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2009年12月31日

サハラ20年

年末で久々に実家に帰ってふと目がとまったのが、昔の自分の本棚に残されていたサハラ20年という写真集。久々に見たら、なぜか表紙のPPコートが黄色く変色してしまっていて非常にガッカリしたけれど、Amazonで見たらもう中古でしか手に入らず2万円以上もついてる(ちなみに定価は5800円)。うひー、大事にしなきゃ。

これは昔サハラをXR250で縦断したカミカゼ君が、私がアフリカに行くというのでプレゼントしてくれたもの。もう、10年以上前の話です。けど実は、まだその頃はサハラと言われてもあまりピンと来なかったかな。要するに現地に行った事がなかったので、写真みて「砂の世界かあ、夢のようだなあ、美しいなあ」とは思っても、実感が伴わなかったんですね。

6年前に帰国してからしばらくは色々あってアフリカの記憶から遠ざかってましたが、今回久々にこの写真集を手にした時、どういうわけか未だかつてないほど魅了されました。全ての写真は知っていたつもりでしたが、全ての文章(意外とボリュームある)に目を通したのはもしかしたらこれが初めてだったかもしれない。

著者の野町和嘉氏は序文でサハラをこう表現しています:
「。。。それは終末の世界、あるいは原初の光景というべきか……真昼の白熱と、満天の星空のもと、深い沈黙のなかに身を置くうちに、誰もが日常の世界では眠ってしまっていたある感性の目覚めを自覚するようになる。人は、神とは言わぬまでも、存在を超えた何かについて思いを巡らしている自分に気付くのである。。。」

こちらはサハラの端っこをかすめた程度しか知らないですが、それでも上記の一文はちょっと共感できる気がする。一度、大きな砂丘のてっぺんで乗ってたトラックがバーストして本格的に立ち往生したとき、焦るどころか不思議な平安の気持ちに包まれていたのを思い出したりね。いまはどうかって、東京じゃこうは行かないです。日々、仕事上のささいな事でカッカとしてるようではとても感性の目覚めからは程遠いかな。。。

ところで、これを貰った当時はガキだったので「サハラの写真集なんだから表紙をキレイな砂丘とかにすれば良かったのに」とか思っていたけど、いまではなぜこのターバンの男性が選ばれたのかも分かる気がします。彼はある部族の族長で、その気高く鋭い眼差しがサハラに生きる厳しさと美しさを全て物語っているからなのだと。ていうか、こんなにカッコいい写真集なかなかないよ!ありがとうカミカゼ君。

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2009年12月30日

高級肉の逆襲

会社の忘年会は神楽坂のお店でしゃぶしゃぶ食べ放題でした。美味しかったのでパクパク食べてたら、その後大変なことに。。。

実は過去2回、松坂牛のようなピンク色の霜降り肉のすき焼きを食べて猛烈な腹痛を起こしています。原因はたぶん、肉に含まれる大量の脂肪を消化できないせいだと思うんですが。調子に乗って食べていたら大体30分~1時間くらいでひどい腹痛に襲われ、脂汗ダラダラで気分悪くなってゲロンチョ。

いやむしろ嘔吐できた方が症状は楽で、うっかり胃を通過してみようものなら、その後は何時間でも死にそうなハライタに襲われ続けることに。。。今まで2回とも100%同じ目に遭っているので、さすがに霜降り系の肉は自分にはNGだと認識してはいたんですが。

しかし今回のしゃぶしゃぶは赤身の牛肉だったから安心してたんですよね。。。鍋に浮かぶ大量のアブラがちょっと気になってはいましたが。まあ、楽しく宴会は過ぎ、帰路についても体調は良好だったし、夜なんかはお風呂入ったりミカン食べたりして余裕でした。

そして早朝、やけに身体が熱くなって脂汗をかいていることに気付いて目が覚め、ヤバイと思ったときには手遅れで、急速に気分が悪くなりゲロンチョ。うわあ、やっぱりダメだったかぁ。。。

今回は赤身肉だったのが幸いして腹痛まではいかなかったんですが。。。それでも消化できないものが胃に残ってしまったせいで、なにをしても身体に力がはいらず、結局一日中ぶっ倒れていました。せっかくの休みがぁ。。。(T_T)

