無事にモーリタニアビザも取得できてひと安心しつつ宿に戻ったら、ちょうど日本人の夫婦がチェックインしてる所でした。久々に日本語通じて感激です!お名前はケンタローさん&さおりさん。なんとスイス在住の方だそうでビックリ。素敵~。羨ましい~。
人恋しかった私は、ラバト(Rabat)のお散歩にご一緒させて貰うことになりました。
残念ながら犠牲祭の連休の真っ只中で、店も食堂もどこも閉まっていてメディナの大通りもイマイチ活気がなかったのですが、皆で歩いて海岸まで行ったら想像以上に素晴らしい眺めでナイス!かなりの絶壁なのですが、荒波が砕け散るとてっぺんまでしぶきがかかるほどのパワーです。すごーい、ラバトってこんな所もあったんだ。
だけど、私が個人的にラバトっぽいなぁと思うのは、中心街を取り囲む巨大な褐色の城壁!青空とのコントラストが見事です。城壁の周辺には大勢の地元の人々が行き来しており、異国情緒満点でグッド。ケンタローさんはカメラマンでもあり、ローカルな人々の暮らしを巧みに撮影していました。異国の地でカメラ目線でない人々を撮影するのは難しいのですが、すごいなあ、これは才能だなあ。
「ぜひともラバトのメディナで迷子になってみたい」という話になり、あてもなく細い路地を歩いていったら早速迷子になって楽しかったです。道端の店で売ってる5DH(約50¢)のヨーグルトドリンクが意外と美味!そうこうしているうちにスーク(市場)に迷い込んで願ったり叶ったり。ここのスークはバブーシュ(スリッパのような靴)に強いのか、右も左も色とりどりのバブーシュづくしでした。値段は材質にもよりますが50~100DH(約5~9Euro)くらい。特に女性用のはお洒落な刺繍が施してあってとてもカワイイ!
最後は宿の近くのカフェに入って、モロッコ名物の美味しいミントティーを楽しみました。おおお、なんか今頃になってモロッコに来た実感が湧いてきた!? モロッコ入りしてからずっと雨模様だったのですが、2人に会った途端に青空になったのも嬉しかったです。聞けば、2人とも明日はマラケシュに向かう予定だそうで。。。「あのー、よかったらワゴンRで一緒にどうでしょう?」
ビザが手に入ったお陰で、ラバトに居座る理由がなくなりやっと自由な気分になった気がします。それでもちょっと遠回りなマラケシュに寄るかどうか迷ってたのですが、2人のお陰でマラケシュに行きたい気分が盛り上がってきた!! いやー、旅は出会いですねえ。