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2010年2月28日

GARMINヨーロッパ地図

あまりにも値段が高いのですごーく悩んだのですが、思い切って買ってしまいました。ガーミンのヨーロッパ詳細道路地図(マップソース)。

商品名はMapSource CityNavigator Europe NT (microSD/SDカード版)で、2010年の最新版は通常4万円くらいするので買えないと思ってたのですが、先日どういうわけか某ネットショップでちょっと古い2008年版のマップソースが半額の2万円で叩き売られているのを発見し、脊髄反射的に購入決定。

でもって届いたのは、ン万円もする商品とは思えないほど安っぽい紙のパッケージの中に、これまた素っ気無いSDカードがひとつ。おやつの箱よろしく糊付けされた封をべリべり剥がして、中からコロンと出てきたちっちゃなSDカードを見ながら「こんなモノに2万円も出してしまった。。。」としばし後悔。

せめて動作確認はしておこうと、愛用している小型カーナビnuvi 250のスロットに差し込みました。縮尺を切り替えてヨーロッパに飛び、とりあえず最初にEU入りする予定のフィンランドを拡大表示っっ!!!ぅおおおお~~~!!!!道だぁ~っ!細かい通りの名前まで全部細かく表示されてるっ!!

その調子で北はスカンジナビアから南はジブラルタルまで、ヨーロッパ全域を完璧にカバーしている事が確認できました。精度はというと、日本で普段カーナビで使ってるのと全く同じ。路地裏とかまで全部載ってます。これはすごい!!!オイラのカーナビ最強!!!買って良かった~!。。。ていうかやっぱり4万円の価値はあるかも。それを2万円で買えたのはやっぱり奇跡だったかも知れない。しかもSDカード版。nuvi 250にピッタリだ。

実はガーミンのマップソースにはDVD版とSDカード版の2種類があって、それぞれ利点と欠点があります。

DVD版の最大の利点は、PCに取り込んで地図を見られること。GPSロガーを使ってPCで自分の軌跡を見たい人は断然コレでしょうね。さらにそれを手持ちのガーミン製品に転送したり出来るんですが、欠点は地図に特殊なロックがかけられていて、ひとつのガーミン製品でしか使えないこと。つまり自分のnuviに入れたらそれで終わり。。。。将来新しいnuviに買い換えたとき、またマップソースごと買いなおさなければなりません。

一方、SDカード版のデータはPCに取り込んだりすることは出来ないのですが、SDカードスロットのついたガーミン製品なら、どんなデバイスでも地図データを表示することができます。例えばカーナビの他にGPSデバイスを買い足しても、両方で使えるわけです。だったらPCで見れなくてもいいから、複数のデバイスで使いまわしのきくSDカード版のほうが断然経済的!

つまり、GPSログ取りがメインの行動記録派はDVD版、現在地だけ分かればいいやのカーナビ派はSD版、ということですね。私は後者です。だってカーナビにGPSログ機能なんてついてないもん♪

いやー先日のWiMAXは失敗だったけど、ヨーロッパ版マップソースは久々に良い買い物でした。ヨーロッパ訪問が楽しみになってきたかも!

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2010年2月27日

カルネの意義と担保金

もしかしたらアフリカ行くかも。。。って言って問い合わせたら、JAFからさくっとカルネ担保金の回答(試算)がきました。(アフリカ行きは100%カルネ発行してくれるみたい)

A.現金担保の場合  約300,000円
B. カルネ保険の場合 約 9,000円

思ったより安い。だけどこの試算はワゴンRの最低ラインなので、ここからズゴゴゴと値段が上がる可能性大です。(この金額は車種、年式、渡航先、申請時期によって変わってきます。96年式のワゴンRでアフリカ行きだったら最低この位、という事です)

ところで、カルネ担保金とは何でしょう?どうしてA.30万円とかになるのでしょう?

Aの計算式は、「車両価格(中古の場合、新車価格の60%を下限とする)」+「スペアパーツなどの備品一式の価値」+「輸送にかかった費用(フェリー代等)」。。。を全部足して車両価値とし、それに、渡航予定の国々の中で一番高い関税率をかけて算出するのだそうです。早い話が輸出時の関税の計算方法と同じ。
あれ?旅行者は無税のはずなのに、どうして関税の計算なんかするの??

今までのおさらいですが、自動車カルネというのは、海外での車両の一時輸入をラクにしてくれる書類です。輸入には関税がかかりますが、一時輸入なら無税です。ただし、期限内(1年)に当該国から持ち去らなければならず、最終的には車両の登録国(日本)へ持って帰るのが前提です。

ボロボロの車を日本にもって帰るの無駄じゃん、アフリカで大事にしてもらえば?
。。。という魅力的な誘惑は拭いきれませんが、実際に海外に車両を放置したり、現地で売却したりしてしまうと「輸出」とみなされます。クルマが大破しようが盗難に遭おうが、とにかくタテマエとして日本に持ち帰らない限り輸出になってしまうらしい。

