![オムスクで出会った3人。左からナターシャ、ナイル、リーザ](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgNXq6QUzQ5vFwmaNDCywfB7nDMjnUec9UHtxJOf-Ru3YR0pSGW5_ZBeah7heFNa3DulgYzpeSZvlVoadAGMzbFh1CmIajM7VKjJHgVhyphenhyphenH5ADZElYUDL0_8iYstERwjLGHUA5ouk36GdF_X/s320/s-IMGP5032.jpg)
待ち合わせの番地を教えてもらい、GARMINのナビを頼りにオムスクの中心街へ。。。そこで出会ったのは3人の同世代のマスコミ業界人でした。さ、さすがセルゲイさんのお友達、フツーじゃない。まずオムスク屈指のTVプロデューサー、ナイル。ロシアから一歩も出た事がないというのに英語ペラペラな美女のナターシャ。そして快く泊めてくれた愉快なジャーナリストのリーザ。
ロシアのTV業界でプロデューサーとして活躍するには、TVとは全然関係ないような雑用も含め、ありとあらゆるジャンルの経験に精通しなければならないそうです。「ナイルはオムスクで最も成功しているプロデューサーの一人なのよ」と、ナターシャ。ふとナイルを見ると、39歳とは思えない若々しさで「TVの仕事なんて全然儲からないけど、僕はこの仕事が大好きなんだ。毎日とても楽しいよ」と一言。うわー、なんて爽やかな人なんだろう。私もいつかそんな台詞を言える人になりたい!
![サラダのようなアクローシュカ。食クワスを注いで食べる](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3cboi0falhyphenhyphenGBuKGDdUdkJWm2DgM_qYluIx0eWzAoManQcesWAeI3O8XnsnPfMUmhRWDBbvD7rjCpfOPUZgFl4Fdo0UIds95npkfboXMKBVmFxUK7JwjHhxI15NJcuUPRRHW8ZMnXXagC/s320/temp.jpg)
ナターシャの素晴らしい同時通訳のおかげで、ナイルやリーザたちともたくさんおしゃべりする事が出来ました。実はナイルは画家でもあり、個展を開いたりしていることとか、リーザには一人息子がいて夏休みでキャンプに出かけている事。。。などなど。そんな3人に私のカタコトの下手くそなロシア語を披露したら、みんな大爆笑でした。これって喜んでいいのか(^_^;)
実はこの日は平日で、みんな翌日は会社で仕事があるというのに快く私を泊めさせてくれたのはびっくりです。私だけ12時ごろに先に休ませてもらったのですが、3人はその後徹夜モードで散歩したりしながら積もる話に花を咲かせていたらしく、戻ってきたのは朝4時ごろ。えええーみんな30代後半だっていうのに、行動がまるで青春の真っ只中なんですけど!ナイルとリーザは、翌朝ほとんど寝ないまま出勤していきました。いやー、自分も少し見習って青春を取り戻そう。
![ナターシャの実家の花畑にて。素晴らしい通訳に感謝!](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhakCzs_FaiZR-ojIw3SU4p0NeVLwqYtyREV-xumUV9zrE0Nf7_kGTIgUqF_SYdjED0-ZHY7dkxTP3NPahvM8QZ9pmLKOO2jNQpX66CbMFmPlInoMX4i0eI5tLosaO_bKOEM4dGSzH8-lJ2/s320/s-IMGP5038.jpg)
ロシア社会が期待する女性としての役割(結婚し出産すること)と、自分のあり方を中心に据えた自由な生き方のはざまで揺れ動く彼女。ソビエト時代の影響が色濃く残るこの国で、社会が用意したお仕着せの価値観から自分自身の価値観にシフトするのは、とても勇気のいることだと思います。だけど、ナターシャはきっと思うとおりに前進してゆくに違いありません。話を聞いていたこちらまで目が覚めてくるような感じ。
オムスクでこんなに魅力的な3人に出会えて本当に良かったです。一宿一飯の恩を超える何かを貰ったような気がします。みんな、本当にありがとう。(その後、ナイルがこんなエントリを書いてくれました)