それにしてもマックのハンバーガーとか、ファミレスのステーキとか、バーベキューの肉とかは全然平気なんだけどなあ。なぜか高級肉だけは身体が受け付けないんですね。そういえばマツタケとかもアレルギーあるし、なんかもうとことん庶民なボディに出来てるみたいです。トホホ

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2009年12月29日

年末の失態と反省と

昨日が仕事おさめでしたー。しかしギリギリまで忙しくて大掃除する余裕なし。

忙しいとテンパるのです。特に時間がないとイライラしたりカッときたりして周りの人にひどい事を言ってしまったりね。後で冷静になってから「しまったー」と思うんですけど、今回もちょうどそんな感じでした。

本当はそこまでしなくて良かったのかも知れないけど、話を早く通すためにサンプルのシステム画面を大量に作ってました。じっさい言葉を尽くして説明するより、本物のレイアウトを1枚見せるほうが開発サイドにも納得してもらいやすいので。しかし、その過程で上司に向かって暴言吐いてしまったんだな。。。

もっと余裕を持って構えたいものだと思うんですけど、なかなかねぇ。。。
オフィスにいる間、一日中誰にも声をかけられなかったけど、きっと怖い顔をしてたんだろうな。やれやれ。でも、なんとか満足いくレベルには仕上がったということで。

忘年会で、皆と打ち解ける機会があったのがせめてもの救いでした。
このことはうんと反省して来年に臨みたいと思います。

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2009年12月28日

グラナダの想い出

スペインのグラナダでお世話になったB夫妻と7年ぶりの再会を果たしました。長年会えなかったと言っても、私にとっては心の恩人なわけで。。。まるで時空を越えて昨日会ったばかりのような喜ばしい錯覚を味わいました。だけどいま2人には3歳になる可愛い坊やがいて、奥さんは2人目がおなかの中にいます。この祝福は歳月の証拠かな?

グラナダでBさんと出会ったのは2002年11月の話。あの時はアフリカ旅行のスタート地点であったにも関わらず、些細な事で前夫と非常に険悪なムードになってしまい、ガキだった自分はホントどうしていいか分からなかった。

そんな時、私のそばについて励ましてくれたのがBさんの奥さんでした。2人と会う機会があったのはわずか1週間ほどの短い期間だったけど、一生忘れられないほど助けられました。あれがなかったら、自分どうなっていただろうと考えるとちょっと怖い。

さっき何年ぶりかで本棚から引っ張り出してきた7年前の自分の旅日記には、「自分なりに悩みぬいて夫に対してベストを尽くしたのだ、でも。。。」というような内容が延々と苦し紛れのように綴ってありました。ああ~、なんて自分はバカだったんだろう。

いま目の前に7年前の自分がいたら往復ビンタ間違いなし。若いって恐ろしいですね。前提を取り違えてるのに気付かないんですね。相手の事を誰よりも心配していると言いながら、実は守りたかったのは自分の立場とプライドに過ぎなかったわけで。。。ていうか人として恥ずかしいからそんな事日記に書くんじゃねえ。

旅行の後、実はB夫妻に会うチャンスは何度かあったんですが、ずっと機が熟していない感覚が拭いきれず会えなかった、というか会わなくて良かったかも。もし中途半端な時期に再会していたら、きっとろくでもない事しか言えなかったと思うのです。

そんな経緯がありながら今回まったくスムーズに事が運び、まるでグラナダの続きのように色んな事を話すことができました。尽きることのない居心地のよさもあの時のまま。
7年経ってやっと神様が再会を許してくれたのかも知れないなぁ。。。

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2009年12月26日

ニュー・アース

最近ハマったニュー・アースという本、アメリカで500万部突破という驚異的な大ブレイクをしたらしいのですが、開いてみたらいきなり冒頭で「悟りがどうのこうの」と書いてある。。。

はあ?なんでこんなのがアメリカで流行るの?と思いつつ読んでみて後で分かったのは、原著では「enlightenment」と書いてあったのを「悟り」と訳したからこーなったのですね。

