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2013年12月28日

ホキ美術館すごい

国内唯一、写実画専門のホキ美術館

仕事おさめの翌日、突然思い立って千葉県のホキ美術館に行ってきました!

実はこの美術館、現代の写実画だけを専門に展示している珍しいミュージアムです。
写真と間違えてしまうほどリアルに描かれた絵画ばかり並んでいるという不思議空間、ぜひこの目で見てみたい!
というのも、私も趣味でお絵描き(らくがき?)をしていたのですが、ここ5年くらいはもうサッパリ何も描いてなくて。。。
すごい作品を見たら刺激になるかなあ?

しかし入館料1800円か。。。松屋のカレーが5回も食べられるな。。。などと貧乏臭い事を考えてはいけません。勇気出してエントランスへGO!

※当日であれば何度でも出入り自由なので、隣接する公園をぐるっと散策したあと、もう一度戻って美術館のカフェで一息、なんてことも可能です。内外で1日中遊べるので、意外とオトクかも。

超リアルですが写真ではなく絵です。
当然ながら館内は撮影禁止ですが、所蔵作品の一部がチラシになっていたので、3枚並べてみました。お暇な方は、クリックして拡大してみてください。

女性、鳥の巣、ロブスターと並んでおります。非常にリアルですが写真ではありません。すべて筆と絵の具でカンバスに描かれた絵画です。

しかも縮小した印刷物では、本物(巨大です)の迫力はとても伝えきれない事が判明。例えば右のロブスターの絵とか、カンバス上では光沢を表す部分だけ厚く絵の具が盛ってあって、その陰影によってさらにリアリティが増すように作画されているのを目撃しました。チラシと見比べたけどそこまでは印刷されてない事に気付き衝撃を受ける私。
すごい、すごすぎる。

こんなディテール、さすがに画集なんかでも再現できないよね~(しょせんは4色の掛けあわせだし、救いようがない位に縮小されてるし)。本物の絵をみて初めて知った、写真を超えるほどにリアリティを追求した筆致。いままでクラシックな絵画とか見ても「ふ~ん」て感じでしたが、ここで初めて本物の絵画がもつ迫力の違いに衝撃を受けた青山です。

空中に突き出た展示室。建築も一見の価値あり
ちなみにホキ美術館は建築でも有名で、ご覧のとおり非常に斬新な外観です。なんと展示室の一部が空中に突き出しております(中にいると実感が湧かないけど、外から見てビックリ)。

館内は撮影禁止でも、建物の外観だったら撮り放題!なので、写真好きの方にもオススメできるおでかけスポットかも。

さらに、美術館のすぐ隣には広大な「昭和の森公園」が広がっており、散策まで楽しめるというナイスロケーションです。子供たちが遊ぶ原っぱやアスレチックだけでなく、山あり谷ありで自然がよく保全されています。

湿原や水鳥のいる池があるかと思ったら、九十九里浜を一望できる展望台まであり、全然退屈しません。広い公園ですが、1時間くらいかけて一周する価値アリです。うーん、2度美味しいぞホキ美術館。

というわけで感想。行ってよかった。(´ー`)
大いに刺激を受け、自分もまた絵を描いてみたくなりました。

以下、写実画鑑賞のおすすめポイント:
①写真のようにリアルな絵なので、アートに縁がない人でも理解できる。
②とても筆で描かれたとは思えない天才的な精緻さに感動できる。
③平面の絵なのに現実世界よりはるかに存在感を放っている不思議。

もし千葉が日帰り圏内だったら、ぜひ一度は訪れてほしい美術館です。絶対に目が覚めます。笑

隣接する昭和の森公園もオススメ

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2013年12月14日

雪の軽井沢ドライブ

横川SA、早朝の朝焼けとジムニー(IXY)
煮詰まってたんですねー。多分ねー。平日の派遣の仕事のほかにも、各方面からの依頼が重なって、12月いっぱいメチャクチャ忙しくなるの確定でした(まあ師走なんてそんなもんですが)。

そんなある週末、ぽっかり予定が空きました。タナボタ的に。どうする?行っちゃうか?。。。と自問自答しつつ、どこでもいいから行っちゃえーー!!!という結論に。なんか最近、お呼ばれで外出する機会は山ほどあったけど、自分の意思で行き先を決める自由旅行というのは全然やってなかった。そりゃ煮詰まりますわ。

移動手段にジムニーがあります。車中泊の装備も、雪道の準備もオッケー。行き先はどこでもよし。そう思ったら、なんとなく横川の峠の釜めしが食べたくなって、軽井沢に行くことに決めました。久々の徹夜一気走り。氷点下のSAで車中泊。寒いです。アホみたいです。無意味です。お金もかかります。でもこれは、自分がやりたいからやってること。別にアフリカまで行く必要はないんです。でもきっと、この馬鹿さ加減を失ったら、私はあまり生きている意味がない気がする。

ン十年ぶりで訪れた白糸の滝(K-30)
なんとなく向かった白糸の滝は、完全に雪のなかでした。道も風景も真っ白で、PENTAX K-30片手に向かった滝は小雪が舞っていてめちゃくちゃ寒かった。

だけど、1時間くらい現地でぼーっとしてましたね。撮影に夢中だったとかじゃなくて、ただそこに居られることが有り難くて。
何しろ自分の意思でこの別世界に来たんです。全く誰にも気兼ねしなかった訳じゃないけれど、自分にはまだこういう事ができる自由がある。それってすごい有難い事じゃないですか。

白糸の滝は、幼い頃から何度も訪れている場所です。一応滝と呼ばれてはいるけれど、実際には浅間山の地下水が湧きだした湧水で、水温は常に一定。冬も凍ることなく岩間からレースのカーテンのように湧き出し続けています。

実はここ、有料道路(300円)を通らないと来られないんですよ。なので、ドケチだった20代のバイク時代は、意地でも来なかった。何度も近くを通っていたのにね。
もしかすると、最後に来たのはやっぱり子供時代だったかも知れないな。滝は全然変わってないけど、自分はどうなんでしょう。ちと切ない。

もう一箇所、行きたかったのが鬼押出し園。だけどこちらはタッチの差で冬季閉園になったばかりでした。。。まあいいか。今回、白糸の滝に行けただけでも御の字だと思うことにします。

軽井沢といえば、横川の峠の釜めしデス(IXY)
でもって、雪景色のなか、念願だった横川の釜めしを食べました。美味しかった。なんでだろう。おかずの一つ一つは別に特別でも何でもないのに、この陶器の釜にお弁当が入っているだけで魔法がかかったように美味しく感じるんですよね。

それも多分、子供の頃に何度も感じてきた、釜めしの紐を解く時のワクワク感とリンクしているのかも知れません。

昔、釜めしを駅で買って貰った記憶があります。その後は、国道沿いの横川ドライブインに立ち寄って買うようになりました。それが、今では高速道路から降りることなく、横川SAで買える時代になっていてビックリ。便利な時代ですホントに。SAも立派になりました。手洗いでお湯が出て感動。。。って、アンタは原始人か。

今回は、白糸の滝と釜めし、たったそれだけの旅でした。だけど行っておいて本当に良かった。旅で一番大事なのは、どこへ行ったか、何を為したかではなくて、心の底から湧いてくるダイナミックなエネルギーの流れをきちんと解放できたかどうかだと思います。(今回はうまく行ったと思う)

自分がちゃんと生きているかどうか、たまにこうやって点検しないといけませんね。

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