
ロムのユーロ現金はさくっと両替できたのに、私が持っていたのはT/Cだったせいで、長い行列でさんざん待たされたあげく「ここではT/C扱ってません、よその銀行行ってください」と追い出され、結局3軒くらいの銀行をハシゴさせられた挙句、最後の銀行で「うちは購入証明がないとT/C両替は無理です」とトドメを刺されてしまいました。サイン入りの購入証明ならあるのに、昔と違ってレシート風に印字されていたせいで信じて貰えなかった。。。やばい、ラーユーンでこの有様だと、この先モーリタニアでのT/C両替は不可能ということか?
実はマラケシュ近辺では全く問題なくT/Cを両替できていたので、ちょっと油断してました。まずい、これは非常にまずい。手持ちのユーロ現金は900ユーロのみ。しまった、ヨーロッパにいる間にT/Cを全部ユーロに換金しておくべきだった。これは賭けですが、T/Cが全く使えないとなると、VISAのATMだけが頼みの綱です。(注:西アフリカでは未だに全くといっていいほどMasterCardが使えません)
※出発時の外貨(T/C含む)の配分についてはこちらのエントリを参照。予想と現実の違いがここに。。。
不幸中の幸いだったのは、手元にVISAのクレジットカードが一枚だけあったこと。実は日本出発時にちょうどカード更新時期だったため、MasterCardだけで日本を出発したのですが、念のため両親に頼んでコペンハーゲンのレイエの所まで新しいVISAカードを郵送して貰っていたのでした。あああ、万一の保険にお願いしておいて良かった。一応ロンプラには最近モーリタニアにもVISAのATMが設置されたと書いてあるので、これを信じて行くしかない。
銀行たらい回しに待ちくたびれたロムがあきれ顔で「そもそもT/Cそのものが時代遅れだっていうのに、君はなんで西アフリカにT/Cなんか持ってきたのさ。発展途上国ではユーロ現金が一番だよ」。。。ハイ、仰る通り。。。
T/Cの利点は盗難・紛失に強い事だと言われていますが、盗難リスクにビビるあまり換金できないT/Cを持ち歩くほどアホな事はありません。というわけでこれから西アフリカ行くひとは、がっつりユーロ現金を用意しておいた方が無難です。特にクルマ旅行者はバックパッカーと違って燃料代がバカにならないので、念のため2000~3000ユーロほどの現金があったほうが安心かも。
ああ~、前回も西アフリカでT/C両替に苦労したのに、どうして同じミスをやらかしたんだろう。超凹みまくりです。。。orz
※結論から言うと、ヌアクショットの銀行にピカピカのVISAのATMがあり、無事に現地通貨の引き出しに成功しました。VISAカードあって助かった~。未確認ですがなんとヌアディブにもATMがあるようです。また、マリの田舎のカイにもATMを2軒ほど見かけてビックリしました。以前は首都クラスの街にしか無かったATMですが、西アフリカにも少しずつVISAのATMが普及してきているようです。
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