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2010年12月5日

ヌアクショットの旅宿

ついにモーリタニアの首都ヌアクショット(Nouakchott)に到着!真っ先に有名な旅宿Auberge Sahara(オーベルジュ・サハラ)へ。ロンプラでもオススメ宿になっているし、ピーターも推薦してくれたので、事実上ヌアクショットNo.1の人気宿と言っても差し支えないと思います。

笑顔で出迎えてくれたのは宿の経営者のカニア(すごい美人)。アルジェリア系のフランス人だそうです。受付の壁に沢山の写真が貼ってあって、ふと見上げると7年前のサハラ越えの時に見覚えのある顔が。。。。「あのうカニア、この写真の男性は誰?」「彼はシディ、私の夫よ。」「シディ!?あの有名なサハラ越えガイドの!?」「そう!彼はガイドだったの。もしかして彼を知ってるの?」

えええええ!!! 知ってるも何も、初めてのサハラ越えの時、プジョー505でサハラ砂漠を案内してくれたのが他でもないシディ。勇敢で、経験豊富で、夜目の利くシディは傍から見ても本当にカッコ良い砂漠の男でした。残念ながらフランス語が分からなかった私は、あまり彼と言葉を交わすことはありませんでしたが。。。

実はピーターから「Auberge Saharaのオーナーの名前はシディと言って、元有名なガイドだったんだ」という話を聞いていたので、もしやとは思っていたのですが、まさかドンピシャでその通りだったとは。サハラ砂漠が完全舗装された現在、もはやガイドは必要とされなくなりました。それを見越して砂漠の案内人から宿のオーナーに転身するとは素晴らしい先見の明です。

よくよく話を聞いてみると、カニアは7年前に私達が一緒に旅したフランス人ドライバー達の事も良く知っていて、「えっ?ダニエルを知ってるの?ステファン(バッド)も?ベルギー人のオマル(アレックス)も?みんな私の仲の良いお友達よ。本当にビックリね」
。。。。いやー、私のほうこそビックリですよー。。。(゚o゚)

残念ながらシディはヌアディブに出張中で会えませんでしたが(私と入れ違い)、それ以来カニアと仲良しになることが出来て嬉しかったです。ただでさえ安い宿代をまけてくれたり、私とロムを昼食の巨大ヤッサに招いてくれたり、いろいろと特別に良くして貰って感激。(T_T)

よくよく聞いてみると、カニア自身も毎年のように自力でサハラ越えをしていた女性ドライバーで、見た目からは想像も出来ないほどワイルドなエピソードばかり。幼い子供達を乗せて2駆の乗用車で砂漠のピストをかっ飛ばしたりとか、ニジェールの奥地で最寄りの井戸まで20kmとかいう秘境の村で1ヶ月暮らしたりとか。。。

「私パリに住んでたけれど、こっちで裸足で暮らすほうが性に合ってるの。子育てと宿の経営を両立するのは大変だけれど、従業員達にお給料を払えるだけのお金があればそれ以上は望まないわ」

シディもカッコイイと思ったけど、嫁さんのカニアはまじでイカしてます。

■ヌアクショットのオススメ宿Auberge Sahara
。。。というわけで、ヌアクショットのAuberge Saharaはオーバーランダーにもバックパッカーにもオススメの旅宿です。ホットシャワー素晴らしい!共同キッチンもあります。のんびりくつろげるリビングもあり。お値段もステキで、2階の屋上テラスの蚊帳であれば、朝晩とっても涼しいのに一泊たった1800UM(約5Euro)と非常にリーズナブル。思わず長居したくなる宿です。

さらに嬉しいのはレセプション付近の無料WiFiで、安定した電波が素晴らしい!(ちなみにヌアクショット以降、モーリタニア国内でWiFiの使える宿には巡りあえませんでした。ゆっくりネット接続するならここが最後と思ったほうがいいかも)

ちなみにヌアクショットのマリ大使館(GPS: N18°06.481 W15°58.724)まで歩いて30分という距離感もグッドです。※マリビザの詳細は次のエントリにて紹介します。

Auberge Sahara (Nouakchott)
住所:Route de Nouadhibou
GPS: N18°06.163 W015°59.854
http://www.auberge-sahara.fr/
※安い、設備よし、無料WiFiあり。NKTで最も有名な旅宿。


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