とやり返していたようです。うん、君達らしくてイイ感じ。
ところで、ミーハやアレクサンドルはどこに泊まっているかと思ったら、ベランダにシーツを敷いてパンツ一丁で寝てました。確かにこの猛暑のなか、ベランダが一番涼しいので正解かも。立派な家にいても、2人にとっては森の中の生活とあまり変わらないようです。そんな君達にまた会えて嬉しいよ。