しかも海外で、入国通関では一時輸入(関税免除)の特権を行使しておきながら、現地で車両を売却したりするとなると、やってる事は「密輸」と大差ない。。。わけです。えーー!そんなつもりじゃ!!て感じですけど、入国時に関税払ってないんだから確かにそうだ。

国家間の取り決めによって、一時輸入で日本から旅立った車両がなんらかの事情で日本に戻って来なかった場合、最後の国に関税違約金というのを払う事になってます。
自動車カルネの存在意義は、要するに「JAFがこの車両の関税違約金を保証するので密輸の心配はありませんよ、だから一時輸入の通関をスムーズにしてあげてね♪」というものなんです。

そう、JAFが保証する関税違約金!実はこれは旅行者が自分自身で預けるんです。カルネ担保金と呼ばれるのはコレです。JAFが担保金30万円預けてくれといってるのは、これこそ関税違約金の原資だから。ただし、ちゃんと車両を日本にもって帰れば、全額返却して貰えるので預金だと思えばいい。これがA.30万円の正体です。

けど、預けるだけとはいっても、ン十万円も用意できない。。。。という人のために、3%の掛け捨ての保険金を払うという手もあります。これがカルネ保険。3%なのでとにかく安い!これがB.9000円の正体です。

だけどこちらは掛け捨てなので、車両を日本に持ち帰っても返金はありません。しかも、関税違約金が発生してしまった場合、その全額を追加で徴収されます。場合によっては、A.よりも高くつく可能性があるわけです。

いずれにせよ、Aの場合もBの場合も、とにかく車両は日本に持って帰りやがれと。

西アフリカからボロボロになったワゴンRを海上輸送で送り返すには20ftコンテナ一個貸切で20万円超、日本の税関でコンテナごとX線検査なんかされた日には検査費で15万円とかかかるらしい。まあ帰路で40万円はみとけ、という話ですね。

カネカネカネって、カルネめんどくせえーー。

でも、今回の予定通過国(ロシア~ガーナ)にカルネ必須国は含まれていないので、ぶっちゃけカルネなんか申請しなくてもいいんですよね。通関がちょっと手間かもしれないけど。

ちなみにカルネなしで一時輸入する道を選んだとしても、タテマエとして日本に持って帰れというスタンスは同じ。そこは議論するとこじゃないらしい。
日本に送り返すのかぁ。。。考え方次第かなぁ。。。

「1000円で買ったワゴンR(市場価値ゼロ)を40万円かけて日本に送り戻す」と思うと腹が立つけど、「6ヶ月150万かけて苦労して移動した距離を、40万円で無傷で日本までワープできる」と思うと、それも悪くないかなと思う自分は先天性のバカなのだろうか。(^^;)

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2010年2月26日

右ハンドル車

日本車は右ハンドルが基本ですが、世界から見ると少数派です。
この右ハンドル車の通関にカルネを要求される可能性はあるのだろうか?と思い、特に国境が面倒くさそうなアフリカについて考えてみました。

現在、世界のほとんどの国が日本とは逆の左ハンドル車を前提とした対面通行を採用しています。で、アフリカには中古車がいっぱい流れてくるわけですが、政府の方針によっては自国内で右ハンドル車が流通するのを嫌っていたりするのです。

たとえば、ガーナでは右ハンドル車の輸入は認められていません。現地には日本から来たと思われる「○○幼稚園」などと書かれた車両も走っていますが、全てハンドルを左に付け替えられています(かなり無理やり)。そこまでしても人気の日本車!恐るべし。

ただ、旅行車両は"一時輸入"なので、左ハンドルに付け替えろなどと無茶を言われる事はないと予想しています。ていうかそんな事言われたら死んじゃうし。約束の期限までに、クルマごとガーナから出て行くのだから目くじらを立てる理由はないはず。

また、旅ドライバーに人気のガンビアは、右ハンドル車の入国にカルネ使用が必須らしいという噂が流れました。実際にはガンビアでも右ハン・カルネなしで通関できる事が別の旅行者によって確認されましたが、これは読み方を変えると、国境で出会う役人さんの対応次第なんだなぁと。

結論からいうと、東京~ロシア~ヨーロッパ~西アフリカというルートだったらカルネは要らないという事になりそうです。右ハンドル車ということでイチャモンつけられる可能性はありますが、そこは笑顔で切り抜けるしかないのでしょう。

ガーナとかガンビアとか言ってますが、実際うちのワゴンRで西アフリカまで行けたら、それだけで御の字ですけどね。。。(^^;)
まあ、夢です。夢。

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2010年2月24日

カルネのお話

ロシアの電撃関税引上げ宣言は、旅行者にとっても多大にガッカリな結果となっているわけですが、関税そのものは旅ドライバー/旅ライダーにとって影響ありません。

関税はあくまでも「特定国へ輸出する車両」にかかってくるのであって、旅行者のように「一時的に特定国を走る車両」については対象外。つまり、無税です。わぁい。
というわけで旅行者は国境で車両の一時輸入許可証を申請するのが一般的です。

