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2010年8月2日

サマーラまでのまとめ

エカテリンブルグからモスクワ方面に行く方法はいろいろあるのですが、今回はいろいろと縁あってチェルヤビンスク~ウファ~サマーラを経由する南ルートをとることにしました。このルートのハイライトは、アジアとヨーロッパの境目であるウラル山脈越え。この間の距離は約1100kmです。(ちなみにモスクワ方面へは、他にもペルミ~カザン~ニズニノヴゴロドを経由する北ルートがあります)

■7/31 エカテリンブルグ~チェルヤビンスク~Miass付近 (約300km)
エカテリンブルグからチェルヤビンスクへの幹線道路は、まっすぐ南に向かって伸びています。距離はおよそ200km未満で、そんなに遠くありません。地図でみると一見遠回りのようですが、これがウファへのメインルートで、道は素晴らしく良いです。

GARMIN City Navigatorにチェルヤビンスクの市街地図あり。チェルヤビンスクの西側に長いバイパスがあります。このバイパスにはウファ方面の看板が出ているので迷うことはありません。これに乗ればチェルヤビンスク市街は簡単にスルーすることが出来ます。

その後、ウファ方面へひたすら走る途中に大きなヒマワリ畑が!ロシア西部にはヒマワリ油をとるための畑がたくさんあって、地平線までヒマワリが続く光景は壮観です。この日の最高気温は38℃くらい(ちょっと暑いかな)。その後、Miass付近のCafeの路肩で車中泊しました。

■8/1 Miass付近~ウラル山脈越え~ウファ (約450km)
Miassからウファ方面はずっと山道が続きます(幹線道路M5)。おおお、もしやこれがウラル山脈!? といってもアルタイ山脈のように標高が高いわけではなく、どちらかというと森林に覆われたなだらかな山々が延々と続く感じです。時々ワゴンRが全然登らないような坂道もありますが、そういう場所はだいたいカザフスタン国籍のトラックが黒煙をはきながら時速20kmくらいで頑張っていたりして、ちょっと親近感。

このエリアは観光地らしく、今までとは全然違った雰囲気です。たくさんのみやげ屋が軒を連ねており、水遊びやキャンプ道具などを売っています。GSやCafeも山ほどあって泊まる所も困りません。でも残念ながら、あまり洗練された感じじゃないかも。。。森林火災で空が霞んでいるせいで、風景もイマイチ。本当は空気が良ければ、とても風光明媚だそうです。ただ、外気温は日陰でも恐るべし45℃でした。えええウラル山脈ってこんなに暑いの!? 死ぬかも。。。

ウファまで来るともうヨーロッパ。M5はウファの南側をバイパスしており、サマーラ方面への看板に従えば簡単にスルーできます。ただ、ウファから西の道は片側3車線の高速道路状態で、今まで山ほどあったGSやCafeが一気になくなって面食らいます。ウファから150kmほど行ってやっと見つけたスタヤンカ併設のCafeで車中泊。夜でも27℃以下にはなりませんでした。ふう。

■8/2 ウファ郊外~サマーラ (約300km)
M5をさらに西へと進み、サマーラ方面が近づいてくると道は再び古いローカルな一本道になり、GSやCafeも多くなってきます。途中のOktyabrskiy付近のY字路で思いっきり道を間違えたりしましたが(GARMIN World Mapのデータ古すぎ…)、基本的にロシアでは幹線道路を外れると長距離トラックの姿を全く見かけなくなるので「うーん、もしかしてこの道間違ってる?」とイヤな予感がしたときは大体ヘンテコな所を走っている事が多いです。そういう時は速やかに地元の人を見つけて道を聞くようにしています。でないと後々のダメージが。。。

サマーラは北側にバイパスがあります(M5)。サマーラに用事のない人はここを通ればペンザまでM5で一直線です。ですが、今回はミーハのお姉さんのターニャの紹介で「サマーラに良い友達がいるから連絡してみてね」と、ヴィクトルさんの電話番号を頂きました。なので、GARMIN City Navigatorに切り替え、ヴィクトルさんの住所まで一気にナビって到着。うおおおGARMIN nuviって超便利。

※ヴィクトルさんのお宅は、都市部では珍しい一軒家でした。その模様は次のエントリで紹介したいと思います。

■ロシア西部、暑すぎるんですけど
それにしてもエカテリンブルグ以降、西へ来れば来るほど暑いのは何故!? 暑さのピークは午後4時前後で、連日のように日陰の気温がガッデムな45℃。この時間帯は思いっきり西日。この気温だとドライブは苦行となり、さながら気分は修行僧です。心頭滅却しても涼しくならないので、路肩でじっとして暑さのピークが過ぎるのを待ったりしてました。(ブログ原稿などは大体この時間に汗ダラダラで書き溜めたものです。。。)

暑さをしのぐ為、路肩で休憩するときはワゴンRの窓という窓をシェードで覆ってちょっとした小屋みたいな感じにします。マジで日本からサンシェード持ってきて良かったです。さいわい虫は全くいないので、ドア全開にして風を通せるのがせめてもの救い。それにしてもクルマだからこんな裏技が使えるけど、バイクで旅してる人は暑さから逃げようがないので大変だなあ。。。

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