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2010年11月18日

アフリカはGARMIN+OSMで!

モロッコ入りした初日から非常に助けられたのが、オランダのハンスに貰ったOSM(OpenStreetMap)の地図データ。このハンスお手製のSDカードをGARMINに挿せば、なんとアフリカ諸国でもカーナビが使えてしまうという超~スグレモノです!

タンジェ港を出てからずっと、OSM地図のお世話になりっぱなし。OSMの素晴らしいのは、GARMINに移植しても普通にナビゲーション機能が使えるという事です。しかも、誰かがOSMに登録してくれたウェイポイントに関しては、GSやキャンプ場など、ある程度検索することも出来て便利!(要するにGARMIN World Mapとは比べ物にならないほど高性能な地図データです)

タンジェの街を抜けてハイウェイに乗るのにも役立ちましたし、ハイウェイを降りてラバトの街で安宿探しするのにも本当に助かりました!特に勝手の分からない大都市ラバトで、もしGARMINとこのOSM地図が無かったら、今頃どうなっていたことか。。。(実は7年前にバイクでラバトを訪れた時はまんまと道に迷って、夜になっても宿が見つからず、土砂降りに遭ってびしょ濡れになり、仕方なくビーチ沿いの鼻血が出るような高級リゾートに泊まったという恐怖の想い出あり)

西アフリカの道は基本的に非常にシンプルなのですが、やはりモロッコのような準先進国の大都市となると、とてもロンプラの詳細地図でカバーしきれるものではありません。特にラバト、カサブランカ、マラケシュ、アガディールなどは意外とデカイので、宿探しをナメてかかると大変です。(他にもヌアクショット、ダカール、バマコ、アクラ等、各国の首都クラスの街も同様)

他にも、地方のエリアでキャンプ場を探したりする時も、予めネットでGPS座標の情報収集をしておいて、GARMINを使ってウェイポイント登録すれば、アフリカでもナビゲーション機能を使って一発で目的地まで辿り付くことができます。これは便利!

ただし、OSM地図は世界中のボランティアの手によって成り立っているので、決して完璧ではありません。道が繋がっていなかったり、一方通行の方向が間違っていたりという編集ミスは普通にあります。例えば5km離れたキャンプ場をナビするのに400kmも迂回させられるようだったら、どこかで道のデータ(一方通行等)がおかしいと判断して、速やかにナビを諦める事も必要です。その場合でも地図は常に表示されているので迷う心配はありません。

※逆説的ですが、OSM地図(無料)を使って旅行すると、GARMINの高価な地図データに正統な価値がある事を実感できます。OSMは基本的にネット上での表示がメインでナビ機能はおまけですが、GARMINの地図はナビ機能がメインですから上記のような編集ミスは一切ありません。(問題はGARMINがアフリカの地図を売ってないという事なんだな)

それにしても、GARMINでこのOSM地図が使えるというだけでアフリカ大陸もなんと心強いことか!!ハンス本当にありがとう!

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