しかしたとえ一時輸入であっても、国境での通関作業は避けて通れません。通関書類の作成やら、違法物品の検査やら。。。で、一部の国境では、この通関に恐るべき忍耐とあり得ない日数を要する場合もあります。車両を売却する目的ではないのに、いちいち国境で必要以上に足止めを食らっていたのでは旅行者はたまりません。

そこでカルネという通関制度の出番です。自動車カルネという"護符"を持っている車両は特別に通関業務を簡素化する=通関がラクになります。(海外ツーリングライダーや、海外ラリー参加車両なんかがよく使ってます) ちなみに日本でカルネを申請する場合はJAFが管轄なので、興味ある方はどうぞ。

(カルネの実物はレポート用紙みたいな造りで、表紙はオレンジ色。中には申請した枚数分だけ通関書類が綴じられており、国境で通関する時に一枚ずつちぎっていく仕組みです。この仕様は加盟国間の標準になっているらしく、ヨーロッパ人旅行者も全く同じ装丁のカルネを持っているのを見かけました)

こんなに素晴らしいカルネ!ぜひとも申請しなければ!
。。。と思うかも知れないけれど、実はカルネ取得するかどうかは悩ましい問題でもあったりして。。。以下、2002年にカルネ申請した時のうろ覚えです。

・まず、料金が高い。ふつーに何万円もする(車両や渡航先による)。
・申請が面倒くさい。予定ルート、スケジュール、備品一覧などの作成が必要。
・全ての国がカルネ条約に批准してるわけではない。
・ぶっちゃけ、根性さえあればカルネがなくても通関できる場合が多い。
・何が何でも車両を自国へ持って帰らなければならない(一時輸入のお約束)。

結論からいうと、ロシアは自動車カルネ条約に批准していないのでカルネ不要です。
ところが、カルネ関係ないはずのロシアですが、某ウラジオストク(通関にやたら日数がかかるので有名)では、カルネを使えば通関がだいぶラクになるとの専門家の証言あり。

あれ?
カルネ関係ない国でカルネ見せれば通関がラクになるって矛盾してない?

。。。というケースもあるし、カルネ必要国のはずなのにカルネなしで普通に一時輸入許可が降りる国境もいっぱいあるし、つまりアレだ、このへんは非常にウヤムヤな世界だと。あまりカルネ条約とかについて深くマジメに考えても仕方がない、という事なのですね。

と、ロシア側のカルネ対応も少し分かった次第ですが、それでもまだカルネ取得は躊躇しています。。。あれば便利なのは分かるけど、申請いろいろ面倒くさいし。。。
大金出してカルネ作っても、最後まで使わなかったらバカみたいだし。。。
どうしようかなあ。

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2010年2月23日

ロシア関税引上げ余波

青山のようなヘタレな日本人でもロシアをドライブしよう♪って夢を描けるのは、日露間を結ぶカーフェリーのお陰です。実際、いままで日本から沢山の中古車がロシアに輸出されていたので、フェリーも安定した運航ができたのだと思います。

だけど、2009年秋ごろからこれらのフェリーが軒並み運休でガッデムな感じになっているのは先日グチった通り。実は運休になっているのはロシア航路だけでなく、日本国内でも数年前から燃料高騰やら高速1000円などの煽りで様々な航路が廃止になってるとか。採算が合わない、乗る人がいない、ときたら商売にならないわけで仕方ないのかも。

そんななか、ロシア航路は日本からの中古車の輸出が盛況だったので維持してこれたのだと思います。日本の車は品質が高く、日本人は車を大事に扱うので、「日本の中古車」というだけでも箔がつくらしい。知らなかった。

ところが2009年1月、アメリカでサブプライム問題が市場を揺るがしたのとほぼ時を同じくして、ロシアは諸外国に対し「自動車関税をベラボーに引上げるのでヨロシク」と宣言しました。外国産の自動車を排除して、ロシア国内の自動車産業を保護するのが狙いだとか。

どのくらい関税を引上げたか?最高80%だそうです。
従来は20%で済んでいた関税が。。。製造から5年超の中古車はほぼ80%固定に。
つまり2004年以前に製造された50万円の中古車には40万円の関税がかかるらしい。
死んじゃうだろうそれは。

当然ですが、結果としてロシアへの中古車輸出産業は大打撃を受け、極東は大混乱。以前はウラジオストク港に一日900台到着していた中古車が50台へと激減したらしい。実際に中古車のロシア輸入台数は2009年1月~8月までの僅か半年ちょっとで95%減になったそうです。早い話が全滅です。
ルーシー号(伏木~ウラジオ航路)の嘆きはいかばかりだったか。。。

だけど、それでも輸出業界はまだ望みを持ってました。というのは、この関税引き上げは「2009年10月までの暫定措置」という事になってたから。ところがその10月になるとロシアは「関税引き上げさらに9ヶ月延長するのでヨロシク」と言って来た。(゚д゚;)

ルーシー号、それを聞いた瞬間に力尽きたと思われ。。。orz

で、何も知らなかったワタクシがその煽りをモロに受けてるわけです。
いち旅行者といえど、国際情勢と無関係ではいられないのだと痛感する今日この頃。

こんな時期にロシアに自動車を持ち込もうなんて超KYな計画だったんですね♪
これだけ不利な状況揃ってたら、渡航延期を検討するのが賢明でしょう。
で、どうするか。

まだ諦めるのは早いじゃ~ん、と思ってる私ってバカ?

