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2014年2月9日

大雪お役立ちジムニー

四駆で脱出できました!ドアのステッカー類は気にしないで
東京で大雪が降った翌日、都知事選とかいろいろ用事あったので実家に帰りました。

その後、母の日課で老人ホームのおばあちゃんの見舞いに行く用事があったのですが、実家の車庫は雪でふさがって運転できる状態ではありません(夏タイヤだしね)。

じゃあ4WD+スタッドレスのジムニーならどうだろうと思って近所の駐車場へ。

いやー今まで徹頭徹尾2WDで乗ってて、完全に宝の持ち腐れだったジムニーですが、こんな時こそ4WDの威力を発揮せねば!

その前に、2WDで行けるかどうか実験したら、案の定ツルツル滑ってガソリンの無駄でした。これじゃ雪かきしない限り普通のクルマは出られないだろうな。よし、4WDに変えてみよう。

まず、4WDモードの儀式として、最初に前タイヤを手動でロックしなければなりません(ホイール中央が回せるようになっていて、FREE⇔LOCKを切り替える)。
さらに、四駆のシフトが通常シフトとは別の場所に付いていて、4Hと4Lの二種類選べるようになってます。4Hは通常のオフロード走行用、4Lはより強力でぬかるみや砂地走行用。さて今回はどっちで行けるか試してみよう。

青山の運転が下手なせいか、4Hで前後に揺するとちょっとは進むんですが、一定以上いくと引っかかって止まってしまいます。そこで初の4Lを使ってみました。ゴゴゴゴゴゴ!うわすっげータイヤで雪を踏み潰してるよ。550ccのくせにめっちゃ強いジムニー!すごいぞジムニー!

というわけで、一切雪かきすることなく自力で駐車場から脱出できた次第です。エヘン。
(豪雪地帯の皆さんこの程度の事で騒いですみません。もちろん普通に雪かきすれば2WDでも出せたと思います。汗)

いやー今までジムニーらしい使い方を一回もしたことなかったけど、初めて4WDの能力が役に立ちました。雪道の乗り心地は母には不評でしたが、無事に老人ホームまで往復することができたし、貴重な経験が得られて満足であります。

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2014年1月19日

富士川インスパイア

久々にジムニーで富士川へ
非行おじさんの三橋さんから毎年恒例の富士川新年会にお誘い頂きまして、まるで会員のような顔をしてしれっと参加し続けている青山です。

新年会はいつも伊豆の旅館で開催されるんですが、2年連続でパイロット界のヴィーナス鐘尾さんと相部屋に。いつもフライトの安全に心を砕いている鐘尾さんから、女性ならではの視点で空の話を聞かせて貰えるのが楽しみ。

空の世界には年齢問わず尊敬できる大好きな人達がたくさんいます。皆さんの共通点は空に対する情熱がハンパないということです。中には飛ぶために生まれてきたような人もいて本当に面白い。

ただ、いまの私にはヤル気という基本的なエネルギーが乏しいので、安全のためにもう飛ばないほうがいい気がしますけど、それも安全飛行の一形態ですよね?笑
空には「ベテランだから大丈夫」という類の保証がないんですけど、でも一方で、まるで鳥のように、身体の寿命まで安全に飛び続けるだろうなと思わせる人もいるから不思議です。

総飛行70時間?プッ笑わせんじゃねーよ的な位置づけにいる青山が、印象だけでモノを言うのは僭越極まりないことですけれども、こんな私からみても、ああこのひとは飛ぶことによって世界と調和しているんだなあ~と感じることはあります。

この調和というのは、簡単に言えば、「在るべき所に在る」というか、「パズルのピースがしかるべき所に収まっている」ような印象です。もちろん才能がなくても練習さえすれば誰でも飛べるというのは人類にとって朗報だと思いますけど、私が個人的に尊敬する人から感じる調和というのは、それよりもっと上位のレイヤーから来ている気がします。

グライダーを曳航中
そういうのを見ていると、じゃあ自分は自分なりに世界と調和できているのか?って疑問が湧いてくるんですけど、うーん、いろんな意味でとても恵まれた人生だなあ~とは思うんですが、いまいち心の持ち方は不安定かも。

