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2013年9月29日

富士川ヒコーキ三昧

東海道新幹線@非行おじさんの操縦するセスナ172
この9月はヒコーキ関連のイベントが目白押し。非行おじさんのお誘いで、富士川の特定操縦士技能審査(いわゆるBFR:フライトレビュー)の勉強会に参加してきました。※まあ私が受けるかどうかは別として。。。(^^;)

やれ宴会でおご馳走になったり、立派な宿まで確保してもらったりで、完全におんぶにだっこ状態の青山でした。
で、翌日曜日は久々に富士川の飛行訓練を見学させて貰うことに。

非行おじさんは近々フライトレビューを受けるので、セスナ172で腕を磨いていました。ちゃっかり後席に乗らせてもらった青山はカメラ片手に空のお散歩もーど。わーいわーい

私がいまだにこうして富士川に遊びに来れるのも、非行おじさんのお陰です。甘えさせてもらってばかりですが、本当にありがたいことですね。

90代現役パイロットの淳さん。かっこよすぎる
この日はなんと!90代でもまだまだ現役、日本最高齢パイロットの淳さんも富士川に来てました。お久しぶりですお元気そうで何より(^o^)

「おお直子かー。元気にしてたか?」
って、長い間会ってなくてもファーストネームを覚えててくれる色男な淳さん。光栄だわー。

黄色いパイパーカブを操縦していつものようにグライダーの曳航をしてました。

ヒコーキつながりの先輩方は、みんな若々しくて年齢不詳な方が多いのですが、なかでも淳さんの現役度は別格です。私もあやかりたーいっ

あと、忘れちゃいけないのが超ビューティフルな機体「コメット」を自作した、マリンアート山田さん。すごいですねー。いつ見てもホントすごいですねー。

山田さんが作った超絶美しいFK-12コメット
コメットちゃん、絵になりますので何度写真撮っても飽きません。今年の正月にも、ほぼ同じアングルで撮ってますけど、よかったら見比べてやってください。

いやー、今回はエレベータのところが鏡みたいになってラダーの模様を反射してるところがしびれますね。いつ見てもハンパないわー。

もう滑走テストはバッチリらしいのですが、自作機ということで航空局がだいぶ慎重になっているらしく、なかなか飛行許可が降りないとのこと。
ずっと地上でおあずけを食らってちょっと気の毒な子ですが、その美しさから今ではファンの間でけっこう有名になってきています。

といっても富士川はグライダーの滑空場ですので、グライダーの写真もいっぱい撮ってきました。で、なんとなく気に入ったのがこの一枚。

これから飛ぶグライダー(PW-5)。滑走路まで押します。
単座機PW-5の発航前のひとこまです。一人乗りグライダーなので、操縦するのはソロで飛べる人(当たり前だよねw)。

PW-5ってオタマジャクシみたいな形をしていて、ちょっと可愛い機体なのです。
グライダーって自力では動けませんから、パイロットが乗り込んだあとは、何人かで滑走路まで押していき、ロープで曳航機パイパーと連結してから、引っ張ってもらって飛ぶ仕組みです。

これから機体を滑走路に運ぶために、みんながスタンバイしてるところです。何気ない風景ですけど、なんかいいなーって思いました。

富士川って本当に魅力的なことで溢れてますよねー。あー楽しかった!

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2013年9月20日

アクロバット競技会@福島

正ジャッジの酒井さんとスーパーデカスロンの前にて
いよいよ本番!板倉でのジャッジスクールを経て、やってきました福島のアクロバット競技会!(正式名称:第4回全日本曲技飛行競技会)

え?大丈夫ですよ、全然浮かれてなんかないですよ。だって今回はジャッジチームの一員という重大な責務がありますからね。仕事ですよ仕事。ジムニーで遠足ドライブ嬉しいな~とかこれっぽちも思ってませんよヒャッホー

いやまあ正直、ジャッジのお手伝いどころか、こういう飛行機の競技会すら初めてなので、本気で頑張らないといけません。というわけで、今回正ジャッジをつとめるタイラップ酒井さんを全力でサポートさせていただきたいと思います。(お役に立てるかどうか。。。)

このアクロバット競技会はエアショー的なものではなく、チャンピオンを目指して戦う真剣勝負の場です。各パイロットの演技は厳格に採点され、その結果は公式記録として後世に残ります。日本ではまだ黎明期にあるアクロバット競技ですが、年々そのレベル・内容ともに充実してきているそうで、今後が楽しみです。

滑走中のピッツをこんな近くで。ジャッジラインは特等席!?
4回目の開催となる今年は、難易度順に「プライマリー」「スポーツマン」「インターミディエイト」「アドバンスト」の4つのクラスが設けられました。さらに、演技(シーケンス)の内容は以下の3種類で、総合得点を競います。

ノウン(Known):事前に公表されているシーケンスで、同クラスの全員が同じ形を飛びます。練習して本番に備えることができます。

フリー(Free):選手が自分の持ち味を活かして創作するシーケンスで、個性が光ります。

アンノウン(Unknown):12時間前に初めて公表されるシーケンス。練習時間はほとんどなく、ほぼぶっつけ本番の飛行。難しそう~!!