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2010年2月21日

WiMAXがっかりだよー

これはバクチだと自分でも分かっていたのですが、月額利用料380円および下り最大40Mbpsという謳い文句に目が眩んだ結果、ビックカメラでUQ WiMAXに手を出してしまいました。何しろ安いんです。受信機たった2980円。(契約手数料が別途2835円かかると小さな字で書いてあるのだが)

いけないことに、それを無線ルータ付きのセットで買ってしまった。。。だって通常2万円くらいするのを、セットで買えば12800円に割引するって言うから。。。(あほ)

そしたら、全然使えなかったんだよね。WiMAX。
うちは圏外らしい。orz

現在ウチではADSL回線+無線LANルータを使っていて、接続速度を測定してみると遅いんです。昼間でも平均で0.5Mbpsいかないくらい。でもって月々の維持費が4000円。使っても使わなくても4000円。今のところこれしかないので耐えてましたが、他に速くて安くて言う事ナシの手段があれば、何の未練もなく乗り換えるつもりでした。そこにWiMAX登場!

WiMAXの料金プランは面白くて、全然使わなければ380円で済むとのこと。発作的に海外に旅立って数ヶ月ネット使わない→サービス解約、なんて事が今までたまにあったわけで、こういう時に380円で留守番してくれるというのなら是非お願いしたい。

実際WiMAXを使った月は定額で5000円くらいかかる事になってますが、場所を固定されるんじゃなくて、外出先でも使えるというのも魅力でした。(同じことをADSL+イーモバイルで実現しようとしたら7000円かかります) さらに、小型の無線ルータと合体させられるので、その気になればPC何台も繋げるし、iPod Touchでモバイルだって出来る(たぶんやらないけど)。正直、この無線ルータの存在がちょっと決め手だったかも知れない。。。

もちろん自宅がWiMAXサービスエリア内である事は事前に確認しました。東京都西部の某市ですが、赤く塗ってあってばっちりサービスエリアに入ってました。しかも0.5kmしか離れていない駅前では下り12Mbpsも出てると実測値がWeb上で公開されてるし。12Mbpsですよ!普通、ここまで書いてあったらウチでも2~3Mbps位はいけるんじゃないかって思うでしょ。

。。。でも、ダメだったんです。ウチは。どこで試しても圏外。

窓際でかろうじて一瞬接続できたくらい?でも速攻切れるので意味なし。家の中がダメなら外はどうだと道路に出て試しましたが、中とほとんど変わらず。
つまり、あれですか。
0.5km離れた駅前でなら12Mbpsだが、ウチでは圏外だと。そういう事ね?
ちくしょー。サービスエリア紹介の地図なんて全然参考にならないじゃん。

WiMAXが採算度外視の低価格でキャンペーン打つ理由が分かった気がする。。。
都心はほぼ全域をカバーしているらしいですが、郊外のユーザにとってはまだまだWiMAXはバクチだという事です。「受信機が安いんだから家で使えなくても我慢してね。都心行けば高速モバイルできるんだからキープしとく価値はあるでしょ。380円払ってのんびりサービス拡大を待ってればいいじゃない?」

うーん。このガッカリ感。
うちでワンセグが受信できなかった時よりもガッカリだ。
何か有効活用できないものか。

あのー、多摩近郊でWiMAXが気になる方、1回3000円でお宅が圏外かどうか出張測定サービスしますけどいかがですかー。(爆)

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2010年2月19日

頑張れDBSフェリー!

現在唯一生き残っているウラジオ行き航路として、先日あらたに候補に挙がった境港(鳥取)のDBSクルーズフェリー(韓国)ですが、やはり一筋縄では行かない気配が漂ってきました。

再び電話確認したところ、「正直言って、自家用車をウラジオに輸送するのはおすすめできません。まず、境港での日本の出国通関に2日かかります。トンヘ(韓国)での通関はありませんが、ウラジオ到着後のロシア入国通関は非常に難しいです」とのこと。

どういうことですか?
「実は、我々が貨物として預かる車両でさえ、ウラジオで通関できない事があります」
なんですとーーー!!?
「スタッフ不足の関係で、ときどき作成した書類が通らないことがあるのです」
なんじゃそりゃーーーー
では、通関できなかった車両はどうなるのですか?
「ウラジオで通関できなかった貨物は、日本に送り戻されることになります」
いやああああああーーーーーーー!!!!

遥か鳥取まで徹夜で自走し、境港で2日の足止めを食らい、10万円近い海上輸送費をかけてウラジオに行って、現地で門前払い食らって追加の10万円払ってクルマごと日本に戻らなきゃならないなんて、そんなムゴイ展開になったらもう死ぬしかない。orz

。。。。と、思ったんですが、
その一方で、DBSクルーズフェリーはすごく誠実な会社だと分かって安心しました。こちらの立場に配慮してくれて、言いにくい事も全部正直に話してくれた。これはなかなか出来ることではないと思います。いま、DBSフェリーがウラジオ通関で苦労しているのは、就航したばかりでノウハウの蓄積が浅いから仕方が無いのでしょう。ガンバレ!DBSフェリー!

