■ピーター達のチャリティ活動

ピーターはもちろん車両を西アフリカで売却するビジネス目的で来ているのですが、ベテランのオーバーランダーの素敵なところは、チャリティ品をどっさり持って現地の貧しい人々に惜しみなく分け与えてゆくことです。(他にもクリスマスに子供達に寄付する為のお菓子やジュース類を満載したドイツ人ドライバーにも会いました)
旅行者によるこうした個人的なHand to Handの援助は、最も貧しい人々に確実に物品が届くという意味で非常に重要だと思います。西アフリカの市場などでは、先進国から寄付されたと思われる古着などが大量に売りさばかれていて、本当に助けを必要としている人々にちゃんと届いているのかどうか疑問なので。。。
■難破船が見えるビーチ

ロムと一緒にピーター&キムの巨大メルセデスのバスに乗り込んで、いざキャンプ場を出発です。ヌアディブの街はとてもビーチがあるように見えないのですが、一体どこに。。。?と思ったら、思いっきり舗装路を外れてワイルドなピストへ。しかも看板も何もありません。ピーターの野生の勘だけでドンドコと走り続けます。すっげー。
10km以上?走ったところで、やっとカップブランに到着!おおお、なんかすごく見晴らしの良い美しい場所でビックリ。しかも浅瀬にサビサビの難破船があって超シュールな雰囲気を醸し出してるし。すげー、まさかヌアディブにこんな場所があるなんて夢にも思いませんでした。(ただ、こんな誰もいなそうな所にもちゃんと管理人がいます。入場料を払う必要あり)

実はヌアディブの沖合には無数の船が打ち捨てられていて、別の意味で観光名所(?)になっています。ピーターいわく「エンジンなどの調子が悪くて港に入れなかったりすると、みんなそのまま浅瀬に船を放置していくんだ。以前、この大量の船の残骸を回収して鉄をリサイクルしようというプロジェクトがあったんだけど、落札業者が蒸発して計画は立ち消えさ」
うーん、日本では信じられない話だけど、ヌアディブで目の前に無数の船の残骸を見ると「まあ、そんな事もアリかな」という気分になってくるから不思議。こんな素敵な場所に連れてきてくれたピーター達に感謝なのです。

■ヌアディブのキャンプ場情報
ここヌアディブも旅人の交差点なので、Camping Chez ABBAという有名なキャンプ場があります。(7年前は別のキャンプ場に泊まったのですが、フランスのトラック商人達がCamping Chez ABBAまで来て商談していたのを覚えています)
キャンプは一人一泊1500UM(約4.5Euro)とリーズナブルな価格で、共同キッチンもあります。トイレ・シャワー施設は見た目はイマイチですが、ホットシャワーはとても暖かくナイス(午前中のみ?)。キャンプ場自体にはWiFiはないのですが、ラッキーなことに、入り口付近でWiFiの野良電波を拾えます。たぶん向かい側のBMCI銀行のある建物から来ている電波だと思いますが。。。
Camping Chez ABBA (Nouadhibou)
住所:Blvd Médian (BMCI銀行の向かい側)
GPS: N20°54.511 W017°03.176
★昔からある有名なキャンプ場で値段も安い。国境越えの疲れを癒すのに最適。