参加選手は15人超で、これだけのプログラムを全部こなすには3日間のスケジュールでも足りないくらいなんだなー、というのが初めて分かりました。天候にも左右されるし、競技会ってホント大変!(今回は晴れてて良かったです)

手にしているのは「スポーツマン×ノウン」の採点用紙
さて、青山は幸いにもジャッジチーム(審査員)に加わえて頂いたのですが、そこは当然ながら一般立入禁止。謎に包まれたジャッジラインについて、ビギナー目線で感想を書いてみたいと思います。

前に書いたとおり、ジャッジは3人一組のチームが何組かあって、公正を期すため互いの声が聞こえない位の距離に離れて座ります。

採点用紙は各シーケンス毎に用意されてます。演技開始前に毎回アレスティ記号を頭に叩き込んでおかねばなりません。ひぃ~

実際の採点業務は想像以上に過酷!!まず、正ジャッジ(競技に精通したベテランが努めます)は、採点のためにずっと真剣に空を見上げていなければならないので、手元の紙は見れません。そこで、隣りのアシスタントがフィギュアの順番を読み上げます(空と紙を交互に見ながらなので、これも大変)。アシスタントも競技に精通している必要があり、責任も大きいので、比較的経験のある人が努めます。

私がやらせてもらったは比較的ビギナーでも務まるレコーダー(書記)です。正ジャッジが空を見上げながら、各フィギュア毎に採点とコメントを言うのですが、それを逐一、書き留める役目です。とはいえ、レコーダーも空を見て進行を確認しなければならないので、結構忙しい!あとで選手の目に触れる採点ですから、緊張します。

テイクオフ直後でこの小ささ。上空では「点」になります。
で、実際の競技なんですが、高度もそれなりにあるのでホント空の中のゴマ粒のようにしか見えないんです。それを真剣に見る必要があるのでかなり神経使います。時には機体が太陽に入ってしまって目眩ましを食らうこともあります。(こうなると採点できない)

あたりに日陰はなく、常に脱水症状と隣合わせなので、ジャッジ全員に配布されるスポーツドリンクをこまめに飲んで予防です。晴れたのは良いけど、9月の福島でも暑い。マジ暑い。

しかも、我々はずっと空を見上げているので直射日光がモロにあたります。帽子も日焼け止めも役に立たない!みるとベテランの女性陣は忍者のようなホッカムリをして美貌を守っているではありませんか!私はちょっと太陽をなめてたので、こんがり焦げました。ウフ

。。。というようなことを、3日連続でやるのがジャッジチームのお仕事だったわけです。想像以上に大変ではありましたが、ジャッジラインという特等席から演技を鑑賞できるということ、そして日本のアクロバットの歴史の1ページと共にあったことは光栄なことです。それだけで十分に報われる役目だったと思います。

ジャッジメンバーの皆さんとはディープな3日間を通じて絆が深まり、他にも、休憩時間や懇親会などで、一線で活躍されているパイロットの皆さんの話が聞ける機会も多々ありました。なんというか、私にはもったいないくらい素晴らしい環境でした。当然ながら、とても書き尽くせないほどいろいろな嬉しい事があったわけで、またチャンスがあるならぜひ参加したいです。

室屋選手のデモ飛行。こんな低い位置でこの姿勢、しかもカメラ目線。すごっ
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2013年9月14日

板倉ジャッジスクール

ジャッジスクール@板倉滑空場
突然ですが、板倉滑空場で開催されたジャッジスクールに参加してきました。

ジャッジスクールってなんのこっちゃ?という話ですが、要するにアクロバット飛行競技の審判を育成するための勉強会です。
9月に福島で大きな競技会があるんですが、ここで審判をやる人は全員受講が必須となっているそうです。
しかし、なぜ青山が突然そんな大会に。。。

「あ、あの~鐘尾さん、わたし空飛ぶ才能ゼロなんですけど、審判に入っていいんですか?」
「大丈夫よ。とにかく人材が足りないの」
「アクロバットのアの字も知らないんですが。。。」
「ジャッジスクールに参加して勉強してね」
「わかりました、行ってきます!」

。。。というわけで、右も左も分からないまま、富士川時代からお世話になっているタイラップさん(以降、酒井さんと呼びます。今はアクロバットの選手です!)に便乗して板倉滑空場へ。いや~超ベテランの酒井さんと一緒でよかった。分からない事があったら全部教えてもらおうっと。ねえねえ、背面飛行とかネガテイブGとかってなに~?