気を取り直して読んだら、非常にマトモな事が書いてあり、しまったーオイラは今まで勘違いをしていた!!とショックを受け、珍しくもう一回おさらいがしたくなって結局ぶっ通しで2回読んでしまいました。ちょっと抜粋:

(p122より)
「ただ自分らしくあればいい」というのは優れたアドバイスだが、誤解もされる。心が介入してきて、こう言うのだ。「ええと、待ってくださいよ。どうすれば、自分らしいだろう?」そして心はある種の戦略を立てる。「自分らしくある方法」だ。これも役割である。「どうすれば自分らしくあることができるか?」というのは、質問として間違っている。自分自身であるために、何かをしなければならないのか。あなたはすでに自分自身なのだから、ここでは「どうすれば」という言葉はふさわしくない。すでにある自分に無意識のよけいな荷物を負わせるのはやめたほうがいい。「だが私は自分が何者なのか分からない。自分らしくあるというのがどういうことなのか、わからない」。自分が何者なのかわからなくてもぜんぜんかまわないと思えたら、そのとき残っているのがあなただ------

上記はほんのさわりなんですが、とにかく自分が今まで重要だと信じていた事柄をドッカンドッカン破壊されまくった感じです。しかも否定しようのないロジックで書かれているのでなおさら。。。

この先、行き詰るたびにお世話になりそうな一冊でした。

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2009年12月25日

ドラゴン・イリュージョン

メリークリスマス☆
といいつつ、全然関係ない話題。。。。

目の錯覚にもいろいろありますが、こちらはその筋では有名(?)なDragon Illusionというやつらしい。動画で見るとなかなかすごいです。ホント、「???」ってなります。



これ実は、ネット上で作成キットがPDF形式で配布されてて、誰でもカッターと糊さえあれば簡単に作れちゃうんです。

かくいう自分も、さっそくダウンロードしてA4用紙に印刷してせっせと制作してみました。が!

やっぱり人間てのは両目が付いてるせいで、本物を目の前にするとどうしてもカラクリが分かっちゃうんですよね。この場合やっぱり、立体視のできない動画のほうがインパクトがあるという事が分かりました。(自分の作ったやつを同じように動画に撮ったらリアルよりも凄かった。。。)

興味ある人は是非、自分で作って実験してみてください♪

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2009年12月22日

少子化を克服した国

ネットのニュースでふと見つけたこんな記事。フランスがいかにして少子化を克服したかという話です。なんでも、フランスでは無職のシングルマザー(しかも移民)でも4人の子供を全員大学にやることができるとか。へえー

フランスではだいぶ前に婚外子が50%を超えたという話は聞いていて、なんて先進的なんだと思っていましたが、ここまですごいと絶句です。確かにヨーロッパ諸国は、無料で大学で学ぶ事ができる国が多いというのは有名ですが。そこからして日本はかなり引き離されている感があるんだよなあ。。。

なんだろう、日本って何か「子育ては苦労するもの、金がかかるもの」という不自然な前提があって、それを中心に人生を設計してるところがあるような気がする。そして、そういう苦労があると分かっているから結婚はしない、子供は作らない、と言い切る人たちもいるし。日本では子供ってそれほどまでに脅威と思われてる?

そういう自分もいま、シングルで頼れる人もない状態で子供が産まれたら非常に苦しいだろうなと思います。幼児をほったらかして仕事に出るわけにはいかないし、仕事を辞めたら収入ストップで家賃も払えなくなる。ていうか、母として幼児を放っておくという選択肢はあり得ないので、結局のところ生活保護を申請するしかないなぁと。通ればラッキー、通らなかったら赤ちゃんポストか心中ですかね。日本の現行のシステムだと、ホントそういう運命を辿るような想像しかできないんですよね。

おそらくフランスでは、シングルマザーで収入がなく頼れる人がいない状態だったとしても、日本のように路頭に迷って未来を脅かされるような不安はないのだろうな、と思います。まだフランスに行ったことがないので、どういう社会システムになっているのか具体的には分かりませんが、とても興味あり。

