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2012年5月27日

富士川ジムニー練習 (第1回)

3月下旬に赤十字飛行隊の訓練を見学に富士川に行った時、非行おじさん(セスナ会)のお宅で素敵ジムニーと出会いがあった話の続きです。

これがまた、年式は古いのに素晴らしくコンディションの良い車両で、しかも色がブルー!! (反応したのはそこかい)

歴代オーナーは全員知ってる人(富士川メンバー)で、走行距離は8万kmポッキリ。こんな掘り出し物は2度とないですよ。どうしようどうしよう。 (;´゚艸゚)アワワ

一目惚れでノックアウト中に私に、「もし気に入ったら売りますよ~。」と、非行おじさんの悪魔のささやきが聞こえます。しっかりしろ!いまクルマ買ってどうする!何のために断捨離してシェアハウスに引越したんだ?
。。。山のように思い浮かぶクルマ買えない理由の中で最も恥ずかしかったのが、
「あのう、私マニュアル車って運転できないんですけど…

いちおうMT免許は持ってるんですが、最後にMT車運転したのは17年前@教習所。ついでに言うと乗り物はことごとく操縦習得にやたらと時間がかかる奴でして、MT車といえど、ちょっと練習した位で乗れるとは思えない。しょぼーん。
そしたら非行おじさんのご好意によって、毎月富士川の河川敷で、ジムニーの運転を練習させて貰えることになったのです。ワーイ!! ヤッター!しかも富士川でグライダーも見られる♪

というわけで、練習1日目。非行おじさんが教官になってくれて、まずはデュアル訓練。
クラッチの操作から教わるんですが、案の定エンストしまくりの青山。。。うう、ジムニーごめん。

周りで見ていたフライヤーの皆様から「ちゃんとログブックに時間つけてるかー!」「ソロ出る時は教官のエンドース貰ってからにしろよ!」等々、温かいお言葉(なのだろうか?)を頂き涙ぐむ私。
違うの!これ飛行機じゃないから! 。゚(゚´Д`゚)゜。 エーン


なんとか発進できるようになり、ひたすら河川敷の高架下をぐるぐる走り回り続けておりました。私はアタマ真っ白だったから記憶にないんですが、今にして思うと同乗の非行おじさんは炎天下何時間も付き合わされて死にそうだったと思います。ごめんなさいごめんなさい。(注:エアコン無し)

いやー、お陰さまで、なんとかエンストの回数を減らす位までレベルアップする事ができました。
教官、初の運転練習本当にありがとうございました!
(その程度をレベルアップとのたまう図々しさはおいといて)

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2012年5月23日

ロシア横断の安全対策

今年、これからロシア横断に向けて出発される方もいらっしゃると思うので、注意喚起です。
5月22日、シベリアをツーリング中の日本人ライダーがチタ~ウラン・ウデ間のヒロク周辺(地図はこちら)で刺殺されるという事件がありました。(記事1/記事2)
詳しいことは分かりませんが、どうも幹線道路沿いでキャンプしていた所を何者かに襲われたようです。

私個人の感想としては、ロシアは素朴で暖かい人が多く、決して危険だとは思いません。だけど、日本と同じレベルの治安を前提にして旅行するのはお勧めしないです。

野宿するなら絶対に幹線道路から見えない所まで行かなくちゃダメだ
はだしのミーハに口酸っぱくそう言われ、舗装路から逸れてボコボコのダートや草むらの中を毎日のように運転させられた記憶があります。これがなかなか悪路で大変なのですが、安全にはかえられません。
肝心なことは、ミーハのような野生児でさえ、キャンプするときは周囲を警戒していたという事です。

ミーハが去ったあとは一度もキャンプしていませんが、私なりに車中泊でロシアを安全にドライブするコツのようなものを、以前こちらの記事にまとめました。ですが、できればライダーさんにも知っておいて貰いたいので、もう一度まとめます。



■ロシアでイチオシの宿泊場所
ロシアの道端にはカフェ(кафе)という看板を出している食堂がたくさんあります。大きなカフェだと、ガスティーニッツァ(гостиница)と呼ばれる安宿を併設しています。幹線道路沿いでしたら一泊500Rub~(約1500円~)で、シャワーも浴びられたりしますから、予算の許す限り積極的に利用してください。

さらに、カフェにはスタヤンカ(стоянка)と呼ばれる安全な駐車場が併設されてるものも多数あります。夕暮れになると、そこで車中泊するトレーラーがひしめいているのが見えるので、簡単に見つかります。これは壁で囲まれた24時間ガードマン付きの超安全な駐車場で、利用料金は70Rub前後(約200~300円)と激安です。車中泊の人も、テント泊の人も、どんなにお金がなくても安全のため最低限スタヤンカに泊まって欲しいと思います。

■なければ、とにかく人のいる場所へ
カフェが小さすぎて、ガスチーニッツァもスタヤンカも併設されてない!という場合は、カフェで食事をしたあと、敷地内の駐車スペース等で寝ても良いか聞いてみてください(身振りで)。相手にもよりますが、たぶんOKしてくれると思います(ダメなら次のカフェを探せば良い)。スタヤンカのように24時間ガードがいるわけではないのでセキュリティは劣りますが、無人になることはないのでまだ安心です。

運悪くカフェが見つからない場合は、GSの駐車スペースに泊まらせて貰うという手があります。もちろん満タンに給油したあとで、笑顔で交渉してください。他の客の邪魔にならない場所で車中泊・テント設営する分には許してくれると思います。ですが、こちらもセキュリティは劣りますのでGS泊は常套手段にしないでください。(というかGS泊は落ち着かないです)

