トップタブ(ページ群)

2009年5月18日

日本式と米国式

今日、飛行場のベテランの人が言っていた事のなかで印象的だったのは米国式の考え方と日本式の考え方の違い。

日本は空飛ぶもの全般について基準が厳しい国です。「安全性はどうなのか。もし万一の事があった場合は誰が責任を取るのか」という論点で話が進むため、最終的には何も飛ばさないのが一番安全だ、という所に落ち着くようです。そりゃあ飛ばなければ落ちる心配はないわけで、素晴らしいアイデアだと思います。でもそれを言うならクルマもバイクも危ないですから、最終的には家から一歩も出ないのが一番安全ということになりますね。日本の偉い人は本当に頭がいいですね。

アメリカは正反対で、「やるならどうぞ自己責任でおやんなさい」だそうです。だから、誰でもヤリタイコトがあればとりあえず許可は簡単におりる。事故があっても、自己責任でやってるので、国や行政に責任取ってくれなどという話にはならないらしい。うわあ、誰も責任を取ってくれないなんてアメリカは怖いですね。だから田舎のおっちゃんが週末に自作ヒコーキでミシシッピ川の上空をクルージングして遊んだりとかいう自殺行為がおおっぴらに行われているわけですね。

こんなに安全に厳しい日本なのに、どうして日本の空はアメリカに比べて何十年も遅れてるなんて言われるんでしょう。まったく、言いがかりも甚だしいですね。

にほんブログ村 ひとりごとへ

0 件のコメント:

コメントを投稿