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2011年6月29日

身につける冷却グッズ比較

まだ6月ですが、過剰にいい天気ですね!うちの扇風機は回りっぱなしです。orz

2階のフライパン部屋の温度は、日中36.5度に到達。最近は身体が慣れてきましたが、むしろノートPCが可愛そう。すのこ敷き+扇風機で頑張ってもらってます。

最近、近所のスーパーで売ってた、アイリスオーヤマの冷却ソフトバンドという商品を試しにゲットしました。500円くらい。

他にも類似商品はあったけど、首まわりだけでなくハチマキ状におでこに巻けるというのも気に入ってコレにしました。

冷凍庫で6時間冷やしてくださいと書いてあります(使わない間は常に冷凍庫に保管しておくような感じ。2時間くらいで再利用してもそれなりに使えます)。不思議なジェルで、凍らせても柔らかいままです。付属の布バンドは、肌触りよくてグッド。基本は、首に巻いて使います。

個人的には、6時間ガッツリ凍らせたあとの冷却パワーの持続は約1時間くらいかな~、と思います。短いかも知れないけど、この間きっちり血流に乗って身体全体を冷やしてくれるので、かなり快適です。暑さのピーク(午後2時前後?)に合わせて使えば、エアコンなしでも十分我慢できる感じ。これなら節電にも貢献できるのではないでしょうか。

「これがあれば1時間でもクーラーなしで過ごせるし、庭仕事や買い物にも使えるわね~。何本か買って使いまわそうかしら」と、母にも好評でした。良かった良かった。

※後で母を見たら、カチコチに凍ったアイスノンをタオルにくるんで、この冷却バンド(中身抜いたやつ)で首に固定して涼んでました。「これで2個目なのよ~」とか言いながら。。。ナイス使いまわしアイデア。さすがだ。

もうひとつ試してみたのが、最近のニュースで小学生達にも配られたという、水で濡らすタイプのもの。

同じくスーパーで売ってたクツワのアイスマフラーという商品です。これも500円くらい。

こちらは水さえあれば、いつでもどこでもお手軽に使えるのが便利です。ただ、前述の凍らせるタイプのものに比べれば、明らかに冷却パワーは物足りない。(濡れたバンダナを首に巻いてるような感じ)

その代わり、中央にある吸水シートの力によって持続時間は長く、給水なしでも2~3時間はひんやり感が保たれます。エアコンいらずという程ではないけど、朝や夕方の時間帯に補助的に使うのはアリかも。軽さや持ち運びやすさも魅力なので、アウトドアのお供にも良さそうです。

(使用にあたっては、うまく中央の吸水シート部分だけ水を含ませるのがコツです。全体をジャーと濡らしてしまうと、首にまいたときシャツの胸元に水がしみてしまいます)

。。。。というわけで、エアコンいらずの冷凍ジェルバンドと、濡らすだけで即時に使えるマフラーを比べてみましたが、どちらも長所と短所がある事が分かりました。家で過ごす日はそれぞれの冷却グッズの利点を生かして、時間帯などで上手に使い分けて節電に役立てたいと思います。興味ある方は、ぜひお試しあれ~。

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2011年6月24日

緑のカーテン計画

いきなり6月とは思えない猛暑で、20年ぶりに記録更新ってなんじゃそりゃー!
埼玉の熊谷では39.8℃、全国53地点が35℃超えたらしいし、東京は32.7℃とか言ってるけどウチの温度計35℃指してました。これが8月だったら驚かないけど、まだ梅雨も明けない6月ですよ?

(西アフリカの乾燥した45℃より、日本の湿気た35℃の方が暑苦しいと思います。。。)

我々が今夏の電力不足を乗り切って、日本の節電の底力を世界にアピールできたら!とか思ってたんですけど、早くも先が思いやられる展開です。もし真夏に節電失敗して、東京が豪快にバツーンと大停電に陥ったら、世界中のニュースで恥の上塗りをする羽目になります。

だからと言うわけではないんですが、実は5月中旬くらいから「緑のカーテン」用に朝顔のタネを蒔いたりしてました。というのも、実家の2階の部屋はメチャクチャ日当たりが良くて、毎年ガマン大会みたいな暑さになるからです。

