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2011年5月21日

ルームシェア談義

昔からのバイク友達が訪ねてきてくれました。いろいろ想い出話に花を咲かせたりしたわけですが、バイクさえあれば生きていけると思っていた20代とはちょっと違う心境。ええ、やっぱり世の中ゼニがないと生きていけませんがな。

もちろん立派な仕事について家庭を守れるだけ稼いでいる同世代の友達もいることはいます。その一方で、「この会社をクビになったら、もう後がない」という不安から、かなりハードな長時間労働に甘んじている友人も少なくありません。やり甲斐を感じて働いてるなら全然構わないんですけど、なんかウツ病の一歩手前みたいな人もいるし。しかも、30代後半で結婚も諦めてたりすると、漠然と老後も不安。(関係ないけど我々の年金って本当に支給されるのか?)

うーん、もっと低収入・短時間労働でも安心して暮らせる方法はないだろうか、という話をしてたんですが、去年ロシアを旅行したときに目からウロコだった事がありました。
ロシア人はものすごく居候に寛大で、サンクトペテルブルグに滞在したときなど、狭いフラットに私含め5人全員が居候という究極のルームシェア状態だったのです。

もちろん5人全員が8畳ほどの居間に雑魚寝。眠くなったら寝て、好きな時間に起きて、お腹が空いたら誰かが買い物に行ったり料理を始めたり。。。という感じで、こんなにギュウギュウ詰めでプライバシーゼロなのに、不思議とストレスがない生活でした。誰も何も我慢してないというか、喧嘩や仲直りは日常茶飯事なんですけど、互いに変に気を使わなくていい分ラクなのです。

もちろん日本でもルームシェアをする人は増えてきていますし、家賃や光熱費を折半して住むのは、なかなか経済的で良いアイデアだと思います。ただ、ロシアのような雑魚寝スタイルを良しとする人は日本にはあまりいなそう。。。?例えて言うなら、ロシアのルームシェアは「ライダーハウス」っぽくて、日本のルームシェアは「ユースホステル」っぽい感じ?

どのみち非正規雇用の割合が増えてきているわけですから、いっそのこと派遣社員とかアルバイトとかの強みを生かして、オフの期間の自由時間を大切にするライフスタイルがあっても良いかなと思います。低収入という問題も、ルームシェアによって解決できる可能性がありますし(やり方次第ですが)、このへんの課題は工夫の余地があって面白そうだなぁ。

そういえば昔かなり真剣にライダーハウスやりたいとか、バックパッカー向けのホステルつくりたいとか思った時期がありますけど、自分がそういう器じゃないと悟ってからは考えるのをやめてました。だけど、いつか友達とルームシェアなら自分にもできるかも!?


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