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2010年10月26日

欧州クルマ旅で自炊モード

このへんで、ヨーロッパ旅行中にどんな風に自炊していたかをまとめてみたいと思います。キャンプ用のガスボンベを2本ほど持参していたので、ヨーロッパ入りしてからはほぼ毎日バーナー自炊です。特にスイス周辺では気温が一ケタという事も珍しくなかったため、ついに完全車内自炊する方法を編み出したりして、ますますワゴンRのマイホーム化に拍車がかかっていたりします。。。

もちろん、欧州ならではの美味しい郷土料理を味わうのも旅の醍醐味かと思いますが、一般的にヨーロッパでの外食はちょっと高いです。特にロシアから北欧から入った人は、サンドイッチが1000円近くするのを見て鼻血ブーとなり、ごく自然に自炊モードに移行できるのではないかと。。。?ちなみにスーパーの食材は割と安く手に入るので心配ありません。

主食は基本的にパンです。国によってパンの種類が大きく異なるので、ヨーロッパ旅行中にはいろんな種類のパンを食べ比べることになると思います。日本で売っているような食パンも手に入りますが、個人的にはベルギー以南で手に入るバゲットやデジュネット(要するにフランスパン)がお気に入りでした。焼きたてのホカホカパンは非常に美味しくておかず不要なほどですが、通常はジャムやチョコクリームを塗ったり、サラミをスライスしたものを添えて食べたりしています。他にもチーズ類とか、オイルサーディンと一緒に食べても美味しいです。

あと、国によって形態は異なりますが、必ず乾燥パンの類が手に入ります。北欧ではwasaブランドとして知られる平べったいクラッカー状だったり、オランダではビスコットと呼ばれる円形のものだったりといろいろです。長期保存が利くので、小腹がすいたときにペースト類を載せて食べると美味しいおやつになります。

生野菜で重宝しているのがトマト。適当にスライスしてドレッシングをかけるだけで、うっま~!なお手軽サラダを楽しんでいます。(もちろんロシアでミーハ達とキャンプしてた頃はもっと本格的にトマト、きゅうり、タマネギをみじん切りにして油と塩で和え、香りつけにディルを添えたりして超素敵なサラダを作っていたのですが、一人で旅してる時はなかなかそこまで手間をかける気にならず。。。)

ただ、トマトは気をつけて管理しないと潰れて大変なことになるので、ネットに入れて天井のフックから吊るしたりしています。他にも、ニンジンを生でかじると甘くて美味しいですし、リンゴや洋ナシなど日持ちのするフルーツもお気に入りでした。ちょっとクルマを止めて休憩中にリンゴの皮をむいたりすると気分転換にもなってグッド。

夕方にパーキングを探して車中泊する場所を決めたら、野菜スープを作ります。タマネギ、ジャガイモ、ニンジン等を細かくみじん切りにしてバーナーで茹で、野菜が少し柔らかくなった頃に市販の粉末スープとマカロニ等を加えてさらに煮込めば出来上がり。ヨーロッパでは大抵どこのスーパーでも粉末状のスープが売られており、国によって種類が違うのが魅力です。毎回同じ野菜を使っていても、スープの味が違えば飽きることはありません。

外気温が10℃以上のときは、いつも気持ちのよい屋外でクッキングしていました。ヨーロッパのパーキングは公園みたいになっていて、必ずピクニックテーブルが設置されていて便利です。人が多いパーキングでは、開いたクルマのドアの陰などに隠れつつ調理したり。。。(やっぱり目立ってたかなあ?)

旅行中は食欲をなくすのが一番コワイです。放っておくとあるとき突然電池が切れて動けなくなり、気分まで後ろ向きになって「もうダメだ。。。」となったりするので。というわけで、質素な自炊生活ではありますが、いつもちょっと太っているくらいを心がけるようにしています。お陰さまで、ここまで一度も風邪などひかずにやってくる事ができました。感謝!

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