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2009年12月21日

ロシアをワゴンRでブー

いつもどおり夜出発で富士川滑空場行ってきました。ただ、今回の誤算はやたら寒波が厳しくて、東京を出発する時点ですでにウィンドウウォッシャー液が凍る状態。あーこりゃ氷点下だなー、と思いつつ出発するも、搭載していた寝袋は氷点下NGな秋用のままで。。。。明け方に凍死しそうになりました。うーむ。次からはちゃんと冬用に替えよう。

で、きのうが富士川の飛びおさめ。強めの風に乗って空高く舞い上がったグライダーのみんなは気持ち良さそうに飛んでて全然帰ってきません。密かに滞空王子と呼んでいるお兄さんは高度3000m到達、2.5hrのフライト。それって富士山と背比べする?ってくらいの高さなわけで、私なんかにはもー想像を絶する世界です。

といいつつ、こちらは訳あってしばらくフライト練習は自粛。来年の夏から愛車ワゴンRでロシア~ヨーロッパ~西アフリカをブーと走ってこよーっと♪と思っているので、現在オニ貯金モードなのです。ていうか、実は行こって決めたの先月なので、ホント準備する時間なくて。いま、府中の老舗の四駆屋さんに面倒みて貰ってます。

まー本当にタナボタで買った激安ワゴンRで4万キロ近い行程を6ヶ月で走破できるかどうかはさておき(てかワゴンRには可能だろうけど、自分の体力が。。。)、とりあえず行けるとこまで行ってみて、後のことはその時考えるという、ゆる~いスタンスで。

なわけで慌ててロシア語の勉強を始めたりしてる始末です(キリル文字難しいよ!)。で、旅の後半はフランス語もやっといた方がいいだろうなぁ。。。まあ、できるだけやるしかないですね。ファイトー

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2009年12月17日

空に描かれた螺旋


ちょっと前の話になるけど、12月9日の朝にノルウェー北部の街Tromsoの上空に現れた不思議ならせん模様の写真です。こんな綺麗ならせんが空に突然現れたらビックリするかも。その時はまだ正体不明で、WIREDにもいろいろ憶測の記事が載ったりして、興味津々で眺めていました。(現象の解説を試みようとしている科学動画も面白い)

でもってその2日後の11日、らせん模様の正体がロシアのミサイルだったという事が判明。ふうん。ミサイル打ち上げに失敗するとこんな風に見えるんだ~。なんだか幾何学的ですねえ。この写真を見る限りでは、とてもそんなミサイルとか想像できないなあ。

実は先日北極圏に行ったとき、偶然ですがTromsoで乗り換えしました。山と谷が立体的に入り組んだ素晴らしく美しい街で、オーロラも見えるあの空にこんな珍しい現象が見られたのかと想像すると、なんとも不思議な気分でした。

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2009年12月15日

移民について思う事

移民が必要な本当の理由というエントリでハッとしたこと。「海外の移住を決意する人間は平均的にいって能力が高いはずだ」。。。確かにその通りかも知れない。

すぐに思いつくのはやっぱりアメリカでしょうか。米国はそもそも移民が集まって出来た国で、実際に長いこと移民に対して寛大な姿勢をとっていたと思います。労働者でありながら思想化でもあったエリック・ホッファーの自伝などを読むと、出生の異なる移民たち同士がどのように協力しあってアメリカを発展させてきたか、そして彼らがみすぼらしくてもどんなに優秀であったかが淡々と語られています。

そもそも、知らない国に永久に移り住もうなどと思うのはとんでもない決断だと思うのです。祖国がどんなに抑圧的な状況下だったとしても、自分だったらそんなリスキーな結論に達するだろうかと考えさせられます。1年やそこら外国に旅行に行ってきますという甘っちょろい話ではないわけで、その勇気・行動力といったら自分にはとても想像できません。

それだけのガッツのある人々なら、移住先でも未来を切り開いていけるだろうというのは十分に納得できる話です。でも、これが「移民問題」と呼ばれるようになると、自国民の職が奪われるとか、治安が悪化するという理由で移民排斥ムーブメントが盛り上がってくる。

