ロシアへ渡るフェリーは、3月中旬の時点でハートランドフェリー(サハリン航路:稚内~コルサコフ)を使うことに決定し、すでに6/21の乗船予約も済んでいます。
ハートランドフェリーの良いところは、海上輸送だけでなくロシアの通関から何から全部面倒みてくれる事です。しかも賄賂などに頼ることなく洗練された仕組みをつかって、僅か1日で通関を終わらせてくれます。ついでに言うと、フェリー代も安くてGOOD。
ハートランドフェリー運賃:2等24800円+自動車28000円→52800円
日本側通関手数料(日通):17000円
ロシア側通関手数料(インフロート):四輪は8500RUB(約26000円)
ちなみに、もしウラジオストク航路が使えたとすると(運休なんだけど)、フェリー代だけで8万円、通関費用は固定プライスがなく不透明。賄賂だとか倉庫保管料だとかエージェント費用だとか訳のわからない費用を全部足したら15万円くらいになったという話もある位なので、この点だけを比較するとハートランドフェリーの価格設定のほうが透明度が高く安心だと思います。
※その代わり、ロシア本土へはかなり遠回りになってしまうんですが。。。
ただし、通関手続きがスムーズな秘密は、出発の何日か前に必要書類をロシア側に送ってしまうというやり方にあるらしい。ということで、乗船の10日以上前までに、所定の書類をハートランドフェリーに提出しなければなりません。
■一時輸出入車輌申込用紙
たかが乗船書類とあなどることなかれ。。。
これを記入するのがまた面倒だったりします。特に国産の四輪車。エンジン番号は簡単には見つからないかも知れません。後回しはヤバイと思います。(^^;)
あとは国際ナンバープレートの番号とか。これは実際にナンバーを入手する前でも、ピンク色の登録証書があれば記入できます。登録証書は超重要書類なので、早めに陸運に行って貰ってきましょう。
■行程表
一方、こちらはロシア国内での旅行計画書みたいなものを書かなければなりません。内容を見ると、まるで観光ビザの人を対象にしているかのような印象ですが。。。
比較的移動が自由なビジネスビザで渡航する人にとっては、「何月何日に○○に到着」などといちいち書かされるのはちょっと戸惑うかも。まあ、これもたぶん書類を作成することに意義があるのであって、完璧なスケジュールを作ろうと悩む必要はないと判断しました。
というわけで、ロシア入国日と出国日をビザの有効期限めいっぱいに書いた他は、かなりテキトーです。だって、実際どうなるかなんて走ってみるまで本当に分からないんだもん。。。
■その他
上記以外にも、以下のものが必要です。
・パスポートコピー
・ロシアビザコピー
・自動車検査証コピー
・登録証書コピー
・国際運転免許証コピー
これらの書類はFAXか郵送してくださいとの事でしたが、スキャンした画像を担当の人にメールで送っても受理して貰えるので大丈夫です。(いつもどおり、150dpiのjpg画像でやりました)
便利な世の中になりましたね~。