もっとも、グータラな青山はまだ気温が快適なうちはそんなに真剣に取り組んでなかったんですが、ここ3日連続で真夏日が続くうちに「このままでは部屋がサウナになる」と身の危険を感じ、前から用意していた園芸ネット(100円ショップでゲット)をベランダに張った次第です。

ただ、軒下にネットの上端を固定できる場所が無かったので、アルミサッシの上部の3cmほどのスペースに接着式のフックを5箇所くっつけました。スッポンフックとかいう奴で、ライターの火であぶると接着剤が溶けて、外壁なんかでも耐荷重5kg(x5個で計25kg)の威力を発揮するスグレモノ。

私は植物育てるのが下手なので、育て方に関することは全てベテランの母に指導して貰いました。ていうか朝顔なんて小学生以来だよー。水やりとか三日坊主なのは何とかしないとな。

これがうまく育ってくれれば、今夏の窓辺はかなり涼しくなるはず。期待できるのは、葉っぱが水分を含んでいるため、それだけでかなり熱をカットできること。また毎日プランターに水をやるため、それだけでも打ち水効果が期待できるということです。

家族が集まるリビングではさすがにエアコン使いますが、設定温度は例年より高めで扇風機と併用です。二階のフライパン部屋はなるべく扇風機のみで、エアコン使うなら電力ピークを過ぎた夜をメインにしようかと。

こんな事をちまちまやっても、首都圏の電力需要の前には大海の一滴にすらならないのは分かってますが、実際問題として身の回りの環境が少しでも快適になるのはアリかな?
窓辺に朝顔っていうのも、なんか風流だしね。

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2011年6月19日

潮力発電のイメージ

福島第一がメルトダウンしてから3ヶ月経ちました。あれから自然エネルギーへの転換が議論されていますが、にわかに自然エネルギーと言ったって今すぐ原子力ほどの発電量を確保する事は無理なわけで、結局のところ現実的ではないとされています。

ですが原子力発電のようなえらく複雑で高度な技術を要するものが、1930年代からわずか20数年で実用化された経緯を考えると、人類の科学技術の進歩も捨てたものではないと思えるのです。

。。。というワケで今から20年後には、今まで我々が想像もしていなかったようなモノがエネルギーの主流の座を置き換える可能性があったとしても不思議はありません。1930年代に、原子力発電の時代が来ると想像した人がいなかったように。

しかし現時点で自然エネルギーというと、風力発電とかソーラー発電の話が多く「発電効率も悪いし、コスト高だし、場所食うし、お天気まかせじゃん」って感じの結論になるのがお決まりのパターンで、なんだかな~って思ってました。

もしかすると自分は、すでに見たことがあるようなモノしか想像できてないのでは。。。実際にはもっと幅広い選択肢があるのに、見たことも聞いたことも無いという理由でイマジネーションが途切れているのかも知れないなぁ、と思うきっかけになったのが、下に紹介する潮力発電の動画。

(英語のままですが、CGなどを使った解説で視覚的に分かりやすい内容です。時間は6分ほど)



要するにアメリカのハドソン川底に発電タービンを設置して、かなり巨大な複合施設の発電をまかなっているという話です。船舶の安全のため、水面にはブイのような標識が設けられています。また、タービンのプロペラが回る速度は非常にゆっくりなので、魚が巻き込まれて犠牲になる危険もないとのこと。

なぜこれがニュースになったかというと、実用的な発電装置として稼動を開始したからです。しかも、この動画が投稿されたのは2008年1月。もう3年以上も前にこんな事やってる人たちがいたんですね。ちなみに、日本でもノヴァエネルギー(動画あり)という会社が海洋での潮流発電を手がけているそうです。

しかもエネルギー変換効率は20~45%と比較的高いそうですし、風力やソーラーみたいに天候に影響されずに安定した発電を得られるのも素敵です。さらに日本は海に囲まれているので、大規模に設置できるスペースがない!という問題も解決できそう。風力発電みたいにプロペラの回転音で付近の住民が困ることもないですね。



↑大規模な潮力発電所のイメージ画像。割とシンプルで素人目にも分かりやすい構造です。

一度これを見てしまうと、あまりの単純さに目からウロコというか、どうして今まで日本にこういう発想がなかったのかが逆に不思議。

別に黒潮みたいな大規模の潮流でなくとも、身近な潮の満ち干きだって立派なエネルギー源になりそう。海面より上に多数の構造物が突き出ているのがイヤなら(船舶の航行に支障?)、ハドソン川の事例のように、水面下に発電機を沈めてしまうという方法もあるわけで、素人でもつい想像力が膨らんでしまう所がなんかイイ。メンテナンスがちょっと大変そうですが、ダイバーが潜れる程度の水深ならアリかな?