■困ったら長距離トレーラーに助けを
もし夜中にバイクが故障したなどの理由で立ち往生した場合は、その場でビバークしたりせずに、長距離トレーラーの運転手に助けを求めるのがロシア流らしい。ヒッチハイカーのミーハはトレーラーの運転手の話をよく知っていて、こんな事を言っていました。

「もし万一、幹線道路で何か困ったことになったら、迷わず長距離トレーラーに助けを求めるんだ。ロシアの長距離ドライバーはとても勇敢で皆から尊敬されてる。誇り高い連中だから困ってる人を見捨てたりはしないし、仲間同士の結束も強い。」

。。。幸い、青山は道中で長距離ドライバーのお世話になった事はありませんが、このアドバイスは覚えていて損はないと思います。

■草原でのビバークは最後の手段
ロシア横断中の野営は、ミーハのような心強い相棒でもいない限り、極力控えてほしいです(現に私もミーハが去ってからは一度も野営していません)。
何か事情があってビバークを余儀なくされた場合は、幹線道路から全く見えない場所を探すというルールを必ず守ってください。ただし、人目の届かない場所は襲われにくい反面、万一犯罪に遭った場合は助けを呼びづらい場所でもあるので、諸刃の剣だという事を承知しておいてください。

※2013追記:真偽は分かりませんが、ロシアはスナッフ動画の多産地だという噂を聞きました。もし本当なら恐ろしいことで、狂気の輩が野営中のテントを狙っている可能性もあり得ます。キャンプ中心でロシア横断しようと考えているライダーさんから問い合わせを頂くことがありますが、初訪問やソロツーリングの人には絶対に野営キャンプはお勧めしません。わずかな金額で安全なスタヤンカにテントを張らせて貰えるのですから、そこを節約すべきではないと思います。

なお、キャンプ可能な場所があるとすれば、先客で既に賑わっているような観光エリアです。例えばバイカル湖周辺、アルタイ山中などでは、ちょっとした草原でキャンプを楽しんでいる家族連れが大勢いたりする場所があります。そういう所でロシア人キャンパーに便乗して一緒にテントを張るなら比較的安全といえます。


ロシアでミーハから教わった事は以上です。
バイクで行く人も、クルマで行く人も、ロシアには「カフェ」「ガスティーニッツァ」「スタヤンカ」という強い味方が無数にありますので、上手に利用して安全な旅を楽しんでください。


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2012年5月1日

木賊シルクバレー沈没記(2)

青山が初めて木賊のシルクバレーキャンプ場に来たのはだいぶ昔です。まだ20代前半だったから1998年ごろかな。

「世界を駆けるゾ!」の賀曽利さんの焚き火会に参加したい一心で駆けつけたのがキャンプ場オープン直後でした。

それ以来、ほぼ毎年のように木賊に遊びに来てた私。ちなみにオーナーの小川さんは2007年にパジェロでロシアを横断しており、2010年に青山がワゴンRで大陸横断を企てた時にいろいろアドバイス頂いた恩人でもあります。

だけど今までイベント参加がメインで、木賊やシルクバレーの良さをちゃんと見ていなかった気がします。今回初めてGWに木賊を訪れ、今まで見逃していた真の素顔を垣間見てちょっと目からウロコ。

シルクバレーキャンプ場の秘宝といえば、なんといってもGW限定で咲き誇るミズバショウの群生です。ミズバショウといったらあれですよ、みんなこれが見たさにわざわざ山奥の尾瀬湿原まで重いザックかついで行って、木道で一眼レフ構えてハイキング渋滞起こすほどの有難い花ですよ。

それがなんと、木賊ではキャンプサイト内に立派な湿原があって毎年GWになると一斉に開花。これ、初めてみたけどマジすごいです。知る人ぞ知る秘密の花園です。こんなん世間に知れたらシルクバレーに人が殺到しますよ。えらいこっちゃ。内緒ですよ。

あと、もうひとつ知ってるようで知らなかったのが渓流釣り。シルクバレーに釣り人が来るのは知っていましたが、実際に釣り師匠さん達と渓流まで同行したのは今回が初めてです。

そしたらすごいの。僅か2~3時間でバンバン釣り上げちゃうの。前からこのへんはキレイな川だなぁと思ってましたが、魚もいっぱい棲んでるなんて知らなかったよ~。とれたてヤマメの唐揚げとか超ぜいたく。美味しすぎる。あ、関東から釣り人殺到したら魚減っちゃうので、これも内緒ですよ。

他にも木賊のイイトコロはいろいろあるんですが、目からウロコだった順番で言えば、お隣の湯の花温泉郷でしょうか。
木賊から峠をひとつ越えたところにあるんですが、大昔に峠道がダートだった頃の記憶しかなくて(私、どんだけ浦島太郎。。。)、何年も前にトンネル開通して簡単に行き来できるようになってたつーのに。。。

今回は、雨の日も晴れの日も関係なく、ほぼ連日のように湯の花温泉に通ってました。なにしろ風邪ですから!温泉のミラクルパワーで治すわよ!
(科学的根拠はありません)

湯の花温泉には4つの公共温泉があるんですが、売店で300円だったかの入浴券を1回買えば、当日に限り4つの温泉に入り放題!!! というシステムなのです。どうだ!太っ腹だろう!

知らなかったくせにおめーが威張るんじゃねえというツッコミはさておき、とにかく地元の方と一緒に浸かる湯の花温泉もGOODです。人が殺到して入浴券が高騰するといけないので、これも内緒ですよ。

うわああああ。やばい。気が付いたら3つも秘密情報をバラしてしまった。
組織に狙われる。どうしよう。

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