ジャッジスクール休憩中。女性パイロット多し。
今回のジャッジスクールに参加したのは15人程度でしょうか。話を聞けば皆さん、動力機・グライダー・ベテラン・訓練中問わず、ほとんど現役で飛んでらっしゃる方ばかりで。。。
「メディカル切れたまま更新してませ~ん!ウフ♡」とか言ってる私はやや場違いだったかも。。。
いや~ん。恥ずかしい~

アクロバット飛行の競技会というのは、フィギュアスケートの競技会とちょっと似てるところがあります。

1回の演技の中に、披露すべき飛行の形(フィギュア)の組み合わせがいくつかあるのですが、一つ一つの技は難易度によって分類されていて、審査員(ジャッジ)は、理想とされる飛行をもとに、減点方式で採点していくやり方です。

審査の公平を期すため、正ジャッジ(ベテラン)は5人くらいいて、それぞれの正ジャッジにサポート役が2名ずつ付くルールになっています。正ジャッジは空を見上げたまま採点するので、隣で技の順番を読み上げるアシスタントと、採点やコメントを記録するレコーダーが必要なのです。
こうしたジャッジのサポート役は勉強さえすれば誰でもなれるとのことで、経験ゼロの私でもタナボタ的に参加することができたようです!? やったーラッキー(*´∀`)

謎のアレスティ記号いっぱいの教材
ちんぷんかんぷんだったのは、無数にあるフィギュアの形と名前。。。各フィギュアはアレスティ記号と呼ばれる謎のマークで表されており、まずこの「記号」と「機体の挙動」のつながりを理解する必要があるのですが。。。正直、初心者には難しい(T_T)

なるほど、だから「ジャッジのお手伝い」であっても、ちゃんと勉強しないといけないのだな。

私のレベルだと、メジャーな記号の意味と名前をなんとか記憶に入れておく位が精一杯ですが、これが正ジャッジになると、フィギュア毎の難易度と、減点対象の挙動を全て理解していなければなりません。

ちなみに、今回お世話になった鐘尾さんと酒井さんは、もちろん正ジャッジ。それがどれだけ大変なことか、初めて垣間見せてもらったジャッジスクールでした。

そういえば、なんか理解度テストみたいのを宿題に貰ったな。。。
うーん、全然分からないから、今度酒井さんに聞けばいいや。(爆)

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2013年9月10日

PENTAX K-30がきた!

遅ればせながら、PENTAX K-30を入手しました
唯一持っていたデジタル一眼レフ、PENTAX K100Dは先の大陸横断旅行でボコボコになり、振るとなぜかカラカラ音がするように。。。。
以来、K100Dはお蔵入りとなり、一眼レフは出番ゼロになりました。

そもそも日常のスナップ写真なんかCanon IXYで十分だし、機動性だってポケットに入るコンデジのほうがいいに決まってるし。。。

しかし去年6月にPENTAX K-30が発表された時、「もし次に買うとしたらこれしかない!」と大興奮したのを覚えてます。

とにかく見た目からして、すげーカッコ良かった。使ってみたくなるデザインというか。深みのあるメタリックブルー!エッジの効いた戦闘的なデザイン!しかも防塵・防滴だなんて、すごすぎる。というか、K100Dと比べたらあらゆる機能が桁違いに洗練されているので、全ての点で文句のつけようがありません。

じゃあ今すぐ買うか!。。。とならなかったのは、やはり10万円クラスのお値段。K-30はエントリー機ではなく中堅機なので、昔のK100Dみたいに5万円とかじゃ買えなかったんですよ奥さん。
でも欲しいな~欲しいな~、と時々チラ見しながら1年以上過ごしていたら、んん?価格が7万円位に下がってきたぞ。ちょっと手が届きそうかな?よっしゃ今だ!買うた~~!!!

。。。で、やってきたのがこちら。18-135mmのレンズキットです(さらっと書いたけど、一昔前の感覚でいうとすごい倍率だと思う)。しかも、値下がりしてたお陰で、欲しかった単焦点マクロも大人買い!(35mm F2.8 Macro Limited)

単焦点マクロレンズで初めて撮った写真にびびる
どうよコレ?なんか突然、原チャリからナナハンに乗り換えたような気分じゃないですか。使いこなせるのか自分?いや、そんなことはどうでもいい。うお~、なんか写真撮りたくなってきた~!!!

そのマクロレンズでテスト撮影したのがコレ。何の変哲もないダウンシュラフですが、合焦部分を100%に拡大してビックリ!肉眼では見えない布目までしっかり写ってるではありませんか。
おぬし顕微鏡か!?

。。。このとき、ちょっと自分には過剰スペックな買い物だったかなと少し反省したのですが、。。。とにかくコンデジを遥かに超えるクォリティの写真が撮れるという事はよく分かりました。それだけでも嬉しいからいいや。

※追記: その後、K-30で撮ったマクロ写真などはこちらのブログで放出しております。お暇な方はどーぞ♪

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