補足ですが、境港で通関に2日かかるのは境港のシステムのせいであって、フェリー会社のせいではありません。日本側での通関にかかる日数は港ごとに全然違うらしく、そういう意味では伏木港(富山)は半日で通関できるシステムを備えている先進的な港なのかも。(が、伏木はどんなに港が良くてもルーシー号が運休じゃ意味ないんだよなあ)

で、その伏木港でルーシー号を管理しているFKKエアーサービスにもう一度、ダメもとでコンタクトする諦めの悪い私。。。すると、

「うちの貨物はいままでウラジオでちゃんと通関させてきましたよ」
おお!さすがの実績!でも肝心のフェリーは。。。
「ルーシー号は、今年(2010)の3月中旬まで運休することが決まっていますが、その後運航を再開するかどうかは2月下旬になるまで分かりません(≒期待しないでね)」

なぬっ!新情報ゲット!
もしかしたら伏木~ウラジオ航路が復活するかも!?
ここまで来たら、微妙にネガティブなトーンの情報ですらポジティブに解釈するしかない!

望みは薄いけど。。。2月下旬に賭けてみたいものです。

※2010年に就航したばかりの頃はDBSもこんな感じでしたが、翌2011年以降は完全にDBSフェリーが車輌によるロシア渡航のメインルートになりました。現在では、日本語のウェブサイトも整備されています。私も実際に境港までりかさん(ハイエース)のロシア出発を見送りに行きましたが、日本語通じるし、親切丁寧だし、境港側の担当者さんとの連携もきっちりとれていて、通関手続きも1時間ほどで済み、とても好印象でした。




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2010年2月17日

iPadにヒトラー激怒

先日発表されたiPadですが、「Macがそのまま動作するタブレット」という夢を抱いていたコアなAppleファンが大勢いたらしい、という噂は聞いていました。
でもフタをあけてみたら、iPadはiPod Touchを巨大化したような仕様だったわけで。これに激しくガッカリした人々の手によって、こんな動画がYouTubeに流れている模様です。



ドイツ語は何言ってるか分からないのですがiPadとは全然関係ないと思われます。iPadを云々してるのは英語の字幕のとこだけです。適当に意訳してみました。

「ヒトラー総統、iPadは大人気になりどの店でも売り切れになると思われます」
「どうせオンラインで買えるから関係ない」
「総統。。。実はiPadはマルチタスクをサポートしていないのです」
--ヒトラー、キレ始める--
「。。。内心iPadを買うつもりの無い者は出て行くように」
--皆出て行く。ヒトラーぶちキレ--
「これは何かの冗談か?奴ら何様のつもりだ!カメラが付いてない?いいだろう。だけどAT&T回線を選ぶとは何事だ!あんなクソな回線使えるか!iPadは市場を覆す程素晴らしいものになるはずだったのに!」
「総統、iPadではiPhoneアプリがそのまま使えます」
「iPhoneアプリだと?私がほしかったのはコンピュータだ!!」
「総統、iPadでは電子ブックを読むこともできます」
「電子ブックが読みたければKindleを買えばいい!こんなのは嘘だ!iPadは市場を塗り替えるほどの可能性を持っていた。ネットブックを駆逐するほどの。だが。。。これはただのデカいiPod Touchじゃないか!iPadでしか出来ない事と言ったら画面を分割することくらいだ。電話すらできやしないなんて!iPadの馬鹿ーー!!」
「私は長い間待っていた。夢見ていた。Appleが完璧なタブレットを発表するのを。」
「私は寝そべってlolcatの動画を観たかったんだ。だが無理だ。iPadはFlash再生すらサポートしてない。ブラウザ全機能を実装すると約束したのに。どうやってBloonsをプレイればいい?」
--外の女性が泣き出す--
「大丈夫よ、私のネットブックで遊べばいいわ」
--ヒトラー、超がっかり--
「これが初めてだ。。。長い歴史の中で、Appleがこんなにも私の期待を裏切ったのは」
「誰も私にiPadなんか贈らないように。。。こうなったらHPが発表するSlateタブレットに期待するしかないようだな。Slateなら期待に応えてくれるだろう。私はもうAppleへの信頼は失った。。。。ひとりにしてくれ」

。。。だそうです。
いや、青山がそう思ってるわけじゃないですよ。個人的にはiPadぜんぜん悪くないと思います。パソコンが苦手な母なんかにはピッタリじゃないかと。無線LANでネット見たりメール書いたり出来ますから、キーボードとマウスが苦手な人にはiPadひとつで十分です。

だけど、タブレット型のMac OSを期待していたギークな人々には超がっかりだったのでしょうね。さすがにここまでがっかりな人々がいるとは思わなかったですけど。。。

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2010年2月15日

ロシア航路は不安定?

