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2010年10月21日

ジュネーブまでの道のり

フランスのパリからスイスのジュネーブまでは約600km。アルプス方面へ向けてだんだん標高があがり、一番寒かったのもこのあたりです。最初はお金をケチって有料ハイウェイを避けていましたが、実はハイウェイが驚くほど安かった事に気付き、それ以降は有料ハイウェイとローカル道を積極的に使い分ける事を学習しました。(^_^;)

■10/20 パリ~オーセール(Auxerre)付近 [約210km]
昼頃、パリのしのぶちゃんちを出発!まず一般道のD606を使ってサンス(Sens)方面へ向かいます。朝しのぶちゃんがTVニュースで確認してくれた所によると、大規模ストライキによるガソリン不足の状況はまだまだ続く模様。。。。覚悟していたとおり、途中のカルフール併設GSは思いっきりロープで封鎖されてて給油できませんでした。orz

フランスのローカル道の風景は美しくてGOODなのですが、私としてはガス欠が心配で心からドライブを楽しむ余裕がありません。ダメもとで飛び込んだオーセール(Auxerre)の街のショッピングセンターのGSが開いてた時はホッとしましたが、貼り紙に「給油は一台につき20Lを上限とします」と書いてありました。燃費の良いワゴンRで良かった。。。

それにしても、予想どおりローカル道には全くと言っていいほどトイレ付きの休憩所がありません。そんなわけで仕方なく、ローカル道の路肩のパーキング(トイレなし)で車中泊。夜は相変わらず8℃とかでちょっと寒いです。。。

■10/21 オーセール~ディジョン(Dijon)通過~ドール(Dole) [約210km]
朝起きたら気温O℃でビックリ!周囲の畑にはびっちり霜が降りてて真っ白です。オイ大丈夫かコレ?もしやスイスの峠道とか雪降ったりしてないか?急にローカル道の路面状況が不安になり、命には代えられないと思ってアヴァロン(Avallon)付近から有料ハイウェイ(A6)に乗りました。ハイウェイならジュネーブまで比較的平坦だし、交通量も多いので安心です。

そのままGARMINの指示に従ってA6~A36~A39と有料ハイウェイを使ってディジョン(Dijon)のはるか南側を迂回。さすが高速道だけあって、あっという間にドール(Dole)付近まで着ました。嬉しかったのは、有料ハイウェイに乗ったお陰で立派な休憩所がたくさん利用できたことです。綺麗に手入れされたトイレ付きパーキングにホッとして、思わず昼寝したりして。。。


しかしフランスの有料道っていくらするんだろう?日本だったら東京~大阪(約500km)の高速料金は1万円くらいします。ってことは、パリからジュネーブ(約600km)まで100Euro位するのかなあ?ちょっとそれは死んじゃうなあ。すると、パーキングで出会った英語の出来る親切なおじさんが「料金かい?パリからジュネーブまでは30Euroってとこだね」 え!! そんなに安いの!? (゚o゚)

日本の常識が良い意味で通用しなかった事に安心しつつ、この日はドール(Dole)付近の快適なパーキングにて車中泊。

■10/22 ドール~スイス国境~デュイリエ(Duillier) [約130km]
今回の目的地は正確にいうとジュネーブよりも北側なので、ジュラ山脈を越えるのが一番の近道です。凍結が心配だったのですが「まだまだ凍結なんかしないよ、大丈夫だ」と地元ドライバーに教えて貰ったので、ハイウェイを降りてレルース(Les Rousses)の国境を超えてスイス入りすることにしました。思いっきり山道なんですけど、大丈夫かなあ?

料金が全く分からないままA39の有料道を降りてみると、出口の料金所で請求されたのはたった10.80Euro。ハイウェイ走行距離が200km以下だったのでこんなに安くて済んだみたいです。なるほど、区間ごとの料金が日本より遥かに安く設定してある仕組みなのね。素晴らしい!

一般道(N5)に乗り換えると、いきなり岩山に囲まれた美しい山道が続きます。岩肌を取り囲む木々が黄色く紅葉していて、うっとり見とれてしまうような素敵な山岳ルートです。やがて到着した国境の町レルース(Les Rousses)は、標高880mの高地にありました。目の前に雪をかぶったジュラ山脈が見えてビックリ。

スイス国境にも警察がいて、越境する車両を抜き打ちチェックしたりしてましたが、私のワゴンRは特に止められることもなく簡単に通過させて貰えました。ここから携帯でスイスの友達のフランクにSMS送信して連絡を取り、なんとジュラ山脈の中腹にある標高1000mのサンセルグ(St.Cergue)の町で待ち合わせすることに。フランクに会うのはほぼ一年ぶりです。わくわく。

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