もしかすると、自分のヤリタイコトをあまり追求してないから?(少なくとも、彼らのようなレベルでは)

でも、派遣社員で空調の効いたオフィスに座って適性のある仕事やってお給料貰ってシェアハウスで仲良く暮らしていくのはラクな人生なんです~。

それも一見、社会にうまく適応しているように見えますけど、じつは既成の枠組みに対して、自分のほうを変形させてフィットさせただけなのかな~と思うこともあります。
私が尊敬する皆さんのような、のびのびとした在り方での調和があるかと言われると、反省すべき点は多いですね。まあ、考えて答えが出るような話じゃないけど。。。(^^;)

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2014年1月18日

柿田川湧水群再訪

第二展望台から見える真っ青に透き通った湧水
2年ほど前に、ナショナル・トラストに関連して柿田川湧水群の話にちょこっと触れたことがありました。

それ以来、柿田川(静岡県)を再訪したいなぁと度々思っていたのですが、この度やっとジムニーで訪れることができました(ちょうど伊豆の新年会の前に時間があったので寄り道してきた)。いやー、15年ぶりくらいの再訪だったかも?

この柿田川湧水群ですが、天下の大動脈、国道1号線の真横という、信じられないロケーションに湧き出してみます。ひっきりなしに行き交う自動車、周辺を埋め尽くす商業施設や住宅地。一見すると、まるで自然などひとかけらも残っていないかのような人工的な場所に、こんな美しい泉が有志の人々の手によってひっそりと守られているのです。

しかし一旦駐車場(200円)クルマを停めて公園のなかに入ってみると、驚くほど豊かに自然が残っています。公園自体は小さなものですが、「わき間」と呼ばれる湧水を展望できる場所がいくつもあり、また柿田川全体を一望できる木道も整備されていて見応えたっぷり。私が行った時は、展望台のおじさんが真っ青なカワセミを見せてくれました。初めて見た!ビックリ!

川底のあちこちから水が湧き出しているのが見える
川底からぼこぼこと清水が湧き出ているところ、よく見ると白い砂と黒い砂が入り混じって常に水底の模様を変え続けています。片時も留まることなく形が変わりつづけ、まるで生きているみたい。天然のアニメーションが面白くて、飽きずにぼーっと見てました。これはなかなか瞑想的。

あともう一つ素敵なのは、清涼な水の中でしか育つことのできない梅花藻(ミシマバイカモ)の群落が豊富に見られることです。水質汚染にたいへん敏感な植物らしく、群落で見られるのは日本でも僅からしい。川底のグリーンが鮮やかです。

それにしても、もし柿田川にナショナル・トラスト運動が起こらなければ、おそらくこの湧水群はとっくの昔に買い占められ、豊富な水資源は工業用水として使われ、わき間など跡形もなく消え去っていたに違いありません。経済を支える国道1号線と、癒やしの湧水群のコントラストが際立っていたのが印象的でした。

柿田川公園、ぐるぐる3周くらいしたけど飽きませんでしたねー。付近に美味しそうなレストランも何軒かあったし、その気になれば1日中楽しめます。たびたび訪れたい所のひとつかも。

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2014年1月1日

お正月とおばあちゃんズ

父のミルク入り紅茶が欲しくて仕方がないアメリ
明けましておめでとうございました。(過去形)

今年も青山家は無事にお正月を迎えることができました。めでたしめでたし。

特記すべきことは、祖母が2人とも正月をうちで過ごしたことでしょうか。しかし、2人とも高齢なので(1人は100歳)、いろいろと世話が必要だったりします。

というわけで、私は主に台所で母の料理を補佐する役割に徹しておりました。いやー今年は私もちょっと頑張った。たぶん今まで歴代の正月ダメ人間っぷりを僅かながらも返上できた?(ような気がする)

おせち料理も、今年はほとんど宅配で取り寄せ。要介護のおばあちゃんズ2名に気配りしながら、フルコースで料理するなんてとても不可能なので、料理に割く時間を短縮すべきと判断した母の選択は正しかったと思います。

