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2010年11月19日

モーリタニアビザ情報

タンジェに着いたその日に頑張ってラバト(Rabat)まで一気走りしたのは、モーリタニア大使館の営業日に間に合わせるため!なので翌朝(木曜日)に早速モーリタニア大使館を訪れたのですが、なんと「祝日のためお休み」でした。。。orz
まあ、人生こんなもんでしょう。。。

「あのう、明日なら開きますか」と聞いたら「さあ?もしかしたら開くかも。インシャラー」ですって。超~マイペースな大使館です。

というわけで自動的にラバト連泊が決定し、結局金曜日の朝に再トライ。そしたら、早朝なのに大使館の前にオーバーランダーとおぼしきヨーロッパ旅行者の車両がずらりと並んでいて、「ももももしかして、皆さん全員ここで車中泊したんですか?」「そうだよ、昨日きたら大使館が閉まってたから俺達全員ここで車中泊したのさ」 まぢで!? フランス人、ドイツ人等の車両が軽く15台以上、総勢30人は越えてるんですけど。ヨーロッパ人強すぎる(゚Д゚)

■モーリタニアビザ取得の手続き
モロッコは連休中だったのですが、幸い金曜の朝にモーリタニア大使館が開いてくれて助かりました。路上で申請用紙が配られ、各自クルマの上で書類を記入。もちろん自分でも出来ますが、現地に英語堪能な代書屋のお兄さんがいるので(彼はいい奴)、20DH渡せば書類記入からビザ受け取りまで全て面倒見てくれます。※途中で書類に不備があってつき返された時も彼が助けてくれました。

2010年現在、1ヵ月分のビザ申請に必要なのは、パスポート、パスポートのコピー1枚、写真2枚、340DH(約31Euro)です。残念ながらビザ代は年々値上げ傾向にありますね。。。(大使館から歩いていける距離にスーパーがあって、40DHで証明写真が撮れます)

注意が必要なのは、モーリタニアビザはどういうわけか昔から申請日から一ヶ月のみ有効という形でしか発給されないという事です。これは旅行者にとって頭の痛い問題で、一旦モーリタニアビザを取得してしまうと、期限までにモーリタニアに着かなければならず、モロッコであまりゆっくり出来なくなってしまうのです。何しろラバトからモーリタニアまでは2000kmくらいあるので。。。

この日は金曜日でしたが、運良く当日の午後イチでビザが発給されました。通常は翌週の月曜日まで待たされるといいますから、今回は本当にラッキーだったと思います。というわけで私のモーリタニアビザの期限は1ヵ月後の12月18日。それまでにモーリタニア越えなきゃいけないのか。。。ふー。。。

ラバトのモーリタニア大使館の所在地:

Mauritanian Embassy in Rabat
住所:6, Rue Thami Lamdawar, Souissi, Rabat
GPS:N33°58.830 W006°49.852
※OPEN 9:00AM~ (朝イチで行けば当日中ビザ発給の可能性アリ)


■国境でのビザ取得は。。。
なお、ロンプラに「モーリタニアビザは国境で問題なく取得可能」という記述がありますが、2010年からはこの限りではありません。現在、モロッコとモーリタニアは緊張関係にあり、国境でのビザ発給は凍結されています。知らずに行った多くのヨーロッパ人バックパッカーが、国境で追い返されているようでした。

仮に国境でのビザ発給が再開されたとしても、国境で取得できるのは3日間しか有効でないトランジットビザになります。もちろん首都ヌアクショットに行けばビザ延長手続きは可能ですが、国境とヌアクショットの間には500kmの沙漠が横たわっています。3日でサハラ越えする自信がなければ、やはりラバトで事前に1ヵ月ビザを取得しておいた方が賢明だと思います。

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