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2010年12月29日

セグーまでのまとめ

バマコではいくつか残念なニュースもありました。当初は、いちおうガーナ行きを完全に諦めたわけではなかったので、それとなくブルキナファソ情報を仕入れていたのですが。。。

今年の1月はマリ/ブルキナ国境で10,000CFA (約16Euro)で取得できたビザが、7月以降は突然10倍の100,000CFA (約160Euro)に跳ね上がってしまったらしい。バマコのブルキナ大使館でビザ取得すれば安いという評判でしたが、それでも47,000CFA(約70Euro)もするとのこと。
「馬鹿馬鹿しい値上げだ。これでブルキナ行きの理由は無くなったな。。。」

さらに気がかりだったのは、オランダにいるピーターの89歳のお父さんの容態が思わしくないと連絡があったこと。「父には長生きして欲しいが、私もおそらく君と一緒にマリから帰国することになりそうだ。だがその前にドゴンの村で大事な用事を済まさなければ。。。先を急ごう!」


■ 12/29 バマコ(Bamako)~セグー(Segou) [約230km]
首都バマコを出発し、一路セグー(Segou)を目指します。

だんだんと道沿いに緑が増えてきて、森のような豊かな風景になってきました。青い空を背景に、真っ赤な花をつけた大木があちこちに見られます。今までの乾燥した風景とはちょっと違う感じ。

「マリでゆっくりするなら、断然セグーの方がいいね。すごく静かで落ち着いた雰囲気なんだ。」
と、ピーター絶賛のセグー。ええと、どんな街だったっけ?忘れちゃったなぁ。前にも寄ったはずだけど、駆け足だったので一晩しか居なかった気がする。あの時はたしか、優子さん夫婦と日本人ライダー4人組で行ったっけ。。。

途中たくさんのトラックを追い越しましたが、よく見ると泥除けにいろいろと文章や絵がかいてあります。最初はあまり良く見てなかったのですが。。。「ナオコ、前のトラックをごらん。アフリカの知恵は深いと思わないか?」
え~、こんな長いフランス語分かりません。ピーター訳してください。。。

Ne juge jamais un homme à travers la parole des autres, laisse le temps nous dira qui il est. (他者の言葉で人を判断するなかれ、時をもって人を語らしめよ)



おお~、今まで気にした事なかったけど、そんな事が書いてあったのか。。。ピーターはそんなトラックが大好きで、片っ端から私に意味を教えてくれました。これらの多くはアフリカ生まれの格言です。文化や人種の違いを超えて伝わる力を持っているのがスゴイ。


■ セグーの木陰を堪能できる宿
セグーにはお気に入りの宿があるんだ。大きな木に囲まれて、安くて静かで落ち着ける所だよ。」
さすがピーター、そんなイイ宿を知ってるなら是非連れてってくださいな♪

。。。という事で到着したのが、街の中心から少し離れたところにあるHotel Delta。受付に入って部屋を見せて貰おうとしたその時。。。

あれっ!? (゚Д゚)
「ピーター。。。私ここ知ってる。。。。!」
「なんだ、来た事があるのか」
「うん、来たことある。7年前、宿の主人と交渉して、そこの中庭で日本人4人でテントを張らせて貰ったの」「ハハハ、それは奇遇だな。セグーも宿が増えてきたが、私はここが好きなんだ」

キャンプは1名4000CFAなので2人だと8000CFA (12.5Euro)になります。一方、トイレ・水シャワー・扇風機・蚊帳ベッド完備という申し分のない設備の2人部屋がたった10,000CFA (約15.6Euro)というのは見逃せません。しかも、部屋に泊まると1名分の朝食代が含まれているとのこと。うーん、前回なんでそこをケチってテント泊にしたのか思い出せない。。。



バマコの喧騒を離れ、緑に囲まれながらホッと一息つくには最高のロケーション。WiFi等の設備はありませんが、セグー中心地まで15分ほど歩けば外国人向けのカフェなどでWiFi接続できます。

Hotel Delta Centre D'accueil (Segou)
GPS: N13°26.284 W006°16.718
※木陰が嬉しい涼宿。設備は古いが環境は良い。ネット環境なし。

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