ロシア横断の玄関口、ウラジオストク行きと言えば富山県の伏木港から出発してるルーシー号が代表選手です。いままで大勢のライダーやドライバー達がこの航路で旅立っています。

こちらはウラジオ到着を7月上旬に計画していたので、まだ5ヶ月くらい余裕あり。なのでフェリー情報の収集はまだ先で良いかなとのんびり構えてました。チケットも春ごろ予約すればいいんじゃないかと。。。
しかし「フェリーの事は早く調べたほうがいいと思うよ」というまー坊の意見にただならぬ気配を感じ、恐る恐るルーシー号を運航するFKKエアーサービスに電話。

「いやあすみません。ルーシー号なんですが去年の秋からずっと運休なんですよ。今年も運航再会する予定はありません。」

なにーーーーーっ!!!!
それって事実上、伏木~ウラジオ航路は廃止って事じゃん!!!

やばい。他にロシア行きのフェリーはないのか。慌ててネットで探す私。
以前、トビアス君が北海道の稚内~サハリン航路で往復していたけど、ワゴンRでそんな豪快な長距離オフロード三昧の迂回路を通る余裕はないと思われ。これはマジで最後の手段にとっておこう。。。。

あとは?新潟~トロイツァ(ザルビノ)航路というのがあるらしい。こっちの方が断然ウラジオストクに近いし、新潟だって東京から近いじゃないですか!ブラボー!。。。と思ったら2009年9月から運休。だめじゃん!!

残るはこれしかない。。。。鳥取(境港)~韓国(トンヘ)~ウラジオストク航路。運航しているのは韓国のDBSクルーズフェリーという会社で、Webサイトを見たら韓国語オンリー。うぼあー。読めない!!!いきなりピンチ!(゚Д゚) ※今現在、日本語サイトは準備中らしい。

しかもコレ去年7月に就航したばっかりで、ほとんど実績がありません。というかロシア航路が片っ端から運休している国際情勢のなか、本当に私の出発時まで就航してくれる保証があるのだろうか。。。だけどもう、鳥取遠いよ~とか選り好みしてる場合ではありません。

すがる気持ちでDBSクルーズフェリーの境港の事務所に電話(0859-30-2332)したら、日本語OKでした。ああよかった。しかもすごい親切丁寧に説明してくれて安心しました。
だけど先方も、貨物としてのクルマを積む事はあっても、旅行用のクルマを積んだことはないとのこと。うわぁーもしかして旅ドライバーを乗せた事はないのかぁ。

こうなったら、覚悟を決めて前例を作っていくしかないようです。
ほんとロシア航路がこんなに不安定だとは知りませんでした。

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2010年2月11日

驚きの仕上がり

昨日、なかよしのまー坊と一緒にオフロードセンターにて整備の仕上がったワゴンRを受け取ってきました。そしたら、知らないうちにすごい事になってた。。。(0o0)

メカニックお兄さんの予言どおり、やっぱりブレーキはダメでした。ローターごと交換です。駆動系はブーツだけでなくシャフトまるごと交換になりました。でもその方が安心だ。以下が今回交換して貰った部品です。(良く分かってないので順番ヘンかも。。。)

【予定通り交換】
・タイミングベルトとテンショナー
・カムシール、クランクシール
・ウォーターポンプ
・エアクリーナ
・ディストリビュータのキャップ、ローター
・スパークプラグ
・ヘッドライトバルブ
・エンジンマウント(フロントのみ)
・リキッド類:クーラント、ATF

【追加で交換】
・ファンベルト
・PCVバルブ
・ドライブシャフト ※ブーツから変更
・ブレーキローター

予定通りの見積もりでは約9万円でしたが、今回の追加交換で費用が14万円に。。。
分かっていたとはいえちょっと泣きそうになってたんですが、実際の請求書を見てビックリ。とある条件に免じて(?)特別値引きがっ!※言えません
うっそぉぉぉぉぉぉ~~~~~!!!!(゚Д゚)

一部始終を見ていたまー坊が「やっぱり大事なのは。。。人だねぇ」と呟いてました。(彼女もメカニックなので、私なんかより全然イミが分かってるのです)

で、帰り道、生まれ変わったワゴンRに乗ってみて。。。。仰天っっっ!!!
全っ然、振動がなくなってるのです。音も静かになってる。まるで高級車みたいだー!
アクセル踏んだらダイレクトに加速、今までの変なタイムラグが消えました。ブレーキもスムーズに効きます。変なキシミ音もなくなってるし!

