
そうか、ミーハがヒッチハイクしてたのは、そういう壮大な計画があっての事だったのか。そんな事を思いつくなんて、すごいなあ2人とも。アレクサンドルも同じ24歳らしいけど、どんな人なんだろう。
「アレクサンドルの奴、破格なんだ。どうやら財布も携帯も持たずにヒッチハイクして、もうノボシビルスクに着いてるらしい。」「ええっ!?じゃあ今までどうやって連絡取り合ってたの?彼は今どこに滞在してるの?」「奴と連絡なんか取れないよ。共通の友達がいて、彼はそこを頼っていったらしい。しかも話によると、ノボシビルスクでバイトまで見つけて働いてるって。」「マジで!?」
アレクサンドル、恐るべし。。。
■Mariinskで道を間違える
しかし途中のMariinskという町でハプニングが。実はこの町は、西へ向かう幹線道路が3本くらいに分かれている要所なのですが、看板がちょっと不親切。今までずっと「ノボシビルスク」の表示を頼りに走ってきたのに、Mariinskに入ったとたんに「トムスク」の表示だけになってしまうのです。もちろんトムスクを経由してもノボシビルスクへは行けますが、途中にダートがある上に走行距離も余計にかかります。

ちなみに、Kemerovoは大きな町です。幹線道路(M53)も北から入って南に抜けるような形になっていますが、こちらはノボシビルスク行きの看板があちこちに立っているので、まず迷うことはないと思います。
■そしてアレクサンドルに再会
そして9時ごろ(まだ全然明るい)になってやっとノボシビルスクに到着。予想はしていましたが、イルクーツクよりも遥かに大きな町で、市街地図のない我々は到着早々道に迷います。ミーハはアレクサンドルの居場所が書かれた住所を頼りに、通りすがりの人に道を聞きまくってなんとか街の中心地へ。私は交通量の多い都市部の運転に全く不慣れで、かなりビビりながら運転してました。。。

こんな風に東西から同時にヒッチハイクして、ロシアの中央で合流するなんて、なんとも粋で大胆な計画を思いつく2人に、言い表せない感動をおぼえる私でした。私のワゴンRが遅いクルマだったせいで、ミーハのほうが到着が遅れてしまったけれども(そしてヒッチというより、ミーハ専属車両みたいな扱われ方だったけど)、こんな瞬間に立ち会えるなんて、なんだか私まで光栄です。
■セルゲイさんの豪華マンション
「

そして到着したのは、「バラダ(ひげ)」というニックネームのミュージシャン、セルゲイさんの豪華マンション。内装も電化製品もすべて極めて洗練された一流品で整えられており、私の今までの半野性的なロシアのイメージが完全にひっくり返りました。デザイナーズそのもののこだわりの内装、オール電化のキッチンに全自動洗濯機、清潔なトイレ、最新型のPCとルータ、キャノンのデジタル一眼レフ。うおおおおこれ本当にロシアかーーー!!!

御殿のようなバスルームでありがたくシャワーを浴びさせてもらい、3人で寝袋を持参して、ふかふかのソファでぐっすり休ませてもらいました。はぁ~、ここは天国だ。。。。