自国民の職が移民に奪われるのは、彼らのほうが我慢強くて安い賃金でも文句を言わずきっちり働いてくれるからだし、手段を選ばず稼いでやろうと思っているガッツある人々に合法的に活動できる場が与えられなければ違法行為は増えると思う。イイとか悪いとかを抜きにしてこれを純粋に裏返して見てみると、彼らのほうが生存能力もヤル気も高いような気がします。

アメリカは近年になって移民を少しずつ排除する姿勢を強化しています。社会保障番号も昔ほど簡単には取れなくなりました。永住権取得も、社会的地位が低い人いとっては非常にハードルが高くなっています。身近なところでいえば、入国時の審査の強化も9.11以降には増すばかり。そのタイミングと、なんとなく国が衰退しかかってる時期が重なっているような気がするのは気のせいでしょうか。

で、この話を日本の問題と思って置き換えてみると、どうでしょうね。

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2009年12月13日

Amazon出品記

年の瀬が迫っているからというわけではないですが、家中の不用品を探し出して片っ端から売り払っています。もちろん中古品なので売っても大した金額にはならないけど、身の回りがシンプルになっていくのは気分がスッキリするし、売ったものを誰かが気に入って使ってくれたら、それはそれでちょっと嬉しいし。

特に書籍に関してはAmazonのマーケットプレイス出品を利用する事にしたんですが、これが非常に洗練されたシステムで素晴らしいということに、遅ればせながら気付きました。ヤフオク出品だと何が大変って写真を撮ってアップして説明文書いて。。。という煩雑さが自分にはちょっとアレだったんですが、Amazon出品の場合は写真が既に掲載されているので、出品の際にすることといえば、品物のコンディションを書いて値段を決めるだけ。1分で出品完了。簡単すぎ。

しかも、Amazonだと出品が簡単なだけでなく、古本屋の買い取り相場よりも高い価格で売ることができます。ブックオフに持っていったら50円にしかならないような本でも、500円とか1000円とか自由につけられる。送料と称する価格が340円固定というのもミソで、安い輸送手段を選べば1円で出品しても赤字にはならない仕組みです。

売れた品物を送るときも、Amazonの画面から印刷するだけで、相手の宛名ラベルと納品書が一丁あがり。緊張する配送の案内メールもボタンひとつで完了です。これ、手作業でやってたらえらいこっちゃですが、ここまでシステム化されていると配送作業が手間だとは感じないですね。さすが天下のAmazon。。。

ああ、こんなに簡単だと知っていれば、もっと早くに始めておくんだった。使う予定のない本とかDVDとかは、今度からは全部マーケットプレイスに出品する所存です。
本棚がパンクしかかってる人は、この機会にぜひお試しあれ。

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2009年12月10日

リシャット構造2

先日紹介した不思議なリシャット構造の謎に迫る番組を発見しました。大学の地質学研究チームが実際にモーリタニアの現場に調査に赴き、どのようにして「サハラの目」が出来たのかをCGで詳しく解説しています。



素晴らしい番組をありがとうYouTube。
しかし残念ながらフランス語なので、何言ってるかさっぱり分かりませんが。。。(爆)

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2009年12月8日

リシャット構造

西アフリカの衛星写真をあちこち見ていた時に偶然見つけた不思議な同心円状の地形。「リシャット構造」と呼ばれるもので、その直径は50kmもあり、宇宙からでしか全貌を見ることは出来ないとのこと。

View Larger Map

場所はモーリタニア内地。Googleマップで表示させてあるので、いろいろいじって場所を確認してみてください。サハラ砂漠のなかにあるのが分かると思います。別名「サハラの目」とも呼ばれ、スペースシャトルの乗組員にとっては有名なランドマークらしい。

こちら隕石によって出来たクレーターではなく、その昔マグマなどでドーム状になった地形が侵食を重ねてこのような姿になったと言われています。でもなぜこんなにキレイな同心円を描いているのかは未だにナゾなのだとか。

なお、Googleマップでリシャット構造の南端から50kmばかり西に移動した所にも、小さな同心円状の地形が見られますね。。。こっちは関係ないのかな?
なんだかいろいろ気になる地形です。ていうかGoogleマップえらい!