よく考えたら、地球に月という存在があったお陰で、永久にタダで使える潮力の恵みが約束されているなんて凄い事だなぁと。実現にあたっていろいろハードルは高いかも知れませんが、無尽蔵とも言える海のパワーに期待です。

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2011年6月13日

イエス・キリスト 失われた物語

ナオミちゃんに貸して貰ったイエス・キリスト 失われた物語を読了。(原題:The Master from Afar - A flight into the past as it might have been)

昔から存在は知っていたのですが、たぶんダ・ヴィンチ・コード的な作り話だろうと思って今までスルーしてきたのでした。ですが、

「この本、どうも自動書記で書かれたみたいだよ。訳者もシルバーバーチの人と同じだし」

。。。と聞いて俄然興味が湧き、あまりの面白さに徹夜で一気に読んでしまった次第です。

現在の聖書は、西暦325年のニケーア公会議で政治的理由により大幅に書き換えられた後のもので、原型がどうであったかは謎が多いです。それ以来主にイエスの神的側面が強調されるようになり、彼を神の子として崇める以外のアプローチはタブーとされてきました。

この本は、聖書とは全く違ったアプローチで、若い革命家としてのイエス像を描いています。普通に創作小説として読んでも面白いけど、自動書記(霊的なインスピレーションを得て執筆されたもの)による書物として見ると、さらに深遠なものが感じられます。

著者のまえがきによると、自分が知り得ないような内容が見えざる力によって次々と綴られ、その内容が事実である事を後から図書館で資料を探して検証したとのこと。。。これが本当なら通常の執筆プロセスとは順序が逆になっていたわけで、非常に興味深い現象だと思いました。

実際に読んでみると、歴史を覆したかも知れないほどの革命の物語でありながらも、イエスという人物の人徳の高さが言動の端々から強くにじみ出ていて、聖人としてのありようは全く損なわれていません。また聖書に記述されている主な「奇跡」のエピソードを、より現実的な観点から明らかにしている点も秀逸です。

マグダラのマリアについては、聖書ではほとんど記述がない(削られた?)のに対し、本書ではイエスの片腕とも呼ぶべき目覚しい活躍が見られます。何世紀にも渡り教会を通じて手の届かない存在とされてきたイエスについて、生きた人間としての躍動感、リアルな人間模様がじかに伝わってくるため、まるで自分がその場に居合わせたかのような気分でした。

個人的にですが、この作品ではっとした部分がもうひとつあります。それはイエスの空白の青年期において、はるか東方のインドに赴いてヨギの修行をしたという記述があることです。本文中ではサラリとしか触れられていませんが、これは見逃せない点だったかも。

実は亡き祖父の愛読書のひとつに、パラマハンサ・ヨガナンダ(インドの聖者)の本があったのですが、その中でヨガナンダは瞑想を通じて繰り返し「イエスはその青年期にインドに来て霊的な修行をしていた」と述べています。(注:聖書にそのような記述は一切なく、イエスの青年期は今でも謎とされている)

いまとなっては検証する手段のない内容であるからこそ、東洋の聖者と西洋の作家の間にこのような一致を見るのは驚くべきことだと思います。

聖書は世界中の多くの人々を苦しみから救い出した偉大な書物かも知れませんが、幼い頃から疑問に思う事はいろいろとありました。それが本書を通じ、まるで長年の疑問のひとつひとつが解き明かされたような。。。もしかすると、聖書よりもこちらのほうが辻褄が合っているように思われるほどです。もっとも、こちらはあくまでも小説という位置づけではありますが。

久々に良い本に巡り逢いました。ナオミちゃんありがとう!