おばあちゃんズに2部屋使って貰っていた関係で、私と弟は居間のソファに寝袋でカウチサーフィン状態でした。まるで旅行してるみたいな気分だぜイエーイ。そして、おばあちゃんズと一緒に300ピースのパズルを1.5時間で完成させるなど、楽しいこともいろいろとありました。些細な遊びでも、たいそう喜んでくれて嬉しかったです。

このような事態を予見して、なるべく年末のうちに気合で当ブログの遅れ(半年分)を取り戻そうと試みておいて良かった。まあそんなナメたスケールの遅延を数日ごときで取り戻せるわけないんですけど、何もしないよりは良かったと思います。

いつになく慌ただしい正月でしたが、実家のトイプードルのアメリが愛嬌を振りまいてくれたお陰で、和やかな雰囲気で過ごすことができました。GJアメリ!でもいくら番犬だからって、あまりTVで放映されてる猫に向かって吠えたりしない方がいいと思うぞ。

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2013年12月28日

ホキ美術館すごい

国内唯一、写実画専門のホキ美術館

仕事おさめの翌日、突然思い立って千葉県のホキ美術館に行ってきました!

実はこの美術館、現代の写実画だけを専門に展示している珍しいミュージアムです。
写真と間違えてしまうほどリアルに描かれた絵画ばかり並んでいるという不思議空間、ぜひこの目で見てみたい!
というのも、私も趣味でお絵描き(らくがき?)をしていたのですが、ここ5年くらいはもうサッパリ何も描いてなくて。。。
すごい作品を見たら刺激になるかなあ?

しかし入館料1800円か。。。松屋のカレーが5回も食べられるな。。。などと貧乏臭い事を考えてはいけません。勇気出してエントランスへGO!

※当日であれば何度でも出入り自由なので、隣接する公園をぐるっと散策したあと、もう一度戻って美術館のカフェで一息、なんてことも可能です。内外で1日中遊べるので、意外とオトクかも。

超リアルですが写真ではなく絵です。
当然ながら館内は撮影禁止ですが、所蔵作品の一部がチラシになっていたので、3枚並べてみました。お暇な方は、クリックして拡大してみてください。

女性、鳥の巣、ロブスターと並んでおります。非常にリアルですが写真ではありません。すべて筆と絵の具でカンバスに描かれた絵画です。

しかも縮小した印刷物では、本物(巨大です)の迫力はとても伝えきれない事が判明。例えば右のロブスターの絵とか、カンバス上では光沢を表す部分だけ厚く絵の具が盛ってあって、その陰影によってさらにリアリティが増すように作画されているのを目撃しました。チラシと見比べたけどそこまでは印刷されてない事に気付き衝撃を受ける私。
すごい、すごすぎる。

こんなディテール、さすがに画集なんかでも再現できないよね~(しょせんは4色の掛けあわせだし、救いようがない位に縮小されてるし)。本物の絵をみて初めて知った、写真を超えるほどにリアリティを追求した筆致。いままでクラシックな絵画とか見ても「ふ~ん」て感じでしたが、ここで初めて本物の絵画がもつ迫力の違いに衝撃を受けた青山です。

空中に突き出た展示室。建築も一見の価値あり
ちなみにホキ美術館は建築でも有名で、ご覧のとおり非常に斬新な外観です。なんと展示室の一部が空中に突き出しております(中にいると実感が湧かないけど、外から見てビックリ)。

館内は撮影禁止でも、建物の外観だったら撮り放題!なので、写真好きの方にもオススメできるおでかけスポットかも。

さらに、美術館のすぐ隣には広大な「昭和の森公園」が広がっており、散策まで楽しめるというナイスロケーションです。子供たちが遊ぶ原っぱやアスレチックだけでなく、山あり谷ありで自然がよく保全されています。

湿原や水鳥のいる池があるかと思ったら、九十九里浜を一望できる展望台まであり、全然退屈しません。広い公園ですが、1時間くらいかけて一周する価値アリです。うーん、2度美味しいぞホキ美術館。

というわけで感想。行ってよかった。(´ー`)
大いに刺激を受け、自分もまた絵を描いてみたくなりました。

以下、写実画鑑賞のおすすめポイント:
①写真のようにリアルな絵なので、アートに縁がない人でも理解できる。
②とても筆で描かれたとは思えない天才的な精緻さに感動できる。
③平面の絵なのに現実世界よりはるかに存在感を放っている不思議。