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2009年12月7日

エクストラ200

久々に滑空場に行ったら素晴らしい晴天で、自分の日頃の行いの良さを確信した青山です(良いわけあるか)。

ベテランの先輩からまたもや空撮のお誘いがあり、朝イチでC172の後部座席に飛び乗り上空へ連れてって貰いました。ヤッター!こちらの機体は後部窓が外せる仕様になっていて、本格的な空撮が出来るのです。(飛行中の窓開き風圧は高速道路で窓を開けたような感じ?) 今日は青空を背景にばっしばっし撮らせて頂きました。素敵だったなぁ。

午後はしばらくご無沙汰していた無線係を担当させて頂きトラフィックと交信。ちなみにデクノボー代表の私が一人でさばけるキャパシティは一度に一機だけです(だめじゃん)。グライダーと飛行機では着陸時の優先順位が違ったりするので、スピードの違う機体がパターン内に混合すると私はもうパニック状態で、近所のベテランの先輩に向かって目からタスケテー光線を放射することになります。

そしたら今日ななんと、東北からエクストラ200という超美麗なアクロバット機が滑空場に飛来してきて目が点になりました。ピカピカの塗装に優美なシルエット。パイロットは元航空自衛隊でFのつく戦闘機に乗っていた方だそうです。すっげーーー。

もーガンガン写真撮りました。エクストラをこんな近くで触ったりできる機会、ふつーないですから!複座の機体なので訓練もできるそうです。パイロット1名なら10Gまで、2名なら8Gまでかける事ができるそうです。。。。って、たかだか2Gで死にそうになってる私がそんなの乗ったら即死だってば。

こちらの機体、なんと有料でアクロバット飛行を体験させてくれるそうです。8Gなんて余裕だぜと思う方は諭吉3人分握り締めて滑空場までおいでください。

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2009年12月4日

スーザン・ボイル

なんか最近、世界中でヒット爆発中のスーザン・ボイルとかいう新人歌手って何者?
だって全米で一週間で70万枚以上も売れて、他の有名アーティストの60万8000枚の記録を抜いたって言うんですもの。2009年発売のアルバムとしては最高記録らしい。

ところが。。。ネットでチラ見した本人写真が、どう見ても普通のおばちゃんなんですよ。うーん、何ていうんだろ。なんか、日本にもいそうな感じの。。。

記事を読んでみたところ、どうやら今年の4月にイギリスのオーディション番組がきっかけだったとか。マジでプロを目指す若手の新人たちが続々登場するなか、とつぜん47歳の田舎風のおばちゃんが現れた事に、会場はクスクス。審査員はヤレヤレといった顔。

しかし、一度彼女が歌い出すやいなや!

YouTube: その時のステージの様子(日本語版、約7分)

見た目で人を判断するのがどれほど愚かしいかという事を思い知るわけです。

さすがにYouTubeの音質だけでは我慢できなくて、iTunesでスーザン・ボイルを検索したら「翼をください(Wings to Fly)」を歌っているのを発見したので即ダウンロード。

歌の良し悪しは良く分からない青山ですが、この人はなんか別格。
たとえば絵でも、「ただキレイなだけの絵」と「画家の魂が入ってる絵」では輝きが違うもんです。このスーザン・ボイルっていうおばちゃんは、たぶん自分の歌に美声だけではない「ナニカ」をこめることが出来る人なのかも知れません。

芸術っていうのは本来はその「ナニカ」を伝達する手段なのであって、絵画でも音楽でも、表向きキレイなだけじゃ不十分なんですよね。人は芸術に出会ったとき、その「ナニカ」のスケールがでかいほど共鳴できる仕組みなんだと思います。人によってはそれを感動って言うのかもしれないけど。

とにかくこのおばちゃんは本当にすごいなぁと思いました。

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2009年12月3日

風邪を治すコツ

思ったより早く風邪から復帰しました。先生の30分完治には敵いませんが、自分としては過去最速の2日で完治。ついでに肌荒れ等の諸症状も治りました(なぜ?)。クスリは一切つかってません。会社は1日だけ休み。症状はそれなりにしんどかったけど、これだけ短期間で全身リフレッシュできるなら、たまのシャットダウンも悪くないかな、と思ったり。