すっげーーーー。クルマってこんなに変わるんだーーーー。

そうそう、今回ちゃんと整備して分かったことは、この子に事故歴があったという事です。まあ、1000円のワゴンRだし、別に驚くことはないかな。今までだってちゃんと走ってきてくれたんだし、整備して貰ってこんなに良くなったんだから全然問題なし。

この時点で走行距離は7.7万キロ。この歳で新車みたいになるなんて。
ホント感激です。

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2010年2月9日

恩を仇で返す私

週末、ワゴンRが入院してしまったので富士川滑空場に行けなくなりました。しかし、思えば何だかんだで長いことグライダーを見てません。飛ばないんだから行く必要はないんだけど、なんとなく寂しくなる。たぶん私、滑空場の皆とおしゃべりしたいんだろうなぁ。

そしたら神奈川のお兄さんが助け舟を出してくれて、富士川まで乗せてって貰える事になりました。ヤッター!しかもお泊りは、お兄さんの叔父様の、山の上のお城のようなお宅(しかも手作り)。「わーいお城に泊まれる」と大喜び。ブラボー

翌朝、3人で富士川まで直行~♪で、予想どおり、雲ひとつない素晴らしい晴天でした。
ただ午前中は北風が強くて、単座のグライダー2機はRWY36を使って発航することに。。。って言うと簡単そうなんですけど、富士川の滑走路は850mもあって、下手すると調布飛行場よりもデカいんです。で、本部は北側にあるため、無線やらグライダーやらを全部850m南側に移動させなくちゃいけない。この行ったり来たりが意外とウヒ~だったりして。

1機目に乗ったのは滞空王子で、これはお兄さんが全部やってくれたので何事もなく無事発航。しかし2機目はまさにそのお兄さんが飛ぶ番で、まわりを見渡したら他に誰もいなくて、曳航索(ロープ)をかけられるのは私一人。ぎええええ。私やったことないのに!そんな命懸かってるロープを私みたいなダメ人間に預けていいんですかっ!?

恐る恐るフックをかけ、何度も引っ張って確かめて「神様どうかどうか索が外れませんように」と祈りながら滑走路の外へ。。。と思ったら、お兄さんがコックピットの内側から窓をドンドン叩いて私を呼んでる!!何?何?私何か忘れてる!?えーどうしよう、意味が分からないあうあうあー

とパニクってるうちに、曳航機パイパーが動き出し、さきほど私がかけた索がピーンと張って、グライダーの地面についてる側の翼がガリガリ。。。ああああああしまったぁぁぁ!発航の時は地上クルーが翼を支えなきゃいけないんだったぁぁ!!!慌てて翼端を掴んで持ち上げダッシュ~!!そうして無事にテイクオフしたものの。。。うわーん、私の馬鹿馬鹿~本当にゴメンなさい~。

そんなわけで、人生初の発航クルー体験はボロボロでした。せっかく滑空場までクルマ乗せて貰った恩を思いっきり仇で返してしまった。そんな私を余裕の笑顔で許してくれるベテランお兄さんに感謝であります。(T_T)

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2010年2月8日

ワゴンR本格整備へ

計画どおり、ワゴンRが本格整備のためしばらくオフロードセンターに入院する事になりました。今回はエンジンを外しての整備になるので、そのタイミングで関連する消耗パーツを一気に交換してしまえば、ちょこちょこ直すより費用が抑えられます。

で、カリスマ整備士のお兄さんが、ちょっとうちの子に乗って調子を見てくれたんですけど、「うーん、もしかしたらブレーキとかショックまわりの感触、ちょっと問題あるかも。。。」とかいろいろギクっとするご指摘あり(実は私もうすうす気づいてはいたけどヤバイとまでは思っていなかった)。

あまり整備に力を入れる気はなかったけど、長旅での車両への負担を考えると、いまのうちになるべくリフレッシュしてあげたほうが良いかなとも思います。別にあれこれ改造するとかいう大それた話じゃなくて、単に古くなった部品を交換するだけだし。

昔XLR80(原付バイク)をアフリカに持ってく準備をしていた時、整備に関しては惜しみなく投資していたのを思い出しました。バイクについては、いろいろ痛い思いをして学んだ教訓も多少はあったので、ヤバそうな箇所はヤバくなる前にガンガン交換してたんです。ていうかそれが普通だと思ってたんだけど、何故クルマはほったらかしモードなんだろう?

幸か不幸か、たぶん今までクルマでトラブった経験が殆どかったために整備の見積もりが甘かったんだろうなと思います。オフロードセンターでいろいろと部品の名前や動作の仕組みなどをレクチャーして貰っているうちに、だんだん昔の緊張感がよみがえってきて「ヤバいなぁ」と思うようになってきた。うーん。

もちろん整備はお店にお任せなんですけど、どこに手を入れるかどこを我慢するかは私の判断になります。せっかくだから、この際いろいろと教わった方がためになるかも。
かさむ費用はもちろん心配なんですが、最近はそれよりも仕上がりのほうが楽しみになってきました。わくわく。

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2010年2月6日

終身刑の囚人

2010年2月6日 終身刑の囚人

会社の仕事が一段落したので、久々にDVDを借りてショーシャンクの空にを観ました。どんな映画かもよく知らずにバクチのつもりで手に取ったんだけど、観たら「こいつはスゲー」と感動してしまったので、ちょっと書きます。

人妻とその浮気相手が殺害されたら夫が疑われるのは当然の流れ。。。主人公のデュフレーンは教養ある若き銀行マンだったけど、その流れに押されて終身刑を言い渡されてしまいます。そこからショーシャンク刑務所での何十年にも及ぶ長い服役がはじまるのです。