もし千葉が日帰り圏内だったら、ぜひ一度は訪れてほしい美術館です。絶対に目が覚めます。笑

隣接する昭和の森公園もオススメ

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2013年12月14日

雪の軽井沢ドライブ

横川SA、早朝の朝焼けとジムニー(IXY)
煮詰まってたんですねー。多分ねー。平日の派遣の仕事のほかにも、各方面からの依頼が重なって、12月いっぱいメチャクチャ忙しくなるの確定でした(まあ師走なんてそんなもんですが)。

そんなある週末、ぽっかり予定が空きました。タナボタ的に。どうする?行っちゃうか?。。。と自問自答しつつ、どこでもいいから行っちゃえーー!!!という結論に。なんか最近、お呼ばれで外出する機会は山ほどあったけど、自分の意思で行き先を決める自由旅行というのは全然やってなかった。そりゃ煮詰まりますわ。

移動手段にジムニーがあります。車中泊の装備も、雪道の準備もオッケー。行き先はどこでもよし。そう思ったら、なんとなく横川の峠の釜めしが食べたくなって、軽井沢に行くことに決めました。久々の徹夜一気走り。氷点下のSAで車中泊。寒いです。アホみたいです。無意味です。お金もかかります。でもこれは、自分がやりたいからやってること。別にアフリカまで行く必要はないんです。でもきっと、この馬鹿さ加減を失ったら、私はあまり生きている意味がない気がする。

ン十年ぶりで訪れた白糸の滝(K-30)
なんとなく向かった白糸の滝は、完全に雪のなかでした。道も風景も真っ白で、PENTAX K-30片手に向かった滝は小雪が舞っていてめちゃくちゃ寒かった。

だけど、1時間くらい現地でぼーっとしてましたね。撮影に夢中だったとかじゃなくて、ただそこに居られることが有り難くて。
何しろ自分の意思でこの別世界に来たんです。全く誰にも気兼ねしなかった訳じゃないけれど、自分にはまだこういう事ができる自由がある。それってすごい有難い事じゃないですか。

白糸の滝は、幼い頃から何度も訪れている場所です。一応滝と呼ばれてはいるけれど、実際には浅間山の地下水が湧きだした湧水で、水温は常に一定。冬も凍ることなく岩間からレースのカーテンのように湧き出し続けています。

実はここ、有料道路(300円)を通らないと来られないんですよ。なので、ドケチだった20代のバイク時代は、意地でも来なかった。何度も近くを通っていたのにね。
もしかすると、最後に来たのはやっぱり子供時代だったかも知れないな。滝は全然変わってないけど、自分はどうなんでしょう。ちと切ない。

もう一箇所、行きたかったのが鬼押出し園。だけどこちらはタッチの差で冬季閉園になったばかりでした。。。まあいいか。今回、白糸の滝に行けただけでも御の字だと思うことにします。

軽井沢といえば、横川の峠の釜めしデス(IXY)
でもって、雪景色のなか、念願だった横川の釜めしを食べました。美味しかった。なんでだろう。おかずの一つ一つは別に特別でも何でもないのに、この陶器の釜にお弁当が入っているだけで魔法がかかったように美味しく感じるんですよね。

それも多分、子供の頃に何度も感じてきた、釜めしの紐を解く時のワクワク感とリンクしているのかも知れません。

昔、釜めしを駅で買って貰った記憶があります。その後は、国道沿いの横川ドライブインに立ち寄って買うようになりました。それが、今では高速道路から降りることなく、横川SAで買える時代になっていてビックリ。便利な時代ですホントに。SAも立派になりました。手洗いでお湯が出て感動。。。って、アンタは原始人か。

今回は、白糸の滝と釜めし、たったそれだけの旅でした。だけど行っておいて本当に良かった。旅で一番大事なのは、どこへ行ったか、何を為したかではなくて、心の底から湧いてくるダイナミックなエネルギーの流れをきちんと解放できたかどうかだと思います。(今回はうまく行ったと思う)

自分がちゃんと生きているかどうか、たまにこうやって点検しないといけませんね。

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