トップタブ(ページ群)

2010年7月21日

大天使ミカエルのお守り

帰り道2日目。朝からひたすらノボシビルスクへの戻り道を走ります。アルタイの美しい山岳地帯も終わってしまい、ただ平原の中を走るだけ。来るときはこの平原だって花盛りで素敵~!とか思ってたのに、一度アルタイの風景を知ってしまうと他のものはすべてフツーに見えてしまうのは何故。。。

頑張った甲斐あって、夕方ごろにノボシビルスク手前60kmのIskitimという町へ着きました。アレクサンドルがここで降ろして欲しいと言います。「Iskitimに用事があるの?」「うん、ここのお医者さんと約束があって」「えっ、そんな元気そうなのに、どこか悪いの?」「1年くらい前からお腹がちょっとね。。。お医者さんと言っても、身体のエネルギーを治す伝統療法のお医者さんに診て貰うんだ」「えーっ?ロシアにそんな療法があるの?」「うん、僕も初めて会う人だけど」

そしてIskitimの町をウロウロしてやっと着いたのは普通の団地の普通のお宅。迎えてくれたのはルドヴィーナというおばあさんで「ようこそいらっしゃい、さあボルシチでもおあがり」と、いきなりご馳走してくれました。えええっ?もしかして伝統療法ってこの人が?

アレクサンドルが別室で診てもらっている間、私とミーハは台所であれこれご馳走になりながら、ルドヴィーナのお孫さんと遊んでいました。しばらくするとアレクサンドルが戻ってきて、「あのねナオコ、ルドヴィーナが君も診てくれるって。行っておいで」
ええええ?私まで診てくれるの??

びっくりしつつリビングルームへ行くと、ルドヴィーナが微笑みながら「はいはい、そこへ腰掛けて目を閉じてちょうだい」というような事を言っています。言われたとおり目を閉じると、何やらお祈りを唱えながら、私の身体のあちこちに手をかざしてくれているようでした。なんだかホワーンとした気分に。

それが済むと、何かいろいろと私に教えてくれるのですが、ロシア語なのでさっぱり。。。でも、ミーハの通訳によると「もう大丈夫、自分自身でやっていける準備が出来ているわよ」とのこと。そしてルドヴィーナは、天使の描かれた一枚のお守りを私に差し出して「大天使ミカエルのお守りですよ。あなたを守ってくれるでしょう。」

えっ?どういうこと?それに大天使ミカエルのお守りって。。。。ふと、ミーハの本名がミハイユ(ミカエル)だった事を思い出し。。。お守りが手に入った代わりに、なんとなく近いうちにミーハが去ってしまう予感がしました。

ルドヴィーナはさらに「大天使ミカエルのお祈りがあるのよ。英語訳のお祈りを書き写していくといいわ。朝に晩に、いつでもお祈りを唱えてちょうだいね。きっとご加護があるでしょう」そう言って、祈りの言葉を写させてくれました。
なぜか彼女は他にもいろいろと、私がミーハにも話していない事まで知っているようでした。本当に不思議なひとです。

初対面の我々3人を自宅でごちそうして、身体を診てくれて、お守りまでくれて、お医者さんだって聞いてたのに全て無料。
ロシアには、忘れ去られた何かが、いまだ息づいている気がしてなりません。

※下にそのお祈りを転載します。興味ある方はどうぞ。

LIGHT'S PROTECTION

Light's protection manifest -
Holy brotherhood in white,
Light of God that never fails,
Keep us in thy perfect sight!

I AM, I AM, I AM, protection's mighty power,
I AM, I AM, I AM, guarded every hour,
I AM, I AM, I AM, perfection's mighty shower,
Manifest, manifest, manifest!

Lord Michael, mighty and true,
Guard us with thy sword of blue,
Keep us centered in the Light's
Blazing armor shining bright!

Around us blaze thy sword of faith -
Mighty power of holy grace,
I AM invincible protection always,
pouring from thy dazzling rays!

にほんブログ村 ひとりごとへにほんブログ村 大陸横断・大陸縦断へ