せっかくバルセロナに来たのだから、ガウディ建築を見なければ!ってことで、キャンプ場から電車(RENFE)に乗って中心街のBarcelona Catalunya駅へ。バルセロナの素敵なのは、この駅から歩いていける範囲にガウディ建築の見所が沢山あることです。まずは観光マップ片手に街の象徴、サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)へ。。。
7年前にも訪れたサグラダ・ファミリアですが、未だに建設中でした。約120年前に着工したらしいですが、ガウディの死後もなお建設が続いているという壮大なスケールの教会です。完成は2026年だとか2250年だとか言われていて、要するにいつ完成するか誰も知らないらしい。しかもちゃんとした設計図が残っているわけではなく、後世の建築家たちが僅かな資料をもとに手探りで築き上げてきたそうです。
というわけで、世界遺産でありながら未だに建設用の足場とクレーンが風景の一部として認知されているサグラダ・ファミリア。見ればその美しいデザインと壮大な計画に圧倒されます。これはきっと、永遠に作りかけなのが良いのかも知れません。(^-^)
次に訪れたのは、街の北側の丘にあるグエル公園(Park Güell)。ウヒーな坂道をひたすら登り続けると、そこにはガウディの不思議ワールドが。。。大体、入り口の建物からして何か違う空気が漂っています。そして正面の階段には、超有名なトカゲの噴水があり、大勢の観光客で大賑わいです。
さらに上に登ってゆくと、有機的なデザインの回廊を経て、バルセロナの街を一望できる大広場へ。もちろん隅々までガウディの独特の建築スタイルで貫かれており、公園自体に生き物のような温もりが感じられるのが魅力です。公園の縁には曲線美が素晴らしいカラフルなタイル張りのベンチが続き、くつろぐ人々がアートの一部になっていて素敵。ここはずっと過ごしていても飽きません。
個人的にはこのグエル公園がバルセロナで一番のお気に入りスポットかも。(ただ、グエル公園は広いので、その魅力は写真では分かりづらいかも知れません)
ここでは露天のみやげ物屋や音楽家や大道芸人たちが様々なパフォーマンスを繰り広げており活気に溢れています。こんな楽しい公園が無料で公開されてるなんてバルセロナ太っ腹~!
有名なガウディ建築としては他にもカサ・バトリョ(Casa Batlló)などがあります。にょろ~んとした外観の建物はカラフルに装飾してあって、今にも心臓の鼓動が聞こえてきそうなほど生命感のあるデザインです。すぐ近くにはカサ・ミラと呼ばれる建築もあり、こちらも有り得ないほど波打った外壁に目を奪われる事まちがいなし。とにかくバルセロナにはガウディの足跡が溢れているのです。
ガウディ建築の魅力はフツーな所がひとつもないからではないかと思います。見慣れた様式の建物であれば頭の中で適当にカテゴライズして済ませる事ができますが、ガウディの建築は隅々まで見たことの無いようなデザインが貫かれているため、見る人の言葉を失わせる力を持っているのではないかと。。。
久々に活気溢れるバルセロナの名所を巡ることが出来て満足の一日でした。