イルクーツクからの道のりとしては、まず1000km先のクラスノヤルスクを経由して、2000km先のノボシビルスクへ行くような形になります。しかも前半のイルクーツク~クラスノヤルスク間の1000kmは必ずしも道路状況が良いとは言えない区間があるので、簡単に整理してみたいと思います。
■7/8 イルクーツク~Tulun近郊

(1日の走行距離325km。Kuytunより少し先の森の中でキャンプ。)
■7/9 Nizhneudinsk~Ilanskiy付近

(1日の走行距離480km。Ilanskiy付近の草原の中でキャンプ。蚊が多くて大変。。。)
■7/10 カンスク~クラスノヤルスク

このカンスクの悪路バイパスのダートを最後に、クラスノヤルスクまではちゃんと舗装路が続くので安心です。というか多分、カンスク周辺がシベリア最後のダートだと思って良いと思います。
(1日の走行距離586km。Itatskiy付近のヤブの中でキャンプ。ブヨと蚊がひどく刺されまくり。)
■ワイルドなミーハ
ミーハは当然のようにほぼ一文無しだし、私もガソリン代以外は節約したい派なので、連日のように幹線道路を外れてキャンプでした。しかしこの草原地帯はどこも非常に蚊が多く、あまり快適とはいい難いかも。。。しかし彼の野生能力は素晴らしく、どんな場所でも確実に焚き火を起こします。ガスも一応持ってはいるのですが、こういう場所では焚き火のほうが煙が出て蚊除けになるのでベターです。

しかし残念ながら彼の片付け能力はゼロで、しょっちゅう食材や道具を失くしては「ナオコー、あれどこ?出して。」とか「僕の無いから君の貸して。」と私は完全に物品管理係。しまいには「ちょっとビールのお金貸して。」というのもよくあったなぁ。あのう私お酒飲めないんで君のビールの予算は本当はないんですけど。(^_^;)
ついでに言うと、ミーハは完全にヒッピー野郎で、まずクツを履きません。ぐちゃぐちゃの泥道でもいつもハダシ。しかもそのドロンコの裸足のまんまで平気で店に入ったりするもんだから、店の人の視線がなんだか冷たい。。。こんな原始人みたいな奴が、本当にサンクトペテルブルグで医者になるのか。なんだか心配だぞ。