次のカルネ申請書類は、「車両に関する記載」と呼ばれるもので、これもJAFから届いた書類に含まれています。
こちらは保証人の実印などは要りませんが、意外とトリッキーな内容です。かなり準備が整わないと記入できないような箇所がいくつかあるので、たぶんカルネ書類のなかでは一番最初に手をつけて一番最後に仕上がる書類かも知れません。
車両重量≠総重量であるとか、車両の現在の価格は正直に1000円と書いても構わない、とかいう細かい話は、画像の中に注釈をつけてあるので、興味ある方は画像をクリックして拡大してみてください。
ちなみに国産の四輪車で旅立とうとしてる人で、一番後回しにしてはいけないのがエンジン番号の目視確認だと思います。たぶん日本のクルマの場合、すぐにコレと分かるような場所には打刻されてないはずで、整備工場でエンジン吊り上げ系のメンテナンスをするときに、メカニックの人にお願いして見せて貰うしかありません。(バイクの人は簡単に確認できるので問題なし)
あとは、なんだかんだで最後まで悩むのが常なスペアパーツリスト・パーソナルアイテムズリストの合計金額を記入する欄があります。ということは、上記のリストが完成するまでここは金額を記入できない、という事です。これも、時間がかかるもう一つの理由。
最後に、車両を外国に送り届けるのにかかる費用を書かなければなりません。今回の旅行では早いうちに稚内~サハリン航路にする!と決めたので問題ありませんでしたが、もしウラジオストク航路にしようかどうかずっと悩んでたりすると最後まで記入できません。
あと前回アフリカ旅行のときは、バイクを2台木枠につめてコンテナ船でスペインまで海上輸送しました。その場合も、海上輸送費が確定するまでこの欄は記入できない事になります。(前回の記録をみると、日新という会社の「海外引越し部」にお願いして、東京→バルセロナで15万円位だったみたいです。バイク2台とはいえ原付だったし、安いほうかも。)
※これらの合計金額はカルネ担保金の算出に使われますので、必ずJAFにチェックされます。
そんなこんなで、スケジュールを気をつけてないと怖い書類だなぁと思いました。(^^;)