整体の先生によると、無駄なく風邪を治すにはコツがあるのだそうです。

①まず、喉が痛くなるなどで風邪の症状がスタートしてから、どんどん熱が出てきます。熱が上昇している間はどんなにしんどくても、ガンガン活動して大丈夫。仕事しても、食事しても、お風呂に入ってもOK。出せる熱が高いほど、身体の回復率も高くなるそうです。

②しかし熱が第1のピークに達すると一転、熱が下がり始めます。こうなったら絶対安静です。動き回ってはいけないし、食事も摂ってはダメ。静かに横たわって熱が下がるのを観察します。するとやがて、熱はいったん平熱「以下」に下がります。ここが第2のピーク。

③そこからすぐに平熱に戻ります。しばらく計測して、ずーっと平熱のままだったらもう風邪は完治。身体が軽くなってスッキリしてたらリブート成功。

。。。という話を2年くらい前に聞いてから、風邪をひくたびに1時間おきに熱を測るようになったのですが、本当にその通りなんですね。面白い。

そんな自分も数年前は風邪をひいたら2週間くらいダラダラ症状を引きずって使い物にならなかった時期があって、要するにがんがんクスリ飲んで、熱が上がるときにムリヤリ熱を下げ、熱が下がったときにラクになったと勘違いして動き回ってました。とにかく目先の苦痛を減らすのが良いと思い込んでいたわけです。でも、症状をこじらすだけだった。

風邪で喉や脊椎などに苦痛を感じるのは、痛んだ身体を最短ルートで回復する為に、熱で細胞を活性化させたり、汗で老廃物を出したり、鼻水やせきで後始末をしたりと、自分なりに頑張ってくれていたわけです。短期間に完治したかったら、その頑張りをありのままに認めてあげるだけで良かったという事ですね。。。

※追記:その後調子に乗って夜更かししまくってたら、あっという間に風邪の2度びきをしてしまい、こちらは治るまでにかなり時間がかかりました。。。(T_T) 先生曰く「最初に風邪が治った後は、しばらく無茶しちゃだめですよ」とのこと。風邪の2度びきというのは体力のない状態で風邪をひくことになるので、治るのに時間かかるそうです。やってもうた~ orz

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2009年12月1日

久々に風邪。。。

今年の春先からずっと保ってきた緊張の糸がここにきてやっと切れたらしく、久々に風邪をひくことができました。良かった良かった。。。

って、本当は風邪はしんどいからあまり嬉しくないんだけど、たまに風邪ひく位が身体のバランスを保つのには最適だそうです。熱が出るし鼻水が出るし、一見病気のようにも見えるんですけど、別の角度からみると、バランス崩れた身体を元に戻そうとする反作用のようにも思えます。

思い返せば、「自分は健康~♪」と思っている何ヶ月にもわたって、ストレス、寝不足、悪い姿勢、不摂生。。。などで身体にじわじわと疲労を蓄積してるわけで。。。どこかできちんと回復する間があればいいんですけど、ずっと気が張った状態で過ごしてると、いつかは許容範囲を超えてしまうのでしょうね。そのタイミングで風邪ひいて強制シャットダウンに入るのかなぁと。

要するに何ヶ月もかけて痛めつけた身体を、発熱を利用してわずか数日で元通りに復旧するプロセスだと思えば、多少の苦痛を伴うのは仕方がないかな、と思います。でもって、高熱を出したあとになぜか身体がスッキリして軽くなったりするのは、再起動が完了したしるし。せっかくのチャンス、目指すべきはこの域です。

というわけで、私は最近カゼひいたときにクスリを使って症状を抑えるのはやめました。クスリが効くとラクになった気がするけど、再起動という観点で見た場合あまり解決になってない気がするので。それより熱でも鼻水でも出るものは出してしまったほうがいい。

毎月診てもらってる整体の先生は凄くて、風邪をひいてから完治するまでの時間わずか30分だそうです。先生の場合、風邪の状態に入ってから10分ほどで高熱を出して、その後10分ほど絶対安静で熱を下げて平熱に戻ったらハイ完了、なんだとか。達人は違いますね。

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