刑務所では想像を絶するような理不尽な仕打ちの嵐。その中で、デュフレーンは誇りを失わず、知性と教養を生かして周囲を助けてゆくうちに、囚人からも看守達からも一目置かれる存在になってゆきます。内向的で物静かな彼が人々の信頼を得ていく過程は実に興味深くて、そのままストーリー中盤で終わったとしても立派な映画だと思います。

だけど面白いのは、この映画の本当のメッセージは「希望」だけではないということ。そのために数々の伏線が張られてるのだけど、それらは巧妙に隠されている。観ている側は終盤になってからやっともうひとつのメッセージ「自由」に気付かされ、目が覚めるのです。

「ショーシャンクの空に」は、終身刑を言い渡された囚人と刑務所、という特殊な環境が舞台になっています。時に非常に暴力的な出来事も発生し、刑務所はなんて恐ろしい所なのだろう(⇔自分は自由な立場で良かった)と思わされるのですが、それはどうかな?と思う。

終身刑の囚人たちは高い塀に囲まれながら、人生の大半を労働に捧げて過ごします。改悛が認められれば、仮釈放という形で社会復帰できる可能性もあるけど、大体それは高齢になってから。しかし仮釈放される頃には、自由な世界に耐えられず自殺してしまう者もいる。

実は、この映画で描かれている事を"心の眼"になったつもりで覗いてみると、我々の人生とすこしも変わらない事に気が付きます。
我々は彼らとそんなに違うでしょうか?『人生の大半の時間を投じて働き続ける事が人として当たり前の義務であり、そのためには理不尽な事も我慢し、やりたいことは高齢になって仕事をリタイヤしてからやるべきだ』と思っているのなら。

そんな人生も悪くないかも知れません。ただし、塀の中でも外でも、自由を享受する準備を日頃からしてきた者にしか、自由の正しい使い方は分からないのではないかと思うのです。

この映画は赤字だったけど、レンタルが開始されてから口コミで徐々に評判が高まっていったらしい。多くの著名人がこの映画を推薦しているというのも分かります。

だけど、主人公デュフレーンが塀の中で心の底から願っていた事はなにか、またそれを実現するためにどのように努力を積み重ねていったかという事に思いを馳せると、もはやこの映画は娯楽としてではなく、大切な道しるべとして自分の心に刻んでおきたいのです。

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2010年2月2日

おバカと旅行と還付金

マヌケすぎて黙っていようと思っていたんですが、暴露します。
何がマヌケかというと、なんと数年間もの間、会社の健康保険に加入していながら、払う必要のない国民健康保険をダブルで払い続けてきたのであります。その額、およそ30万円。

実はうすうす気づいてたんですよ。「ナニこの通帳から引かれてるコクホゼイとかって?」みたいな。だけどコクホゼイという響きが国民健康保険とリンクしなかった(何年も)。
それは。。。国民健康保険税の略なんですよ青山さん。。。
おまえは小学生かあ~~~っ!!!

ダブル払いが発生したきっかけは、会社での住所変更の手違いで正しい情報が社会保険庁に伝わらなかったため。一方、国民健康保険税を管轄してるのは市役所です。担当する組織が全然違うから、こんな事が起こるんですね。だとしても1年以内で気づけよ自分。

暮れに大陸横断しようと決めた時は貯金ゼロ。半年で気合入れて資金を貯めなければならない事に気づき、初めて危機感を覚えたのですが、それがなければ今でもバカ全開でコクホゼイを払い続けていたに違いない。orz

というわけで12月ごろ、市役所に行って「すみません。払いすぎたお金を返してください」と言ってきました。渋るかと思ったら「分かりました。すぐに還付金の手続きをします」とすんなりOKが出て、半月ほどでちゃんと還付金が戻ってきたのです!
なかなかやるな!市役所グッジョブ!

しかし戻ってきたのは18万円。詰めが甘い私は「思ったより少ないけど、役所が間違えるわけないだろう…」と勝手に納得して2ヶ月放置。しかし今月に入ってふと明細を見て目が点に。「市役所めーーー!1年分まるまる還付金払い忘れとるやんけーーー!!!」

市役所が払い忘れた金額、13万円。一番金額が多かった年の分です。わざとか?
速攻で文句言いに行ったら「調べましたが、この年の分だけ還付が遅れているようです」とのこと。なーんだ遅れてるだけだったのか。「じゃあいつ還付されるんですか?」「来週中には。。。」

ていうかさあ!それ還付が遅れてたんじゃなくて、オイラが文句言ったから慌てて手続きしますって意味だよね!フー、まったく油断も隙もない。

今回の件で自分がどれほどアホか改めて思い知りました。
でも、もし自分が冴えてたらこんなマヌケなダブル払いを見過ごすなんてあり得ないわけで、今回の還付対象の30万円相当だってきっとくだらない飲み食いに使ってしまったに違いないのです。そう思うと複雑な気分なんですが。。。

実は私は今回の旅行のために、市役所に積立貯金をしていたのだ!(^o^)/

そう思うことにします。

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