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2010年12月22日

カイで休憩・ピーター合流

カイ(Kayes)に到着したその日、宿(CAJ)の外国人は私一人の貸切状態だったのですが、翌日からどんどんヨーロッパ人旅行者がやってきて、突然賑やかになりました。

最初に出会ったのはバイクに乗った若いカップルでした。イタリア人の若い女の子フェデリカと、デンマーク人の彼氏のクリスチャン。2人とも20歳と若い!なんでも元々バックパッカーだったのが、ダカールで中国製のバイクを新車で買って、ここまでタンデムで走ってきたのだとか。道理でなんかライダーっぽくない雰囲気だと思った!

だけど可愛いフェデリカは、会ったとき高熱で非常にしんどそう。クリスチャンが親身に彼女の体調を気遣って支えていました。とにかく身体がこんな調子ではバイク旅行は無理なので、彼女の熱がひくまでしばらくカイで療養するとのこと。

その次にやって来たのは、70代のオランダ人のヤープ(写真なし)。トヨタの小さな乗用車でオランダからマリまで毎年一人でドライブしているそうです。あー、ここにも変わり者のオジサンがいると思ったら、やっぱオランダ人か。。。(^_^;)

で、ちょっと問題が。後から来たヤープの車が思いっきり私のワゴンRの出口を塞いでしまい、ワゴンRが宿から出れなくなってしまったのです。これじゃ滝に行けない!!どうする私!?
たぶんヤープに言えばどけてくれたと思うんだけど、「まぁブログ原稿も溜まってることだし、しばらく書き物に専念しよう」。。。という事で、ヤープには何も言わずそのまま放置。うん、どうせグイナの滝まではたった80km。別に急ぐことはないさ。

※そんなわけで2日ほどはブログ原稿の遅れを少しでも取り戻すことに専念。ほぼ一ヶ月遅れなので、手帳と写真を見て思い出しながらノートPCを使って記事作成。朝から昼過ぎまで原稿作成や写真選定に費やし、午後の一番暑い時間にノートPCを担いで、クーラーの効いたネットカフェへ行って一気にブログ記事をアップロード。そんな事を毎日繰り返しておりました。

カイ3日目。ネットカフェで数本の記事を一気にアップする作業をしていた所、
「おおナオコだ。いたいた」と入ってきたのは。。。

「ピーター!!びっくりした~!どうやってここに!?」
「さっきタクシーでカイに着いたんだ。宿(CAJ)で君の居場所を聞いたら、クリスチャンが私をバイクに乗せてここまで連れてきてくれたのさ」
おおおありがとうクリスチャン。なんて優しい (´∀`)

道々積る話を聞いたところ、ピーターとキムはセネガル国境付近でメルセデスのリヤアクスルが壊れてえらい事になってたらしい。仕方なく車を国境まで牽引して貰った後、タクシーでサンルイまで移動したそうです。その後キムはサンルイの孤児院でボランティアを開始し、今でもセネガルに残っています。一方ピーターは壊れた車をなんとかセネガル国境で売却して(赤字だったらしい)、タクシーで2日かけてカイまできたとのこと。うわあ、いろいろ大変だったのね。

「で、我々はグイナ滝へはいつ行くんだい?道はどうなの?」
「道は舗装されてるって聞いてます。だから明日にでも日帰りで行こうかと。片道80kmだからワゴンRでも楽勝でしょう。」



で、ピーターと一緒に宿(CAJ)に戻ってみると。。。あれ?ワゴンRの出口を何日も塞いでたヤープのクルマが、いつの間にか違う所に移動してる!やー助かった。これでやっとワゴンRを運転できます。ありがとうヤープ。

まるでピーターの到着と共に道が開かれたような、不思議な気分。こんな事もあるのね。

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