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2010年8月27日

サンクトの歴史地区を観光

この日、ターニャが紹介してくれたサンクトペテルブルグ在住のカップル、セルゲイとリーザに初対面。またまた地元のエキスパートに見所満載の歴史地区をくまなく案内して貰う機会に恵まれて、本当にラッキー続きなんですけど!ていうか2人とも22歳。。。若っ!!! しかもリーザに至っては「あのーモデルさんか何かですか?」級の美女。ああもうロシア女性は本当に美しすぎてヤバイですよ。

待ち合わせはメトロ(地下鉄)のNevsky Prospect駅。この駅は有名なネフスキー大通りに面していて、サンクトペテルブルグ観光のスタートに最適です。実は2人とも働いているのですが、セルゲイはわざわざ夜の仕事が始まるまでの貴重な時間を割いてくれ、リーザは勤務中だったところを口実つくって会社を早引けしてくれたというから、本当に感謝なのです(T_T)。それでは、サンクトペテルブルグの素晴らしい名所をご紹介~。

■血の上の救世主教会
Nevsky Prospect駅を降りて一番ビックリしたのは、この壮麗な聖堂です。モスクワの聖ワシリイ大聖堂を思い出しますが、こっちの聖堂は色使いなどが非常にハイレベルでビックリ。若葉色・水色・白で塗り分けられたクールなタマネギ屋根のセンスには脱帽。これは思いつかないよ!

「血の上の。。。」なんて、なんかスゴイ名前ですが、ここはその昔、ロシア皇帝が路上でテロリストに暗殺された悲劇の場所らしい。別名はハリトリス復活大聖堂というそうです。ところが、ソビエト時代にはこの超美麗な聖堂をジャガイモの倉庫に使っていたというから、別の意味でビックリ(0_0)。こんなスゴイ建物をイモ倉庫にするなんて贅沢なこと、もっと思いつかないよ!

■カザン聖堂
もうひとつ、Nevsky Prospect駅の真ん前にドーンと建ってるのがこの巨大なカザン聖堂。なんでもサンクトペテルブルグで一番大きな教会らしい。写真では分かりにくいですが、半円型の列柱が壮麗な素晴らしい建築です。

結構歴史を感じさせる概観ですが、こちら現在でも現役バリバリのロシア正教会です。
ところが、これまたソビエト時代には「無神論博物館」なる用途に使われていたというから、当時のソビエト政府のぶっとんだ発想にはただ驚くばかり。これは日本で言うならアレか、靖国神社をマンガ博物館にします!位のガッツがないと対抗できないかも。。。

■エルミタージュ美術館
誰でも一度は聞いた事があると思われる程有名な美術館ですが、その昔は王宮だったらしい。たしかに、美術館にしては外観がゴージャスすぎるなぁと思いましたが。。。観光用なんですけど、入り口のあたりに馬車が見えます。なんか雰囲気たっぷりです。

「でも、エルミタージュ美術館に収められているのは外国のものばかりで、ロシアの美術品ではないんだよ」とセルゲイ。確かに、レオナルド・ダ・ヴィンチとかゴッホとかってロシア人じゃないなぁ。。。一度中に入ったら、とても1日では見切れないほどの量が展示されているらしいです。

■ウラジミル生神女大聖堂
ロシア正教会ではイコン(聖画)を非常に大切にしているのですが、その中でもウラジミルの聖母マリアのイコンが最もベースとなっており、その他の聖母のイコンは、これを複製したものであるとのこと。そしてこのウラジミル生神女大聖堂に収められている聖母マリアのイコンはその複製の中でも非常に正統性が高いそうです。

中を見学させて貰ったところ、金箔で彩られた立体的な聖母マリアのイコンの上に数々の宝飾品が飾ってありました。「あれは、聖母にお祈りして願いが叶った人々が、お礼として捧げた宝飾品なのよ」とリーザ。なんとも霊験あらたかなイコンを拝観できて光栄でした。

■聖イサアク大聖堂
これまたスゴイ聖堂です。巨大な柱がいっぱい立ってるんですが、これ全部、ばかでかい花崗岩(granite)から削り出した一本モノらしい。しかも、それぞれの柱をよく見ると、戦時中に攻撃を受けた傷跡がたくさん刻まれています。それだけでなく、金ピカの屋根が上空からの標的になりやすいという理由で、聖堂全体を布で覆って隠した(どんだけデカイ布なんだ)というからビックリ。

■おやつ
途中、セルゲイとリーザが休憩に連れてってくれた絶品カフェ。名前忘れたけど、ウラジミル生神女大聖堂の向かい側にあります。ココアとパイで、はぁ~極楽。。。リーザのおすすめチーズ入りとクランベリー入りの2種類を注文したのだけど、本当に美味しい。やっぱり地元の若者は良く知ってるなあ。

2人とも忙しい中、私に一日中付き添って詳しく説明してくれて本当に有難う!

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