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2011年6月4日

ハイエース世界一周見送り

ハイエースで世界一周するりかさんの出発準備に立ち会ってきました。だいたい出発の直前というのは想定以上に忙しくなるものです。私も去年ロシアに出発する時に、りかさんに引っ越しを手伝って貰ったお陰で間に合ったようなもの。これはぜひ恩返しをせねば。

というわけで「引っ越し手伝いますよー」と茨城県鉾田市へ。どんな程度か分からないけど、1~2泊で何とかなるかな?まあ最悪でも、りかさんが茨城を出発するまで4泊くらいすれば片付くよね?(プータローはこういう時に自由が利いて良いのだ)

。。。そして結局、それが2週間の怒涛の日々になるとは夢にも思ってなかったのですが。笑
すごく忙しかったですが、充実した日々でした。しかも毎日美味しいレストランに連れて行って貰って、いっぱいごちそうして貰ったし♪(美味しかったよー) それにしても、今回の出発準備は半端なかったです。

りかさんは茨城を出発する直前(まさに当日の朝くらい)まで仕事の予定がびっちりというハードスケジュールで、私が見る限り殆ど寝てなかったと思います。とにかく仕事関係の荷物が膨大にあり、まずはこれを整理するだけで6日がかり。

次にこれを茨城県から1000km離れた島根県(実家)に運ばなければならないというミッションがあったのですが、ハイエース一台にはとても搭載しきれない事が直前に判明し、予想外の1.5往復(合計3000km)が決定。「眠いよ~」と言いつつもほとんど一睡もせずに本州縦断ドライブを繰り返すりかさんって何者?想像を絶するバイタリティです。

最終的に島根に荷物を運び終えたのは、出発2日前の夕刻(6/2)。
(((゚゚Д゚゚))) マジデスカ

それから市役所への転入届、印鑑登録、カルネ書類の下書き作成、携帯電話の解約、旅行中に必要な日用品の買い物などなど。。。出発前に、
「一つでもしくじったらアウト!!」
な重要な手続きばかりで出発寸前まで冷や汗モードでしたが、なんとか6月4日のフェリー出航ギリギリまでに鳥取県の境港に間に合いました。

しかし福島の原発事故の影響で、ロシア側が日本から来た全ての車両について放射能汚染の検査をするとのこと(ウラジオストクで放射線検査にひっかかり港に放置された輸出車両が50台位あるとのこと)。そんな事が原因でロシアに入国できなかったら大変なので、港の事務所で高圧洗車機を借りて、税関検査の10分前までハイエースをガッツリ洗車した次第です。

※追記:その後聞いたところでは、実際には韓国(トンへ)で人間の放射能チェックが行われましたが、ウラジオストクではノーチェックだったとのこと(韓国経由だから?)。車両も、輸出車両は放射能チェックされるようですが、自家用車の場合はチェックされないそうです。よかった。

境港での通関業務は、上組(かみぐみ)の担当者さんが素晴らしい手際の良さで仕切ってくれていました。税関検査も非常にスムーズで、去年の稚内のように荷物全部出せとか言われる事もなく、本当にラクチン。こりゃいいわー。私も次にロシア行くなら境港に来ようっと。

境港(鳥取県)~ウラジオストクを結ぶDBSフェリーは、韓国を経由する船で、以前私も検討した事があったのですが経験不足のため断念した苦い思い出があります。ですが今回、りかさんのお陰で境港から自家用車両で出航する正しい手順が分かり、大変勉強になりました。


このハイエースによる世界一周は、前半だけで約3年(ロシア横断~アフリカ一周~中東~ヨーロッパ)、後半の南北アメリカ大陸などを含めると約5年という壮大な計画です。定員4名とゆとりがあるので、道中は参加者を募って費用を折半する仕組み。境港から出発する第一陣はりかさんあいさんの2人組ですが、さっそくモンゴルでもう一人合流できるかも?と賑やかになりそうな予感。

※というわけで、ハイエース世界一周に参加希望の方は2人に空きを問い合わせてみてください。合流する期間や地域は相談の上調整となります。

いや~激烈に忙しかったけど、一瞬一瞬を噛みしめることができた2週間でした。
よく考えたら、こうして境港で2人を見送る事が出来るなんて、5月の時点では想像もしていなかったので夢みたい。間違いなく素晴らしい旅になることでしょう。ガンバレ~!!

※帰り道は、同じく見送り組のタイニーさん(ナオミちゃん)に大阪まで送って貰いました。(つづく)

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