真夜中に土砂降りがあって、朝目覚めたらあたり一面が水浸しで湖みたいな状態に。。。おおお砂漠でもこういう事があるのか。しかしこのあたりの道路は水はけなど全く考慮してないので、あちこちで道路が激しく水没しています。えーん、ワゴンRで水渡りするの怖いよー。
なんとかブージドゥールの水溜りゾーンをクリアできたと思ったら、今度は濃霧で前が見えません。オイオイ、ここ一応サハラ砂漠だよね?濃霧ってどういうこと?なんか信じられない天気なんですけど。。。
海岸沿いとはいえ、この地域がこんなに湿った天気になるとは驚きです。
ところでブージドゥール(Boujdour)からダクラ(Dakhla)までは360kmくらいあるので、途中で給油しなければいけません。出発して150km地点で見つけた小さなGSはガソリン無し。まぢですか!こりゃあヤバイぞと思いつつさらに走ったら、180km地点に立派なGS発見!やっと給油できて一安心。こちらは食堂付き(タジン美味)の大きなGSで、観光バスも休憩に来ています。ここまで来れば確実に給油できるという事ですね。
そこからさらに140km走って、メインロードとダクラの分岐点に到着。ここからダクラ(Dakhla)までの40kmは、西サハラのハイライトと言っても過言ではないほど美しい風景が広がっています。なんか地球離れしてるというか、月面の世界みたい。
驚いたのは、久々に訪れたダクラがいつのまにかカイトサーフィンのメッカに変身していたということです。昔は人影の無かったダクラの湾で、今では大勢のヨーロッパ人がカイトサーフィンを楽しんでいました。何やら、世界大会もここで開かれるほど有名らしい。ついでに言うと、ダクラの街そのものも7年前とは比較にならないほど巨大に発展していてビックリしました。一体何があったんだダクラ!?
■ダクラの有名キャンプ場
ダクラの有名なキャンプ場といえば、何と言ってもCamping Moussafirでしょう。ここは昔からサハラ越えの旅人が集う交差点でした。そして今でも「ダクラで会おう」といえば自動的にこのキャンプ場を指すほどです。ここに泊まるのは殆どがオーバーランダーで、サハラ越えの情報交換には最適。必ず経験豊富なヨーロッパ人旅行者に出会えます。
キャンプ代は一人あたり30DHなのが嬉しい。無料シャワーは水ですが、ダクラまで来れば暖かいので問題ありません。ホットシャワーは有料で10DH。ここは設備がそんなに素晴らしいわけではないのですが、いろんな意味で居心地良いキャンプ場です。オーナーのノルディンは陽気で非常にフレンドリー。ダクラ中心街まで7kmくらい離れていますが、車両があれば買出しには困りません。
Camping Moussafir (Dakhla)
GPS: N23°45.834 W015°54.474
★ダクラといえばココ!な定番キャンプ場。旅人の交差点。